そうめんの話
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Shion | 3059 | E++ | 3.1 | 96.3% | 525.2 | 1670 | 63 | 37 | 2024/10/05 |
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問題文
(これはかいだんじゃないがはなしておかなくてはならない。)
これは怪談じゃないが話しておかなくてはならない。
(ぼくのおかるとどうのししょうが、きゅうにさーくるにかおをださなくなった。)
僕のオカルト道の師匠が、急にサークルに顔を出さなくなった。
(ししょうのどうきのせんぱいがいうにはだいがくにもきてないとのこと。)
師匠の同期の先輩がいうには大学にも来てないとのこと。
(しんぱいになってぼくはししょうのいえにちょくせついってみた。)
心配になって僕は師匠の家に直接いってみた。
(するとあんのじょうかぎがあいていたのでのっくしてのりこむと)
すると案の定鍵が開いていたのでノックして乗り込むと
(げっそりしたししょうがふとんにねている。)
ゲッソリした師匠が布団に寝ている。
(はなしをきいてみると「しょくよくがなくてもういっしゅうかんそうめんしかたべてない」)
話を聞いてみると「食欲が無くてもう1週間そうめんしか食べてない」
(そりゃやつれるわ。)
そりゃやつれるわ。
(とおもいぼくが「なにかくうもんないんですか?しにますよ」といって)
と思い僕が「何か食うもんないんですか?死にますよ」といって
(へやをあさったがなにもでてこない。)
部屋をあさったが何も出てこない。
(「なつばてですか?」ときいたがこたえない。)
「夏バテですか?」と聞いたが答えない。
(なにもこたえてくれないのでもうしらんわい、とぼくははくじょうにもいえをでた。)
何も答えてくれないのでもう知らんわい、と僕は薄情にも家を出た。
(ぼくはししょうをおそれてはいたが、みょうにかれはこどもっぽいところがあり、)
僕は師匠を恐れてはいたが、妙に彼は子供っぽいところがあり、
(あるめんぼくはなめていた。)
ある面僕はナメていた。
(そのころにはためぐちもきいたし。)
その頃にはため口もきいたし。
(ふつかごにまたいくと、おなじかっこうでねている。)
二日後にまた行くと、同じ格好で寝ている。
(へやからいっぽもでずにいちにちじゅうごろごろしているそうだ。)
部屋から一歩も出ずに1日中ゴロゴロしているそうだ。
(「そうめんばっかりじゃもちませんよ」)
「そうめんばっかりじゃもちませんよ」
(とぼくがいうとししょうはきゅうにうっぷとむねをおさえてといれにかけこんだ。)
と僕がいうと師匠は急にうっぷと胸を押えてトイレにかけこんだ。
(せなかをさすると、げろげろとはきはじめた。)
背中をさすると、ゲロゲロと吐き始めた。
(それをみながらぼくは「しろいそうめんしかくってなくても、)
それを見ながら僕は「白いそうめんしか食ってなくても、
(げろはしっかりちゃいろいんだなぁ」とへんなことをかんがえていたがふときづいた。)
ゲロはしっかり茶色いんだなぁ」と変なことを考えていたがふと気付いた。
(そういえば・・・)
そういえば・・・
(もういちどあさったがやはりなにもない。)
もう一度あさったがやはり何もない。
(そうめんさえこのへやにはないのだ。)
そうめんさえこの部屋にはないのだ。
(「なにくってるんすかせんぱい」)
「なに食ってるんスか先輩」
(とつめよったがこたえてくれない。)
と詰め寄ったが答えてくれない。
(なにかにつかれてんじゃねーのかこのひと?)
なにかに憑かれてんじゃねーのかこの人?
(とおもったが、ぼくにはどうしようもない。)
と思ったが、僕にはどうしようもない。
(とりあえずむりやりびょういんにつれていくと、えいようしっちょうでそくにゅういんになった。)
取りあえずむりやり病院に連れて行くと、栄養失調で即入院になった。
(てんてきうってるとなおったらしくよっかごにはたいいんしてきたが)
点滴打ってると治ったらしく4日後には退院してきたが
(あのひきこもりちゅうになにをたべていたのか、けっきょくおしえてくれなかった。)
あの引きこもり中に何を食べていたのか、結局教えてくれなかった。
(ただなぜかそれからくちょうがきゅうにかわった。)
ただなぜかそれから口調が急に変わった。
(「おれ。おいこら」から、おとなしい「ぼく。~だね。~だよ」になり、)
「俺。オイコラ」から、大人しい「僕。~だね。~だよ」になり、
(こどもっぽさがかそくした。)
子供っぽさが加速した。
(そのいっかいせいのなつ、ぼくはししょうとおかるとすぽっとにいきまくったのだが、)
その一回生の夏、僕は師匠とオカルトスポットに行きまくったのだが、
(おかげでたよりがいがなくいろいろやばいめにあう。)
おかげで頼りがいがなく色々ヤバイ目にあう。