【2ch洒落怖】『リョウメンスクナ』1

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プレイ回数291難易度(4.1) 2974打 長文 長文モードのみ
お寺を解体していると、ナゾの木箱を発見し…
【2005年9月21日に投稿された体験談】

●梵字
・日本や東アジアで歴史的・伝統的に用いられてきた、
 総称的な漢訳名で「梵語」を記すために用いられる文字
・梵字は一文字で仏さまを表す

●即身仏
・飢饉や病の苦しみ等を代行して救うために修行に挑み、
 自らの体を捧げて仏となったもの

●リョウメンスクナ
・第16代天皇、仁徳天皇の時代に現れた怪人
・漢字表記は「両面宿儺」と書き、両面(2つの顔)を持つ

●物部天獄
・都市伝説の中に存在するカルト教団の教祖の名前
・明治時代~大正時代に存在した朝鮮人ではないかといわれている

次回→https://typing.twi1.me/game/375168
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 7808 7.9 98.1% 365.1 2905 54 85 2024/04/30
2 HAKU 7269 7.5 96.1% 391.9 2968 119 85 2024/04/29

関連タイピング

問題文

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(おれは、けんちくかんけいのしごとをやっているんだが、)

俺は、建築関係の仕事をやっているんだが、

(せんじつ、いわてけんのふるいおてらをかいたいすることになった。)

先日、岩手県の古いお寺を解体することになった。

(いまではりようしゃもいないおてらだ。)

今では利用者もいないお寺だ。

(そんなおてらをこわしていると、どうりょうがおれをよんだ。)

そんなお寺を壊していると、同僚が俺を呼んだ。

(「おい、ちょっときて」)

「おい、ちょっと来て」

(おれがいくと、どうりょうのあしもとに、)

俺が行くと、同僚の足元に、

(くろずんだながいきばこがおいてあった。)

黒ずんだ長い木箱が置いてあった。

(「なんだこれ」)

「なんだこれ」

(「ほんどうのおくのみっぺいされたへやに)

「本堂の奥の密閉された部屋に

(おいてあったんだけど、)

置いてあったんだけど、

(ちょっとかんりしてるぎょうしゃさんにでんわしてみるわ」)

ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」

(きばこのおおきさはにmくらいだった。)

木箱の大きさは二mくらいだった。

(そうとうふるいものみたいで、)

そうとう古い物みたいで、

(たぶん、きがくさっていたんじゃないかな。)

多分、木が腐っていたんじゃないかな。

(おもてにしろいかみがはりつけられてて、なにかがかいてある。)

表に白い紙が貼り付けられてて、何かが書いてある。

(かなりむかしのじだということはわかったけど、)

かなり昔の字だという事は分かったけど、

(ぼんじのようなものにもみえた。)

梵字のようなものにも見えた。

(すでにかみはぼろぼろで、)

すでに紙はボロボロで、

(なにがかかれているかはほとんどわからない。)

何が書かれているかはほとんど分からない。

(かろうじてよみとれたのは、)

かろうじて読み取れたのは、

など

(「たいしょう、ねん、しちがつ、のじゅほうをもって、)

「大正、年、七月、ノ呪法ヲモッテ、

(りょうめんすくなを、にふうず」てきなことがかいてあった。)

両面スクナヲ、二封ズ」的な事が書いてあった。

(きばこにはくぎがうちつけられているので)

木箱には釘が打ち付けられているので

(あけることもできず、ぎょうしゃさんも)

開ける事も出来ず、業者さんも

(「あした、むかしのじゅうしょくにきいてみる」といっていたので、)

「明日、昔の住職に聞いてみる」と言っていたので、

(きばこはちかくのぷれはぶにおいておくことになった。)

木箱は近くのプレハブに置いておく事になった。

(よくじつ、かいたいさぎょうげんばにつくまえに、)

翌日、解体作業現場に着く前に、

(ぎょうしゃからでんわがかかってきた。)

業者から電話がかかってきた。

(「あのきばこですけどねえ。)

「あの木箱ですけどねえ。

(もとじゅうしょくが「ぜったいにあけるな」って、)

元住職が「絶対に開けるな」って、

(すごいけんまくなんですよ。)

凄い剣幕なんですよ。

(なんでも、じぶんがひきとるそうなので、)

なんでも、自分が引き取るそうなので、

(よろしくおねがいします」)

よろしくお願いします」

(おれはねんのためげんばにつくまえに、)

俺は念のため現場に着く前に、

(げんばかんとくにそのことをでんわしておこうとおもった。)

現場監督にその事を電話しておこうと思った。

(「あのー、きのうのきばこのことなんですけど」)

「あのー、昨日の木箱の事なんですけど」

(「ああ、あれ。おたくでやとってる、)

「ああ、あれ。お宅で雇ってる、

(ちゅうごくじんのばいとがふたりいるでしょ。)

中国人のバイトが二人いるでしょ。

(そいつがかってにあけよったんですわ。)

