マネージャーの仕事1
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問題文
(まねーじゃーのしごと)
マネージャーの仕事
(ふたつのやくわり)
二つの役割
(まねーじゃーには、ふたつのやくわりがある。)
マネージャーには、二つの役割がある。
(１だいいちのやくわりは、ぶぶんのわよりもおおきなぜんたい、)
１第一の役割は、部分の和よりも大きな全体、
(すなわちとうにゅうしたしげんのそうわよりもおおきなものをうみだす)
すなわち投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す
(せいさんたいをそうぞうすることである。)
生産体を創造することである。
(それは、おーけすとらのしきしゃににている。)
それは、オーケストラの指揮者に似ている。
(おーけすとらでは、しきしゃのこうどう、びじょん、しどうりょくをつうじて、)
オーケストラでは、指揮者の行動、ビジョン、指導力を通じて、
(かくぱーとがとうごうされいきたおんがくとなる。)
各パートが統合され生きた音楽となる。
(したがってまねーじゃーは、みずからのしげん、)
したがってマネージャーは、自らの資源、
(とくにじんてきしげんのあらゆるつよみをはっきさせるとともに、)
特に人的資源のあらゆる強みを発揮させるとともに、
(あらゆるよわみをけさなければならない。)
あらゆる弱みを消さなければならない。
(これこそしんのぜんたいをそうぞうするゆいいつのほうほうである。)
これこそ真の全体を創造する唯一の方法である。
(まねーじゃーはまねじめんとのいちいんとして、)
マネージャーはマネジメントの一員として、
(じぎょうのまねじめんと、ひととしごとのまねじめんと、しゃかいてきせきにんのすいこうという)
事業のマネジメント、人と仕事のマネジメント、社会的責任の遂行という
(みっつのやくわりもはたさなければならない。)
三つの役割も果たさなければならない。
(このみっつのうちひとつでもぎせいにするけっていやこうどうは、)
この三つのうち一つでも犠牲にする決定や行動は、
(そしきぜんたいをじゃくたいかさせる。)
組織全体を弱体化させる。
(あらゆるけっていとこうどうは、みっつのやくわりすべてにとって)
あらゆる決定と行動は、三つの役割すべてにとって
(てきせつでなければならない。)
適切でなければならない。
(まねーじゃーは、ここのかつどうのみならず、)
マネージャーは、個々の活動のみならず、
(ぜんたいのせいかをみなければならない。)
全体の成果を見なければならない。
(そのしごとはおーけすとらのしきしゃににている。)
その仕事はオーケストラの指揮者に似ている。
(だいにおーぼえとともにおーけすとらぜんたいのおとをきく。)
第二オーボエとともにオーケストラ全体の音を聴く。
(まねーじゃーも、しじょうちょうさのかつどうとともにぜんたいのせいかをみていく。)
マネージャーも、市場調査の活動とともに全体の成果を見ていく。
(２だいにのやくわりは、そのあらゆるけっていとこうどうにおいて、)
２第二の役割は、そのあらゆる決定と行動において、
(ただちにひつようとされているものととおいしょうらいにひつようとされるものを)
ただちに必要とされているものと遠い将来に必要とされるものを
(ちょうわさせていくことである。)
調和させていくことである。
(いずれをぎせいにしてもそしきはきけんにさらされる。)
いずれを犠牲にしても組織は危険にさらされる。
(きょうのためにあしたぎせいとなるものについて、)
今日のために明日犠牲となるものについて、
(あるいはあしたのためにきょうぎせいとなるものについてけいさんするひつようがある。)
あるいは明日のために今日犠牲となるものについて計算する必要がある。
(それらのぎせいをさいしょうげんにとどめなければならない。)
それらの犠牲を最小限にとどめなければならない。
(それらのぎせいをいちはやくおぎなわなければならない。)
それらの犠牲をいちはやく補わなければならない。