竹取物語17
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ㅁㅁ | 6028 | A++ | 6.3 | 95.5% | 317.8 | 2009 | 93 | 33 | 2024/11/04 |
2 | りく | 5545 | A | 5.7 | 96.3% | 354.9 | 2046 | 78 | 33 | 2024/11/18 |
3 | ばぼじま | 5163 | B+ | 5.3 | 96.2% | 372.6 | 2001 | 77 | 33 | 2024/11/06 |
4 | もっちゃん先生 | 4908 | B | 5.2 | 94.6% | 386.1 | 2008 | 113 | 33 | 2024/11/08 |
5 | どもしろです | 4904 | B | 5.4 | 91.2% | 370.3 | 2008 | 192 | 33 | 2024/11/05 |
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問題文
(このないしなかとみのふさこがきゅうちゅうにかえってから、おきなのいえでのけいいをもうしあげた。)
この内侍中臣房子が宮中に帰ってから、翁の家での経緯を申し上げた。
(みかどはそれをきかれて、「おおくのおとこをころしたというごうじょうなせいかくなだけの)
帝はそれを聞かれて、「多くの男を殺したという強情な性格なだけの
(ことはあるな。」とおっしゃってそのばをおさめた。だが、やはりかぐやひめのことを)
ことはあるな。」と仰ってその場を収めた。だが、やはりかぐや姫のことを
(わすれることができず、「このおんなのぼうりゃくにまけてあきらめてたまるか。」)
忘れることができず、「この女の謀略に負けて諦めてたまるか。」
(とおもって、たけとりのおきなにこうめいれいした。)
と思って、竹取の翁にこう命令した。
(「おまえがそだてているかぐやひめをさしだせ。ようしがひじょうにうつくしいという)
「お前が育てているかぐや姫を差し出せ。容姿が非常に美しいという
(うわさをきいて、めしいだしのししゃをつかわしたのだが、そのかいもなく)
噂を聞いて、召し出しの使者を遣わしたのだが、その甲斐もなく
(あうことができなかった。このようなたいまんなじょうたいはあらためるべきである。」)
会うことができなかった。このような怠慢な状態は改めるべきである。」
(とおっしゃった。おきなはきょうしゅくして、「わたしたちのようちなむすめは、まるでみやづかえをするきが)
と仰った。翁は恐縮して、「私たちの幼稚な娘は、まるで宮仕えをする気が
(ありませんので、わたしたちもてこずっております。そんなじょうきょうですが、)
ありませんので、私たちも手こずっております。そんな状況ですが、
(かえってみかどのごめいれいをかぐやひめにつたえてきかせましょう。」とへんじをもうしあげた。)
帰って帝のご命令をかぐや姫に伝えて聞かせましょう。」と返事を申し上げた。
(これをきいたみかどは、「おまえがそだててきたのにどうしていうことを)
これを聞いた帝は、「お前が育ててきたのにどうして言う事を
(きかせられないのか。もしわたしのもとにさしだすことができれば、おまえに)
聞かせられないのか。もし私の元に差し出すことができれば、お前に
(5いいじょうのかんいのきぞくだけがかぶれるかんむりと、そのちいをあたえてやる。」)
五位以上の官位の貴族だけがかぶれる冠と、その地位を与えてやる。」
(とおっしゃった。)
と仰った。
(おきなはよろこんでいえにかえって、かぐやひめに)
翁は喜んで家に帰って、かぐや姫に
(「このようにみかどはおっしゃってくださっているのだ。それでもおまえはみやづかえを)
「このように帝は仰って下さっているのだ。それでもお前は宮仕えを
(したくないというのかい。」というと、)
したくないと言うのかい。」と言うと、
(ひめは「まったくそのようなみやづかえをしたいとはおもわないのに、むりやりにみやづかえを)
姫は「全くそのような宮仕えをしたいとは思わないのに、無理矢理に宮仕えを
(させるというのならわたしはきえさってしまいたいとおもいます。)
させるというのなら私は消え去ってしまいたいと思います。
(あなたにかんいとかんむりがさずけられるようにきゅうちゅうにつかえたあとでしぬだけのことです。」)
あなたに官位と冠が授けられるように宮中に仕えた後で死ぬだけの事です。」
(とこたえた。)
と答えた。
(おきなはとまどい、「そこまでいうならやめなさい。かんいがあっても、)
翁は戸惑い、「そこまで言うならやめなさい。官位があっても、
(わがこをみることができないというのであれば、いったいなんのやくにたつだろうか。)
我が子を見ることができないというのであれば、一体何の役に立つだろうか。
(そうはいっても、どうしてそこまでみやづかえをいやがるのだ。)
そうは言っても、どうしてそこまで宮仕えを嫌がるのだ。
(しななければならないほどのりゆうがあるようにはおもえないが。」といった。)
死ななければならないほどの理由があるようには思えないが。」と言った。
(ひめが「まだわたしのいうことがうそだとおもうのなら、いちどみやづかえをさせてみて、)
姫が「まだ私の言うことが嘘だと思うのなら、一度宮仕えをさせてみて、
(しぬかどうかをみてみてください。わたしはおおくのだんせいのねっしんなきゅうこんを)
死ぬかどうかを見てみて下さい。私は多くの男性の熱心な求婚を
(ことごとくことわってきたのです。それなのに、きのうきょうで、みかどがおっしゃっていることに)
ことごとく断ってきたのです。それなのに、昨日今日で、帝が仰っている事に
(したがってしまったら、せけんからげんきんなおんなだとおもわれます。」というと、)
従ってしまったら、世間から現金な女だと思われます。」と言うと、
(おきなは「せけんのはんのうはどんなものであろうとかまわないが、)
翁は「世間の反応はどんなものであろうと構わないが、
(ひめのいのちにきけんがあるということだけが、わしにとってのおおきなきがかりである。)
姫の命に危険があるということだけが、わしにとっての大きな気がかりである。
(やはりみやづかえはできないということをいってもうしあげよう。」といった。)
やはり宮仕えはできないということを行って申し上げよう。」と言った。