そいつが勝手に開けよったんですわ。

(とにかくはやくきてください」)

とにかく早く来てください」

(いやなよかんがし、げんばへといそいだ。)

嫌な予感がし、現場へと急いだ。

(ぷれはぶのまわりにご、ろくにんのひとだかり。)

プレハブの周りに五、六人の人だかり。

(れいのばいとのちゅうごくじんふたりがほうしんじょうたいで、)

例のバイトの中国人二人が放心状態で、

(ぷれはぶのまえにすわっている。)

プレハブの前に座っている。

(「こいつがね、きのうのよなか、)

「こいつがね、昨日の夜中、

(なかまといっしょにおもしろはんぶんであけよったらしいんですよ。)

仲間と一緒に面白半分で開けよったらしいんですよ。

(で、もんだいはなかみなんですけどね。)

で、問題は中身なんですけどね。

(ちょっとみてもらえますか」)

ちょっと見てもらえますか」

(そういわれ、おれはなかみをみた。)

そう言われ、俺は中身を見た。

(たんとうちょくにゅうにいうと、)

単刀直入に言うと、

(りょうてをぼくさーのようにかまえた、)

両手をボクサーのように構えた、

(にんげんのみいららしきものがはいっていた。)

人間のミイラらしき物が入っていた。

(ただいようだったのは、あたまがふたつくっついてて、)

ただ異様だったのは、頭が二つくっついてて、

(うでがさゆうにほんずつ、あしはつうじょうどおりにほんあった。)

腕が左右二本ずつ、足は通常通り二本あった。

(けつごうそうせいじみたいなきけいじはそんざいするが、)

結合双生児みたいな奇形児は存在するが、

(たぶんああいうきけいのひとか、つくりものかとおもった。)

多分ああいう奇形の人か、作り物かと思った。

(「これをみてね、)

「これを見てね、

(しょっくをうけたんかしりませんけどね、)

ショックを受けたんか知りませんけどね、

(このふたりがなんにもしゃべらなくなったんですよ」)

この二人が何にもしゃべらなくなったんですよ」

(ちゅうごくじんふたりはおれらがいくらといかけても、)

中国人二人は俺らがいくら問いかけても、

(ほうしんじょうたいでぼーっとしていた。)

放心状態でボーっとしていた。

(そのご、れいのちゅうごくじんふたりは、)

そのご、例の中国人二人は、

(いちおうびょういんへつれていくことになり、)

一応病院へ連れて行く事になり、

(けいさつへのれんらくはどうしようか、とまよっているときに、)

警察への連絡はどうしようか、と迷っている時に、

(はちじゅうすぎのもとじゅうしょくが、むすこさんのうんてんするくるまできた。)

八十過ぎの元住職が、息子さんの運転する車で来た。

(かいこういちばん、「あけたんか。)

開口一番、「開けたんか。

(あけたんか、このばかたれが。)

開けたんか、この馬鹿たれが。

(しまい、あけたらしまいじゃ」)

しまい、開けたらしまいじゃ」

(おれらは、あまりのけんまくにぽかーんとしていたが、)

俺らは、あまりの剣幕にポカーンとしていたが、

(じゅうしょくはそのご、むすこにどなりはじめた。)

住職はそのご、息子に怒鳴り始めた。

(「おまえ、りょうめんすくなさまをあのとき、)

「お前、リョウメンスクナ様をあの時、

(きょうとのてらへぜったいおくるっていうたじゃろが。)

京都の寺へ絶対送るって言うたじゃろが。

(おくらんかったんか、このぼんくらが。ばかたれが」)

送らんかったんか、このボンクラが。馬鹿たれが」

(ほんとうにはちじゅうすぎのじいさんとは)

本当に八十過ぎの爺さんとは

(おもえないくらいのどせいだった。)

思えないくらいの怒声だった。

(「あけたんはだれや。びょういんにいるって、)

「開けたんは誰や。病院に居るって、

(そのひとらはもうだめやとおもうけど、)

その人らはもうダメやと思うけど、

(いちおうあんたらははらってあげるから」)

一応アンタらは祓ってあげるから」

(おれらもしょうじきいうとこわかったので、)

俺らも正直言うと怖かったので、

(されるがまま、おきょうみたいなものをきかされて、)

されるがまま、お経みたいなものを聴かされて、

(きょうてんみたいなもので、かなりつよく)

経典みたいな物で、かなり強く

(せなかとかかたとかをたたかれた。)

背中とか肩とかを叩かれた。

(けっこうながくて、さんじゅっぷんくらいやったかな。)

結構長くて、三十分くらいやったかな。

(じゅうしょくはきばこをくるまにつみこみ、わかれぎわにこういった。)

住職は木箱を車に積み込み、別れ際にこう言った。

(「かわいそうだけど、あんたらながいきできんよ」)

「可哀想だけど、あんたら長生き出来んよ」

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