降霊実験-2-(完)

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プレイ回数451難易度(4.9) 2024打 長文 長文モード推奨
師匠シリーズ
マイタイピングに師匠シリーズが沢山あったと思ったのですが、なくなってしまっていたので、作成しました。

下記URLのタイピングにて、本作品の実投稿者のウニ様による、
お詫びと訂正のタイピングを作成しておりますので、
本タイピングを行われる前にご一読ください。

■雨音-お詫びと訂正-
https://typing.twi1.me/game/302395
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 neko 5122 B+ 5.2 96.8% 383.0 2029 67 41 2024/08/16
2 tetsumi 4832 B 5.0 96.0% 413.9 2086 86 41 2024/08/17

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問題文

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(ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽん)

ピンポンピンポンピンポンピンポン

(つづいてがちゃっというおととともにあかるいこえがきこえた。)

続いてガチャっという音とともに明るい声が聞こえた。

(「おーっす!やってるか~」きがつくとぼくはめをひらいていた。)

「おーっす!やってるか~」気がつくと僕は目を開いていた。

(くらやみだ。だが、まちがいなくここはkokoさんのまんしょんだ。)

暗闇だ。だが、間違いなくここはkokoさんのマンションだ。

(「おおい。ここか」へやのどあがひらき、けいこうとうのまぶしいひかりがさしこんできた。)

「おおい。ここか」部屋のドアが開き、蛍光灯の眩しい光が射し込んできた。

(kokoさんと、みかっちさんのかおもみえた。)

kokoさんと、みかっちさんの顔も見えた。

(「おっとじゃましたか~?すまん、すまん」)

「おっと邪魔したか~?スマン、スマン」

(たすかった。あんどかんでてがふるえた。ひかりをせにとびらのむこうにいるひとがめがみにみえた。)

助かった。安堵感で手が震えた。光を背に扉の向こうにいる人が女神に見えた。

(そのときkokoさんが、じゃましたわとちいさくつぶやいたのがきこえた。)

その時kokoさんが、邪魔したわと小さく呟いたのが聞こえた。

(ぼくはあわててkokoさんからてをはなした。ぼくはぜんしんにいやなあせをかいていた。)

僕は慌ててkokoさんから手を離した。僕は全身に嫌な汗をかいていた。

(ぼくはごじつ、ししょうのいえでことのてんまつをおおいにかたった。)

僕は後日、師匠の家で事の顛末を大いに語った。

(しかしこのおそろしいはなしをししょうはくすくすわらうのだ。)

しかしこの恐ろしい話を師匠はくすくす笑うのだ。

(「そいつはみごとにひっかかったな」「なにがですか」ぼくはふくれた。)

「そいつは見事にひっかかったな」「なにがですか」僕はふくれた。

(「それはさいみんじゅつさ」「は?」)

「それは催眠術さ」「は?」

(「そのしんりげーむはほんらいそんなふうにしゃべりつづけていめーじを)

「その心理ゲームは本来そんな風に喋りつづけてイメージを

(ゆうどうすることはない。いつもとちがうところはないか。なんてな」)

誘導することはない。いつもと違うところはないか。なんてな」

(ぼくはなっとくがいかなかった。しかしししょうはだんげんするのだ。)

僕は納得がいかなかった。しかし師匠は断言するのだ。

(「たねをあかすと、おれがたのんだんだ。おまえがさいきんちょうしに)

「タネをあかすと、俺が頼んだんだ。お前が最近調子に

(のってるんでな。ちょっとおどかしてやれって」)

乗ってるんでな。ちょっと脅かしてやれって」

(「やっぱりしりあいだったんですか」)

「やっぱり知りあいだったんですか」

など

(ぼくはげんなりしてへそのあたりからちからがぬけた。)

僕はゲンナリして臍のあたりから力が抜けた。

(「しかしはんどるねーむ「きょうすけ」でおんなのひとだったとは。)

「しかしハンドルネーム『京介』で女の人だったとは。

(ぼくはてっきりkokoさんのかれしかとおもいましたよ」)

僕はてっきりkokoさんの彼氏かと思いましたよ」

(このつぶやきにもししょうはわらいだした。)

このつぶやきにも師匠は笑い出した。

(「そりゃそうだ。kokoはおれのかのじょだからな」)

「そりゃそうだ。kokoは俺の彼女だからな」

(よくじつさーくるぼっくすにかおをだすと、ししょうとkokoさんがいた。)

翌日サークルボックスに顔を出すと、師匠とkokoさんがいた。

(「このあいだはごめんね。やりすぎた」)

「このあいだはごめんね。やりすぎた」

(あたまをさげるkokoさんのよこでししょうはにやにやしていた。)

頭を下げるkokoさんの横で師匠はニヤニヤしていた。

(「こいつゆうれいだからな。おなじさーくるでもしょたいめんだったわけだ」)

「こいつ幽霊だからな。同じサークルでも初対面だったわけだ」

(kokoさんはひるのひのしたにでてきてもあおじろいかおをしていた。)

kokoさんは昼の陽の下にでてきても青白い顔をしていた。

(「ま、おまえもれいばいだのくだらんこといってひとをだますなよ。)

「ま、お前も霊媒だの下らんこといって人をだますなよ。

(おれがさいみんじゅつのさわりをおしえたのはそんなことのためじゃない」)

俺が催眠術の触りを教えたのはそんなことのためじゃない」

(kokoさんはへいへいとおうへいにへんじをしてぼくにむきなおった。)

kokoさんはへいへいと横柄に返事をして僕に向き直った。

(「よしのあるくといいます。よろしくね、こうはい」)

「芳野 歩くといいます。よろしくね、後輩」

(それいらいぼくはこのひとがにがてになった。)

それ以来僕はこの人が苦手になった。

(そのあとでししょうはこんなことをいった。)

その後で師匠はこんなことをいった。

(「しかし、てくびだのどうたいだのをみたってのはおかしいな。)

「しかし、手首だの胴体だのを見たってのはおかしいな。

(いつもとちがうところはないか、といわれておまえはそれをみたわけだ。)

いつもと違うところはないか、と言われてお前はそれを見たわけだ。

(おまえのなかのゆうれいのいめーじはそれか?」もちろんそんなことはない。)

お前の中の幽霊のイメージはそれか?」もちろんそんなことはない。

(「なら、いずれそれをみるかもな」「どういうことですか」)

「なら、いずれそれを見るかもな」「どういうことですか」

(「ま、おいおいわかるさ」ししょうはいみしんにわらった。)

「ま、おいおい分るさ」師匠は意味深に笑った。

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