双子 井荷麻奈実
おおよそ、右の歌詞→左の歌詞の順に並んでいます。
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歌詞(問題文)
(なにごとにもきっかけがある。きみのばあいそれはたんなるこうきしんだった。)
(右)何事にもきっかけがある。君の場合それは単なる好奇心だった。
(きみとのであいはいつだっただろう?)
君との出会いはいつだっただろう?
(ながいつきあいになるとはきみもおもわなかっただろう。)
長い付き合いになるとは君も思わなかっただろう。
(みちのがいとうのひとつひとつがまだしんせんにみえたよる、)
道の街灯のひとつひとつがまだ新鮮に見えた夜、
(きみはじったいのそんざいしないもくひょうをおいかけつづける。)
君は実体の存在しない目標を追いかけ続ける。
(ちせいとじょうねつとすとーりーのかたまり。うたとはそういうものだ。)
知性と情熱とストーリーの塊。歌とはそういうものだ。
(せかいはきみにほほえんでいる。)
世界は君に微笑んでいる。
(りそうきょうをさすらしんのはりは、わたしというばいたいときみのいしとでつくられるものだ。)
理想郷を指す羅針の針は、私という媒体と君の意思とで作られるものだ。
(いちまつのふるえごえがほしぞらをいろどった、あくなきたびじにはなたばを。)
一抹の震え声が星空を彩った、飽く無き旅路に花束を。
(りそうというものはりんかくがあいまいだが、それがわるいきはしなかった。)
(左)理想というものは輪郭が曖昧だが、それが悪い気はしなかった。
(それはさながらのはらでかぜをつかむようなもので、)
それはさながら野原で風を掴むようなもので、
(ときにちゅういぶかくきょうみのみなもとをさぐっていた。)
時に注意深く興味の源を探っていた。
(ただそこにはじゆうがあった。ひらかれたとびらはひょうげんにいろどりをあたえてくれた。)
ただそこには自由があった。開かれた扉は表現に彩りを与えてくれた。
(つぎのいきさきはどこにしよう。もくてきちではきっとしゅくふくがまっているだろう。)
次の行先はどこにしよう。目的地では屹度祝福が待っているだろう。
(さけぶことばはちりとどうぎか、あのひのきみはくるしんでいた。)
(右)叫ぶ言葉は塵と同義か、あの日の君は苦しんでいた。
(しんじょうのことなるはばつ、いばしょのつかめないあくいはたしかにそんざいする。)
信条の異なる派閥、居場所の掴めない悪意は確かに存在する。
(わたしになにができるの?)
私に何ができるの?
(けんそうがあすふぁるとにこびりついたなつのひ、)
喧騒がアスファルトにこびり付いた夏の日、
(わたしですらかつてのわたしではなくなっていた。)
私ですらかつての私では無くなっていた。
(はばかれるものがゆうほしていること、さいしょにきづくべきだったんだ。)
憚れるモノが遊歩していること、最初に気付くべきだったんだ。
(だれかがきみのいのちをねらっている。)
誰かが君の命を狙っている。
(つうしんとぜつのしらぶるのまえで、わたしというかたりべはしさくをめぐらせた。)
通信途絶のシラブルの前で、私という解読者(かたりべ)は思索を巡らせた。
(ももいろのみやげをおくるでんしょばとに、あくなきいのりをつづけよう。)
百色(ももいろ)の土産を送る伝書鳩に、飽く無き祷(いのり)を続けよう。
(ねがわくば、それがひとならざるものとしんじたかった。)
(左)願わくば、それが人ならざるものと信じたかった。
(まだしゅうふくできるうちに。)
まだ修復できるうちに。
(それはさながらいしきのしゅうごうだ。みずからがうごかせるてかずにはかぎりがある。)
それはさながら意識の集合だ。自らが動かせる手数には限りがある。
(しんらいはこのせかいでぜつぼうしないためのゆいいつのいとだ、いまさらのりかいだった。)
信頼はこの世界で絶望しないための唯一の糸だ、今更の理解だった。
(むりょくというなのかたりべは、これからなにをかてとしていきるのだろう?)
無力という名の操縦者(かたりべ)は、これから何を糧として生きるのだろう?
(あるきはじめたきみのよこがおには、まだまよいがのこっている。)
(左)歩き始めた君の横顔には、まだ迷いが残っている。
(びょうぶにえがいたじこぼうえいでもいい。ここでさいごにわらえばいいの!)
屏風に描いた自己防衛でもいい。此処で最後に笑えばいいの!
(せかいはきみにほほえんでいる。)
(左)世界は君に微笑んでいる。
(りそうきょうをさすらしんのはりは、わたしというばいたいときみのいしとでつくられるものだ。)
理想郷を指す羅針の針は、私という媒体と君の意思とで作られるものだ。
(いちまつのふるえごえがほしぞらをいろどった、きみののこしたきせきをかたろう。)
一抹の震え声が星空を彩った、君の残した軌跡を語ろう。
(ひとひらのうたごえがかこにひびいた。)
ひとひらの歌声が過去に響いた。
(あくなきたびじにはなたばを。)
飽く無き旅路に花束を。
(ひらかれたとびらはひょうげんにいろどりをあたえてくれた。)
(右)開かれた扉は表現に彩りを与えてくれた。
(つぎのいきさきはどこにしよう。もくてきちではきっとしゅくふくがまっているだろう。)
次の行先はどこにしよう。目的地では屹度祝福が待っているだろう。