怖い話 鏡の中のナナちゃん1

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プレイ回数2784難易度(4.5) 2317打 長文
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ヨーメイ 6309 S 6.5 96.2% 352.8 2317 91 42 2024/09/28
2 なり 4913 B 5.2 94.4% 443.9 2317 136 42 2024/09/29
3 kei 4818 B 5.0 95.4% 456.8 2310 109 42 2024/09/30
4 Shion 3780 D++ 3.8 98.4% 624.2 2397 37 42 2024/10/05
5 上野時生 3510 D+ 4.0 88.1% 571.4 2316 310 42 2024/09/30

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問題文

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(わたしはおさないころひとりでいることのおおいこどもでした)

私は幼い頃一人でいる事の多い子供でした

(じっかはいなかのふるいいえでまわりにはとしのちかいこどもはだれもいませんでした)

実家は田舎の古い家で周りには歳の近い子供は誰もいませんでした

(おとうとがひとりいたのですが まだちいさかったのでいっしょにあそぶというかんじでは)

弟が一人いたのですが まだ小さかったので一緒に遊ぶという感じでは

(ありませんでした ちちもははもそふもおとうとがうまれてからいぜんほどわたしをかまって)

ありませんでした 父も母も祖父も弟が生まれてから以前ほど私をかまって

(くれなくなってすこしさびしかったのだとおもいます)

くれなくなって少し寂しかったのだと思います

(とにかくそのころのわたしはひとりあそびをするひびをおくっていました)

とにかくその頃の私は一人遊びをする日々を送っていました

(わたしのいえはふるいいなかづくりのいえでちいさなへやがたくさんありました)

私の家は古い田舎造りの家で小さな部屋がたくさんありました

(なんせいのすみにはなんどがあり ふるいどうぐやこものがおさめられていました)

南西の隅には納戸があり 古い道具や小物が納められていました

(そのなんどにはいってはしまってあるしなじなをおもちゃかわりにしてあそぶのが)

その納戸に入っては仕舞ってある品々をオモチャ代わりにして遊ぶのが

(とうじのわたしのたのしみでした そのかがみをみつけたのがいつのことだったのかは)

当時の私の楽しみでした その鏡を見つけたのがいつのことだったのかは

(はっきりしません もともとてかがみだったようなのですが わたしがみつけたときは)

ハッキリしません もともと手鏡だったようなのですが 私が見つけたときは

(わくもえもないむきだしのまるいかがみでした かなりふるそうなものでしたが)

枠も柄も無いむき出しの丸い鏡でした かなり古そうなものでしたが

(さびやくもりがほとんどなくきれいにうつりました)

サビや曇りが殆ど無く綺麗に映りました

(そして これもいつごろだったのかよくおぼえていないのですが)

そして これもいつ頃だったのか良く憶えていないのですが

(あるとき そのかがみをのぞくとわたしのはいごにみしらぬおんなのこがうつっていました)

ある時 その鏡を覗くと私の背後に見知らぬ女の子が映っていました

(おどろいてふりかえりましたが もちろんわたしのうしろにおんなのこなどいません)

驚いて振り返りましたが もちろん私の後ろに女の子など居ません

(どうやらそのこはかがみのなかだけにいるようです)

どうやらその子は鏡の中だけにいるようです

(ふしぎにおもいましたが こわくはありませんでした)

不思議に思いましたが 怖くはありませんでした

(いろじろでかみのながいおんなのこでした)

色白で髪の長い女の子でした

(そのこはかがみにうつるわたしのかたごしにこっちをみてにっこりとわらいました)

その子は鏡に写る私の肩ごしにこっちを見てニッコリと笑いました

など

(こんにちは)

こんにちは

(やがてわたしたちははなしをかわすようになりました)

やがて私たちは話を交わすようになりました

(わたしはかのじょのことをななちゃんとよんでいました)

私は彼女の事をナナちゃんと呼んでいました

(りょうしんは なんどにこもりかがみにむかってなにごとかしゃべっているわたしをみて)

両親は 納戸にこもり鏡に向かって何ごとか喋っている私を見て

(きみわるくおもったようですが かがみをとりあげるようなことはしませんでした)

気味悪く思ったようですが 鏡を取り上げるような事はしませんでした

(それにおとなたちにはななちゃんはみえないようでした)

それに大人達にはナナちゃんは見えないようでした

(あるひわたしはななちゃんに)

ある日私はナナちゃんに

(いっしょにあそぶともだちがいなくてさびしい というようなことをはなしました)

一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい というようなことを話しました

(するとななちゃんは こっちへきてわたしとあそべばいい)

するとナナちゃんは こっちへ来て私と遊べばいい

(といってくれました)

と言ってくれました

(しかしわたしがどうやってそっちにいったらいいの?ときくと)

しかし私がどうやってそっちに行ったらいいの?と聞くと

(ななちゃんはこまったようなかおになって わからない)

ナナちゃんは困ったような顔になって わからない

(とこたえました そのうちななちゃんが ・・・きいてみる)

と答えました そのうちナナちゃんが ・・・聞いてみる

(とこごえでいいたしました わたしはだれにきくのかしりたかったのですが)

と小声で言い足しました 私は誰に聞くのか知りたかったのですが

(なんとなくきいてはいけないようなきがしてだまっていました)

何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました

(それからなんにちかたったあるひ ななちゃんがうれしそうにいいました)

それから何日か経ったある日 ナナちゃんが嬉しそうに言いました

(こっちへこれるほうほうがわかったの!わたしといっしょにこっちであそぼう)

こっちへ来れる方法がわかったの!私と一緒にこっちで遊ぼう

(わたしはうれしくなりましたが いつもりょうしんに でかけるときはそふかははへそうだんしなさい)

私は嬉しくなりましたが いつも両親に 出かける時は祖父か母へ相談しなさい

(といいきかされていたので おかあさんにきいてくる とこたえました)

と言い聞かされていたので お母さんに聞いてくる と答えました

(するとななちゃんはまたすこしこまったかおになって)

するとナナちゃんはまた少し困った顔になって

(このことはだれにもはなしてはいけない はなしたらたいへんなことになる)

このことは誰にも話してはいけない 話したら大変なことになる

(もうあえなくなるかもしれない というようなことをいいました)

もう会えなくなるかもしれない というような事を言いました

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