【2ch洒落怖】『猿夢』1
●猿夢(さるゆめ)
・舞台は、遊園地などにある、お猿さん電車のようなもの
・小人が恐ろしいアナウンスの通りに、人を殺める夢
・2012年に映画化された
(『カタリヤ ほんとにあった都市伝説』に収録されてる)
●スリラーカー
・ガタガタと揺れる、トロッコのような乗り物
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問題文
(わたしは、ゆめをみていました。)
私は、夢を見ていました。
(むかしからわたしはゆめをみているときに、)
昔から私は夢を見ている時に、
(たまにじぶんはいま、ゆめをみているんだ)
たまに自分は今、夢を見ているんだ
(とじかくすることがありました。)
と自覚する事がありました。
(このときも、そうです。)
この時も、そうです。
(なぜかわたしは、うすぐらいむじんえきにひとりいました。)
なぜか私は、薄暗い無人駅に一人いました。
(ずいぶんいんきくさいゆめだなあとおもいました。)
ずいぶん陰気臭い夢だなあと思いました。
(するときゅうに、えきにせいきのないおとこのひとのこえで)
すると急に、駅に精気の無い男の人の声で
(あなうんすがながれました。)
アナウンスが流れました。
(それは「まもなくでんしゃがきます。)
それは「まもなく電車が来ます。
(そのでんしゃにのると、あなたはこわいめにあいますよ」)
その電車に乗ると、あなたは怖い目にあいますよ」
(と、いみふめいなものでした。)
と、意味不明なものでした。
(まもなくして、えきにでんしゃがはいってきました。)
まもなくして、駅に電車が入ってきました。
(それはでんしゃというより、)
それは電車というより、
(よくゆうえんちなどにある)
よく遊園地などにある
(おさるさんでんしゃのようなもので、)
お猿さん電車のようなもので、
(すうにんのかおいろのわるいだんじょがいちれつにすわってました。)
数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。
(わたしは「どうもへんなゆめだな」とおもいつつも、)
私は「どうも変な夢だな」と思いつつも、
(じぶんのゆめがどれだけじぶんじしんに)
自分の夢がどれだけ自分自身に
(きょうふしんをあたえられるかためしてみたくなり、)
恐怖心を与えられるか試してみたくなり、
(そのでんしゃにのることにきめました。)
その電車に乗る事に決めました。
(ほんとうにこわくてたまらなければ、)
本当に怖くて堪らなければ、
(めをさませばいいとおもったからです。)
目を覚ませばいいと思ったからです。
(わたしはじぶんがゆめをみているとじかくしているときにかぎって、)
私は自分が夢を見ていると自覚している時に限って、
(じゆうにゆめからさめることができました。)
自由に夢から覚める事が出来ました。
(わたしは、でんしゃのうしろからさんばんめのせきにすわりました。)
私は、電車の後ろから三番目の席に座りました。
(あたりにはなまあたたかいくうきがながれていて、)
あたりには生温かい空気が流れていて、
(ほんとうにゆめなのかとうたがうぐらいりあるな)
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな
(りんじょうかんがありました。)
臨場感がありました。
(「しゅっぱつします」とあなうんすがながれ、)
「出発します」とアナウンスが流れ、
(でんしゃはうごきはじめました。)
電車は動き始めました。
(これからなにがおこるのだろうと、)
これから何が起こるのだろうと、
(わたしはふあんときたいでむねがどきどきしていました。)
私は不安と期待で胸がドキドキしていました。
(でんしゃはほーむをでると、すぐとんねるへはいりました。)
電車はホームを出ると、すぐトンネルへ入りました。
(むらさきいろっぽいあかりがとんねるのなかを)
紫色っぽい明かりがトンネルの中を
(あやしくてらしていました。)
怪しく照らしていました。
(わたしはおもいました。)
私は思いました。
(このとんねるのけしきは、こどものころに)
このトンネルの景色は、子供の頃に
(ゆうえんちでのったすりらーかーのけしきだ。)
遊園地で乗ったスリラーカーの景色だ。
(このでんしゃだっておさるさんでんしゃだし、けっきょく)
この電車だってお猿さん電車だし、結局
(かこのわたしのきおくにあるえいぞうをもってきているだけで、)
過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけで、
(ちっともこわくなんかないな。)
ちっとも怖くなんかないな。
(とそのとき、またあなうんすがながれました。)
とその時、またアナウンスが流れました。
(「つぎは、いけづくり、いけづくりです」)
「次は、活けづくり、活けづくりです」
(いけづくりってさかなのあれかな、などとかんがえていると、)
活けづくりって魚のあれかな、などと考えていると、
(きゅうにうしろからけたたましいひめいがきこえてきました。)
急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
(ふりむくと、でんしゃのいちばんうしろにすわっていた)
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた
(おとこのひとのまわりに、よにんのぼろきれのようなものを)
男の人の周りに、四人のボロきれのような物を
(まとったこびとがむらがっていました。)
まとった小人が群がっていました。
(よくみると、おとこははものでからだをさかれ、)
よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、
(ほんとうにさかなのいけづくりのようになっていました。)
本当に魚の活けづくりのようになっていました。
(きょうれつなしゅうきがあたりをつつみ、みみがいたくなるほどの)
強烈な臭気があたりを包み、耳が痛くなるほどの
(おおごえでおとこはひめいをあげつづけました。)
大声で男は悲鳴をあげ続けました。
(おとこのからだからはつぎつぎとないぞうがとりだされ、)
男の体からは次々と内臓が取り出され、
(ちまみれのぞうきがちらばっています。)
血まみれの臓器が散らばっています。
(わたしのすぐうしろには、かみのながいかおいろのわるいじょせいが)
私のすぐ後ろには、髪の長い顔色の悪い女性が
(すわっていましたが、かのじょはすぐうしろで)
座っていましたが、彼女はすぐ後ろで
(おおさわぎしているのに、だまってまえをむいたまま、)
大騒ぎしているのに、黙って前を向いたまま、
(きにもとめていないようすでした。)
気にもとめていない様子でした。
(わたしはさすがにそうぞうをこえるてんかいにおどろき、)
私はさすがに想像を超える展開に驚き、
(ほんとうにこれはゆめなのかとおもいはじめ、こわくなり、)
本当にこれは夢なのかと思い始め、怖くなり、
(もうすこしようすをみてからめをさまそうとおもいました。)
もう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。
(きがつくと、いちばんうしろのせきのおとこは)
気が付くと、一番後ろの席の男は
(いなくなっていました。)
いなくなっていました。
(しかし、あかぐろいちと、)
しかし、赤黒い血と、
(にくのかたまりのようなものはのこっていました。)
肉の塊のようなものは残っていました。
(うしろのじょせいはあいかわらず、)
後ろの女性は相変わらず、
(むひょうじょうにいってんをみつめていました。)
無表情に一点をみつめていました。
(「つぎは、えぐりだし、えぐりだしです」)
「次は、えぐり出し、えぐり出しです」
(とあなうんすがながれました。)
とアナウンスが流れました。
(するとこんどはふたりのこびとがあらわれ、)
すると今度は二人の小人が現れ、
(ぎざぎざすぷーんのようなもので、)
ぎざぎざスプーンのような物で、
(うしろのじょせいのめをえぐりだしはじめました。)
後ろの女性の目をえぐり出し始めました。
(さっきまでむひょうじょうだったかのじょのかおはいたみのため、)
さっきまで無表情だった彼女の顔は痛みの為、
(ものすごいぎょうそうにかわり、わたしのすぐうしろでこまくが)
ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が
(やぶれるぐらいおおきなこえでひめいをあげました。)
破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。