一塊の土 4/4
関連タイピング
-
長文を打つ練習ができます。
プレイ回数38万 長文786打 -
30秒でどこまで打てるのか?全部打てたらチーター!!
プレイ回数2681 歌詞30秒 -
打ち切れたら天才だ
プレイ回数3.6万 歌詞540打 -
プレイ回数2549 長文1279打
-
めっちゃいい曲....
プレイ回数5.1万 歌詞かな200打 -
集中力系です!ちょっと難しめですっ!
プレイ回数462 長文1180打 -
テトリスのサビだけを30秒で打て!!!!!!!!!!
プレイ回数6170 歌詞かな30秒 -
テトリスサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ回数19万 歌詞かな167打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(おすみはおもわずめをひらいた。まごはかのじょのすぐとなりにたあいのないねがおをあおむけていた。)
お住は思はず目を開いた。孫は彼女のすぐ隣に多愛のない寝顔を仰向けてゐた。
(おすみはそのねがおをみているうちにだんだんこういう
かのじょじしんをなさけないにんげんにかんじ)
お住はその寝顔を見てゐるうちにだんだんかう云ふ彼女自身を情ない人間に感じ
(だした。どうじにまたかのじょとあくえんをむすんだせがれのにたろうやよめのおたみもなさけないにんげんにかんじ)
出した。同時に又彼女と悪縁を結んだ倅の仁太郎や嫁のお民も情ない人間に感じ
(だした。そのへんかはみるみるくねんかんのにくしみやいかりをおしながした。いや、)
出した。その変化は見る見る九年間の憎しみや怒りを押し流した。いや、
(かのじょをなぐさめていたしょうらいのこうふくさえおしながした。かれらおやこはさんにんともことごとくなさけない)
彼女を慰めてゐた将来の幸福さへ押し流した。彼等親子は三人とも悉く情ない
(にんげんだった。が、そのなかにたったひとりいきはじをさらしたかのじょじしんはもっともなさけないにんげん)
人間だつた。が、その中にたつた一人生恥を曝した彼女自身は最も情ない人間
(だった。「おたみ、おまえなぜしんでしまっただ?」ーーおすみはわれしらずくちのうちに)
だつた。「お民、お前なぜ死んでしまつただ?」ーーお住は我知らず口のうちに
(こうしんぼとけへはなしかけた。するときゅうにとめどもなしにぽたぽたなみだがこぼれ)
かう新仏へ話しかけた。すると急にとめどもなしにぽたぽた涙がこぼれ
(はじめた。・・・・・・)
はじめた。……
(おすみはよじをきいたあと、やっとひろうしたねむりにはいった。しかしもうそのときには)
お住は四時を聞いた後、やつと疲労した眠りにはひつた。しかしもうその時には
(このいっかのかややねのそらもひややかにあかつきをむかえだしていた。・・・・・・)
この一家の茅屋根の空も冷やかに暁を迎へ出してゐた。……