【2ch洒落怖】『リョウメンスクナ』2
●梵字
・日本や東アジアで歴史的・伝統的に用いられてきた、
総称的な漢訳名で「梵語」を記すために用いられる文字
・梵字は一文字で仏さまを表す
●即身仏
・飢饉や病の苦しみ等を代行して救うために修行に挑み、
自らの体を捧げて仏となったもの
●リョウメンスクナ
・第16代天皇、仁徳天皇の時代に現れた怪人
・漢字表記は「両面宿儺」と書き、両面(2つの顔)を持つ
●物部天獄
・都市伝説の中に存在するカルト教団の教祖の名前
・明治時代~大正時代に存在した朝鮮人ではないかといわれている
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | tetsumi | 4970 | B | 5.2 | 94.4% | 621.7 | 3283 | 193 | 87 | 2024/10/10 |
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問題文
(そのご、ちゅうごくじんふたりのうちひとりが、)
そのご、中国人二人のうち一人が、
(いしゃもくびをかしげるしんきんこうそくで、びょうしつにてしぼうした。)
医者も首をかしげる心筋梗塞で、病室にて死亡した。
(もうひとりはせいしんびょういんへいそうされた。)
もう一人は精神病院へ移送された。
(かいたいさぎょういんのさんにんもなぞのこうねつでねこみ、)
解体作業員の三人も謎の高熱で寝込み、
(おれはくぎをあしでふみぬいてごはりぬった。)
俺はクギを足で踏み抜いて五針縫った。
(まったくくわしいことはわからないが、)
まったく詳しい事は分らないが、
(おれがおもうにあれはやはりにんげんのきけいで、)
俺が思うにあれはやはり人間の奇形で、
(さべつにあってうらみをのこしてしんでいった)
差別にあって恨みを残して死んでいった
(ひとなんじゃないかとおもう。)
人なんじゃないかと思う。
(だってものすごいぎょうそうをしていたからね。)
だって物凄い形相をしていたからね。
(そのご、おれはしんそうがしりたくて、)
そのご、俺は真相が知りたくて、
(なんどもじゅうしょくにれんらくしたが、かんぜんにむしされた。)
何度も住職に連絡したが、完全に無視された。
(しかし、いっしょにきていた)
しかし、一緒に来ていた
(ごじゅうすぎのむすこさんのれんらくさきがわかった。)
五十過ぎの息子さんの連絡先が分った。
(このひとはわりとあかるくてはでめのひとだったので、)
この人は割と明るくて派手めの人だったので、
(もしかしたらなにかきけるかもとおもい、)
もしかしたら何か聞けるかもと思い、
(そのばんにのみにいくやくそくができた。)
その晩に飲みに行く約束が出来た。
(だけどちょくぜんになって、)
だけど直前になって、
(「やはりちょくせつあってはなすのはむり」といわれたので、)
「やはり直接会って話すのは無理」と言われたので、
(「でんわならだいじょうぶですか」ときくと、)
「電話なら大丈夫ですか」と聞くと、
(「はなせるとこまでなら」というじょうけんのもと、)
「話せるとこまでなら」という条件のもと、
(はなしがきけました。)
話が聞けました。
(「ごめんねえ。おやじにねんをおされちゃって。)
「ごめんねえ。親父に念を押されちゃって。
(ほんとうはでんわでもやばいんだけど」)
本当は電話でもヤバイんだけど」
(「いえ、こっちこそむりをいいまして。)
「いえ、こっちこそ無理を言いまして。
(あれってけっきょくなんなんですか」)
アレって結局何なんですか」
(「あれはたいしょうじだいに、)
「アレは大正時代に、
(みせものごやにだされてたきけいのにんげんです」)
見世物小屋に出されてた奇形の人間です」
(「じゃあとうじは、あのけつごうしたじょうたいで)
「じゃあ当時は、あの結合した状態で
(いきていたんですか。)
生きていたんですか。
