自己管理による目標管理1

(じこかんりによるもくひょうかんり)

自己管理による目標管理

(４つのそがいよういん)

４つの阻害要員

(そしきのなかのにんげんがはたすべきこうけんはたようである。)

組織のなかの人間が果たすべき貢献は多様である。

(それらのこうけんはきょうつうのもくひょうにむけられなければならない。)

それらの貢献は共通の目標にむけられなければならない。

(そしきには、ひとをまちがったほうこうへもっていくよういんが４つある。)

組織には、人を間違った方向へもっていく要員が４つある。

(すなわち、１．ぎのうのぶんか、２．そしきのかいきゅうか、)

すなわち、1.技能の分化、2.組織の階級化、

(３．かいそうのぶんり、４．ほうしゅうのいみづけである。)

3.階層の分離、4.報酬の意味づけである。

(１．ぎのうのぶんか)

1.技能の分化

(さんにんのいしきりこうのはなしがある。)

三人の石切り工の話がある。

(なにをしているかきかれて、それぞれが「くらしをたてている」)

何をしているか聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」

(「さいこうのいしきりのしごとをしている」「きょうかいをたてている」とこたえた。)

「最高の石切りの仕事をしている」「教会を立てている」と答えた。

(だいさんのおとここそまねーじゃーである。)

第三の男こそマネージャーである。

(だいいちのおとこは、しごとでなにをえようとしているかをしっており、)

第一の男は、仕事で何を得ようとしているかを知っており、

(じじつそれをえている。)

事実それを得ている。

(いちにちのほうしゅうにたいしていちにちのしごとをする。)

一日の報酬に対して一日の仕事をする。

(だがまねーじゃーではない。しょうらいもまねーじゃーになれない。)

だがマネージャーではない。将来もマネージャーになれない。

(もんだいはだいにのおとこである。じゅくれんしたぎのうはふかけつである。)

問題は第二の男である。熟練した技能は不可欠である。

(そしきはさいこうのぎのうをようきゅうしなければにりゅうのそんざいになる。)

組織は最高の技能を要求しなければ二流の存在になる。

(しかしせんもんかは、たんにいしをみがききゃくちゅうをあつめているにすぎなくとも、)

しかし専門家は、単に石を磨き脚注を集めているにすぎなくとも、

(おおきなことをしているとさっかくすることがある。)

大きなことをしていると錯覚することがある。