『赤ずきん』グリム2【完】

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プレイ回数440難易度(4.3) 2861打 長文
一般的な童話『赤ずきん』
※分かりやすくする為、表記等を一部改変しております

↓のURLからの続きですので、未プレイの方はプレイしてから
こちらのタイピングをしてください
https://typing.twi1.me/game/299735

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問題文

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(いっぽうあかずきんちゃんは、あいかわらずはなをさがして、かけまわっていました。)

一方赤ずきんちゃんは、相変わらず花を探して、駆け回っていました。

(そして、あつめるだけあつめて、これいじょうもういっぽんももてなくなったとき、)

そして、集めるだけ集めて、これ以上もう一本も持てなくなったとき、

(やっとおばあさんのことをおもいだしました。)

やっとおばあさんのことを思い出しました。

(そこで、いそいでおばあさんのところへいくことにしました。)

そこで、急いでおばあさんの所へ行くことにしました。

(あかずきんちゃんがいえのまえまできてみますと、)

赤ずきんちゃんが家の前まで来てみますと、

(おばあさんのいえのとがあいています。)

おばあさんの家の戸があいています。

(それで、あかずきんちゃんはへんだとおもいながら、おへやにはいりました。)

それで、赤ずきんちゃんは変だと思いながら、お部屋に入りました。

(すると、なんとなくなかのようすがいつもとちがっているようなきがします。)

すると、なんとなく中の様子がいつもと違っているような気がします。

(あかずきんちゃんは、「あら、どうしたんでしょう。)

赤ずきんちゃんは、「あら、どうしたんでしょう。

(きょうは、なんだかきみがわるいわ。いつもなら、おばあさんのおうちへきたら、)

今日は、なんだか気味が悪いわ。いつもなら、おばあさんのおうちへ来たら、

(とってもたのしいのに」と、おもいました。)

とっても楽しいのに」と、思いました。

(それから、おおきなこえで「おはようございます」と、)

それから、大きな声で「おはようございます」と、

(よんでみましたが、なんのへんじもありません。)

呼んでみましたが、なんの返事もありません。

(そこで、ねどこのところへいって、かーてんをあけてみました。)

そこで、寝床の所へ行って、カーテンをあけてみました。

(すると、そこにはおばあさんがよこになっていましたが、)

すると、そこにはおばあさんが横になっていましたが、

(ずきんをすっぽりとかおまでかぶっていて、いつもとちがった、)

ずきんをすっぽりと顔までかぶっていて、いつもと違った、

(へんなかっこうをしています。)

変なかっこうをしています。

(「あら、おばあさん、おばあさんのおみみはおおきいのねえ」)

「あら、おばあさん、おばあさんのお耳は大きいのねえ」

(「おまえのいうことが、よくきこえるようにさ」)

「おまえの言うことが、よく聞こえるようにさ」

(「あら、おばあさん、おばあさんのおめめはおおきいのねえ」)

「あら、おばあさん、おばあさんのお目めは大きいのねえ」

など

(「おまえがよくみえるようにさ」)

「おまえがよく見えるようにさ」

(「あら、おばあさん、おばあさんのおててはおおきいのねえ」)

「あら、おばあさん、おばあさんのお手ては大きいのねえ」

(「おまえがよくつかめるようにさ」)

「おまえがよくつかめるようにさ」

(「でも、おばあさん、おばあさんのおくちはこわいほどおおきいのねえ」)

「でも、おばあさん、おばあさんのお口は怖いほど大きいのねえ」

(「おまえがよくたべられるようにさ」)

「おまえがよく食べられるようにさ」

(おおかみはこういいおわるかおわらないうちに、)

オオカミはこう言い終わるか終わらないうちに、

(いきなりねどこからとびだして、かわいそうなあかずきんちゃんを、)

いきなり寝床から跳び出して、可哀想な赤ずきんちゃんを、

(ぱっくりとひとのみにしてしまいました。)

ぱっくりと一飲みにしてしまいました。

(おおかみは、おなかがいっぱいになりますと、)

オオカミは、おなかがいっぱいになりますと、

(またねどこにもぐりこんで、ねむってしまいました。)

また寝床にもぐりこんで、眠ってしまいました。

(そうして、ものすごいいびきをかきだしました。)

そうして、ものすごいイビキをかきだしました。

(ちょうどそのとき、はんたーがいえのまえをとおりかかりました。)

