竹取物語22
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ㅁㅁ | 6277 | S | 6.5 | 96.3% | 300.9 | 1963 | 74 | 31 | 2024/11/04 |
2 | ばぼじま | 5214 | B+ | 5.4 | 96.0% | 359.4 | 1955 | 81 | 31 | 2024/11/06 |
3 | どもしろです | 4974 | B | 5.5 | 90.1% | 352.2 | 1967 | 215 | 31 | 2024/11/05 |
4 | もっちゃん先生 | 4811 | B | 5.0 | 96.2% | 393.0 | 1967 | 76 | 31 | 2024/11/10 |
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問題文
(ししゃはきゅうちゅうにかえっておきなのようすをみかどにつたえ、おきなのことばをほうこくすると、)
使者は宮中に帰って翁の様子を帝に伝え、翁の言葉を報告すると、
(それをきいたみかどはおっしゃった。)
それを聞いた帝は仰った。
(「わたしなどはひとめみただけでかぐやひめのことをおもうきもちがわすれられないのに、)
「私などは一目見ただけでかぐや姫のことを思う気持ちが忘れられないのに、
(ずっといっしょにせいかつしてみなれているかぐやひめをつきのみやこのひとびとに)
ずっと一緒に生活して見慣れているかぐや姫を月の都の人々に
(やってしまうということは、どんなにつらいおもいだろうか。」)
やってしまうということは、どんなにつらい思いだろうか。」
(8がつの15にちに、みかどはしょかんちょうのやくにんにめいじて、ちょくしとして)
八月の十五日に、帝は諸官庁の役人に命じて、勅者として
(このえのしょうしょうのこうやのたいこくをにんめいし、ろくえ(このえしだん)のへいしをあわせて)
近衛少将の高野大国を任命し、六衛(近衛師団)の兵士を合わせて
(にせんにんのひとびとを、たけとりのやしきへとはけんした。やしきにとうちゃくすると、)
二千人の人々を、竹取の屋敷へと派遣した。屋敷に到着すると、
(どべいのうえにせんにん、やねのうえにせんにんをはいちし、おおぜいのやしきのしようにんたちをあわせて)
土塀の上に千人、屋根の上に千人を配置し、大勢の屋敷の使用人たちを合わせて
(わずかなすきもないようにまもりをかためた。このしようにんたちもゆみやをもってぶそうし、)
わずかな隙もないように守りを固めた。この使用人たちも弓矢を持って武装し、
(いえのなかではかぐやひめのちかくにじじょたちがみはりばんとなってまもっていた。)
家の中ではかぐや姫の近くに侍女たちが見張り番となって守っていた。
(おうなは、ものおきべやのなかでかぐやひめをだきかかえてすわっていた。)
媼は、物置部屋の中でかぐや姫を抱きかかえて座っていた。
(おきなも、そのへやのとをしっかりとしめてとぐちをまもるようにすわっている。)
翁も、その部屋の戸をしっかりと締めて戸口を守るように座っている。
(おきなが、「これほどげんじゅうにまもっているのであれば、てんのくにのひとびとにも)
翁が、「これほど厳重に守っているのであれば、天の国の人々にも
(まけないだろう。」といい、やねのうえにいるひとびとにたいして、)
負けないだろう。」と言い、屋根の上にいる人々に対して、
(「すこしでもよぞらになにかがとんだならば、すぐにゆみやでしゃさつしてください。」)
「少しでも夜空に何かが飛んだならば、すぐに弓矢で射殺して下さい。」
(といった。やねのうえでまもっているひとたちは、)
と言った。屋根の上で守っている人たちは、
(「これほどげんじゅうにまもっているところに、こうもり1ぴきでもとんでくれば、)
「これほど厳重に守っているところに、コウモリ一匹でも飛んでくれば、
(ただちにゆみやでしゃさつして、みせしめにそとにさらしてやろうとおもっています。」)
ただちに弓矢で射殺して、見せしめに外に晒してやろうと思っています。」
(とこたえた。おきなはこのへんじをきいて、たのもしくおもっていた。)
と答えた。翁はこの返事を聞いて、頼もしく思っていた。
(このおきなとへいしのはなしをきいて、かぐやひめは、)
この翁と兵士の話を聞いて、かぐや姫は、
(「わたしをものおきべやのなかにかくしてぼうせんするさくせんをたてたとしても、)
「私を物置部屋の中に隠して防戦する作戦を立てたとしても、
(あのつきのくにのひととは、まともにたたかうことはできないでしょう。)
あの月の国の人とは、まともに戦うことはできないでしょう。
(ゆみやでいることができないのです。このようにわたしをげんじゅうにとじこめていても、)
弓矢で射ることができないのです。このように私を厳重に閉じ込めていても、
(あのつきのくにのひとがやってきたら、すべてとがあいてしまうでしょう。)
あの月の国の人がやって来たら、全て戸が開いてしまうでしょう。
(いくらあいてとたたかおうとしても、つきのくにのひとがきたら、いさましいたたかうこころを)
いくら相手と戦おうとしても、月の国の人が来たら、勇ましい戦う心を
(はっきできるひとも、ひとりもいなくなるでしょう。」といった。)
発揮できる人も、一人もいなくなるでしょう。」と言った。
(おきなは、「むかえにやってくるてんじんを、ながいつめでめだまをつかんでつぶしてやる。)
翁は、「迎えにやって来る天人を、長い爪で目玉をつかんで潰してやる。
(あいてのかみをつかんで、そらからひきずりおとしてやる。そのしりをださせて、)
相手の髪を掴んで、空から引きずり落としてやる。その尻を出させて、
(ここにいるちょうていのへいしたちにみせて、はじをかかせてやろう。」)
ここにいる朝廷の兵士たちに見せて、恥をかかせてやろう。」
(といかりくるいながらいった。)
と怒り狂いながら言った。