大豆物語　4巻

(むかしむかし、とおいだいずのくにには、だいずをまもるゆうしゃたちがいました。)

昔々、遠い大豆の国には、大豆を守る勇者たちがいました。

(そのなかでもとくにゆうかんなのが、だいぱんまんというだいずせんしでした。)

その中でも特に勇敢なのが、ダイパンマンという大豆戦士でした。

(かれはいつもだいずのうえんをまもるためにたたかっていましたが、)

彼はいつも大豆農園を守るために戦っていましたが、

(あるひ、おおきなしれんがかれをまちうけていました。)

ある日、大きな試練が彼を待ち受けていました。

(あるひのあさ、だいずのうえんにはふおんなけはいがただよっていました。)

ある日の朝、大豆農園には不穏な気配が漂っていました。

(そのけはいをかんじとっただいぱんまんは、すぐにそのばにかけつけます。)

その気配を感じ取ったダイパンマンは、すぐにその場に駆けつけます。

(「なにがおこっているんだろう？」だいぱんまんはふあんげにつぶやきます。)

「何が起こっているんだろう？」ダイパンマンは不安げに呟きます。

(すると、そこにはあくのだいずがり、なぎきんまんがあらわれました。)

すると、そこには悪の大豆狩り、ナギキンマンが現れました。

(かのじょはおおきなからだとおそろしいちからをもっていました。)

彼女は大きな体と恐ろしい力を持っていました。

(なぎきんまんはだいずのうえんをはかいし、だいずをうばおうとしていました。)

ナギキンマンは大豆農園を破壊し、大豆を奪おうとしていました。

(「だいぱんまんめ！きょうこそはおまえをたおしてこののうえんをてにいれるぞ！」)

「ダイパンマンめ！今日こそはお前を倒してこの農園を手に入れるぞ！」

(なぎきんまんはいせいよくさけびます。)

ナギキンマンは威勢よく叫びます。

(だいぱんまんはこころのなかであせりをかんじながらも、ゆうきをふりしぼります。)

ダイパンマンは心の中で焦りを感じながらも、勇気を振り絞ります。

(「なかまたち、てだすけしてくれ！」)

「仲間たち、手助けしてくれ！」

(だいぱんまんはのうえんのじゅうにんたちによびかけます。)

ダイパンマンは農園の住人たちに呼びかけます。

(だいずのうえんをいとなむごえこさんとさかおじさんは、)

大豆農園を営むゴエコサンとサカオジサンは、

(すぐにあたらしいだいずをそだてはじめました。)

すぐに新しい大豆を育て始めました。

(そして、だいずがそだったとたん、)

そして、大豆が育ったとたん、

(さかおじさんがおもいっきりだいずをだいぱんまんのもとになげとばしました。)

サカオジサンが思いっきり大豆をダイパンマンのもとに投げ飛ばしました。

(「ありがとう、みんな！」だいぱんまんはかんしゃのことばをつたえます。)

「ありがとう、みんな！」ダイパンマンは感謝の言葉を伝えます。