ちょうどそのとき、ハンターが家の前を通りかかりました。

(そして、「ばあさんが、おそろしいいびきをかいているが、どうしたのかな。)

そして、「ばあさんが、恐ろしいイビキをかいているが、どうしたのかな。

(みてやらねば」と、おもいました。そこではんたーは、へやのなかへはいりました。)

見てやらねば」と、思いました。そこでハンターは、部屋の中へ入りました。

(そして、ねどこのまえまでいってみますと、)

そして、寝床の前まで行ってみますと、

(そこにはおおかみがねているではありませんか。)

そこにはオオカミが寝ているではありませんか。

(「このやろう、とうとうみつけたぞ。よくもながいあいださわがせやがったな」と、)

「この野郎、とうとう見つけたぞ。よくも長いあいだ騒がせやがったな」と、

(はんたーはいいました。そして、すぐさまてっぽうをむけようとしましたが、)

ハンターは言いました。そして、すぐさま鉄砲を向けようとしましたが、

(そのときふとはんたーは、「おおかみがばあさんをのんでいるかもしれない。)

そのときふとハンターは、「オオカミがばあさんを飲んでいるかもしれない。

(そして、もしかしたら、ばあさんのいのちはまだたすかるかもしれないぞ」と、)

そして、もしかしたら、ばあさんの命はまだ助かるかもしれないぞ」と、

(おもいつきました。それでてっぽうをうつのはやめにして、)

思いつきました。それで鉄砲をうつのはやめにして、

(そのかわり、はさみをだして、ねむっているおおかみのおなかを、)

そのかわり、ハサミを出して、眠っているオオカミのおなかを、

(じょきじょききりはじめました。ふたはさみばかりきりますと、)

ジョキジョキ切り始めました。ふたはさみばかり切りますと、

(あかくてかわいいずきんが、ちらっとみえてきました。)

赤くて可愛いずきんが、ちらっと見えてきました。

(もうふたはさみばかりきりますと、おんなのこがぴょんととびだしてきました。)

もうふたはさみばかり切りますと、女の子がピョンと跳び出してきました。

(そして、「ああ、びっくりしたわ。おおかみのおなかのなかって、)

そして、「ああ、びっくりしたわ。オオカミのおなかの中って、

(まっくらねえ」と、おおきなこえでいいました。)

真っ暗ねえ」と、大きな声で言いました。

(それから、おばあさんもまだいきていて、おおかみのおなかのなかから)

それから、おばあさんもまだ生きていて、オオカミのおなかの中から

(でてきました。でも、おばあさんはよわりきって、やっといきをしていました。)

出てきました。でも、おばあさんは弱りきって、やっと息をしていました。

(あかずきんちゃんは、すばやくおおきないしをたくさんもってきて、)

赤ずきんちゃんは、すばやく大きな石をたくさん持ってきて、

(それをおおかみのおなかのなかにつめこみました。)

それをオオカミのおなかの中に詰めこみました。

(やがて、おおかみはめをさまして、とびだそうとしましたが、)

やがて、オオカミは目をさまして、跳び出そうとしましたが、

(いしがあまりにもおもたいので、たちまちそのばで、しんでしまいました。)

石があまりにも重たいので、たちまちその場で、死んでしまいました。

(これをみて、さんにんはおおよろこびです。)

これを見て、三人は大喜びです。

(はんたーは、おおかみのけがわをはいで、それをうちへもってかえりました。)

ハンターは、オオカミの毛皮をはいで、それをうちへ持って帰りました。

(おばあさんは、あかずきんちゃんのもってきてくれたおかしをたべ、)

おばあさんは、赤ずきんちゃんの持ってきてくれたお菓子を食べ、

(ぶどうしゅをのみました。それで、またすっかりげんきになりました。)

ブドウ酒を飲みました。それで、またすっかり元気になりました。

(でも、あかずきんちゃんは、「これからもうにどと、)

でも、赤ずきんちゃんは、「これからもう二度と、

(ひとりっきりで、もりのなかのよこみちにはいっていくようなことは、よそうっと。)

一人っきりで、森の中の横道に入っていくようなことは、よそうっと。

(おかあさんがいけないとおっしゃったんですもの」と、かんがえました。)

お母さんがいけないとおっしゃったんですもの」と、考えました。

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