(けつごうそうせいじみたいなかんじですか」)
結合双生児みたいな感じですか」
(「そうです。うまれてすうねんは、)
「そうです。生まれて数年は、
(いわてのとあるしゅうらくでくらしてたみたいだけど、)
岩手のとある集落で暮らしてたみたいだけど、
(せいかつにこんきゅうしたおやがひとかいにうっちゃったらしくて、)
生活に困窮した親が人買いに売っちゃったらしくて、
(それでみせものごやにながれたみたいですね」)
それで見世物小屋に流れたみたいですね」
(「では、なぜあんなみいらのようになったんですか」)
「では、なぜあんなミイラのようになったんですか」
(「せいかくにいえば、そくしんぶつですけどね」)
「正確に言えば、即身仏ですけどね」
(「そくしんぶつってことは、みずからすすんでああなったんですか」)
「即身仏って事は、自ら進んでああなったんですか」
(「あれはね、むりやりさせられたんだよ。)
「アレはね、無理やりさせられたんだよ。
(とうじ、とんでもないかるときょうだんがいてね。)
当時、とんでもないカルト教団がいてね。
(きょうだんのなまえはかんべんしてよ。)
教団の名前は勘弁してよ。
(いまもひっそりかつどうしているだろうから」)
今もひっそり活動しているだろうから」
(「きけば、だれでもわかりますか」)
「聞けば、誰でも分かりますか」
(「しらないよ。ごくひちゅうのごくひ。ほんとうのじゃきょうだからね。)
「知らないよ。極秘中の極秘。本当の邪教だからね。
(そのきょうそがとんでもないやろうでね。)
その教祖がとんでもない野郎でね。
(げほうしかつかわないんだよ」)
外法しか使わないんだよ」
(「げほうってなんですか」)
「外法って何ですか」
(「わかりやすくいえば、やってはいけないことだよ。)
「分りやすく言えば、やってはいけない事だよ。
(ほんとうはきょうそのなまえなんかいいたくないけど、)
本当は教祖の名前なんか言いたくないけど、
(ぎめいだろうし、おもてぶたいにでていたやつでもないし、)
偽名だろうし、表舞台に出ていた奴でもないし、
(たとえきょうだんがそんぞくしていても、)
例え教団が存続していても、
(げんざいのきょうそとはまったくつながりないだろうからいうけど、)
現在の教祖とは全く繋がりないだろうから言うけど、
(そいつはもののべてんごくっていうのさ。)
そいつは物部天獄っていうのさ。
(このてんごくが、れいのみせものごやにいったとき、)
この天獄が、例の見世物小屋に行った時、
(きけいすうめいをたがくのおかねでかったわけよ。)
奇形数名を多額のお金で買ったわけよ。
(れいのけつごうそうせいじもふくめて。)
例の結合双生児も含めて。
(はなしはかわるけど、こどくってしってるかい。)
話は変わるけど、コドクって知ってるかい。
(むしをみっつあわせたとくしゅなかんじにどくってかくんだけど」)
虫を三つ合わせた特殊な漢字に毒って書くんだけど」
(「つぼにどくむしをなんびきかいれて、)
「壺に毒虫を何匹か入れて、
(さいごにいきのこったむしをつかうじゅほうですよね」)
最後に生き残った虫を使う呪法ですよね」
(「てんごくは、そのこどくをにんげんでやったんだよ」)
「天獄は、その蟲毒を人間でやったんだよ」
(「にんげんをみっしつにいれてですか。うそでしょう」)
「人間を密室に入れてですか。ウソでしょう」
(「わたしもおやじからきいたはなしで、)
「私も親父から聞いた話で、
(ぜんぶしんじてるわけじゃないから。)
全部信じてるわけじゃないから。
(で、そのこどくをきけいたちすうにんでやったのさ。)
で、その蟲毒を奇形たち数人でやったのさ。
(きょうだんほんぶかどこかはしらないけど、)
教団本部かどこかは知らないけど、
(ちかのみっしつにおしこんだのさ。)
地下の密室に押し込んだのさ。
(そのけっか、れいのけつごうそうせいじがいきのこったんだ」)
その結果、例の結合双生児が生き残ったんだ」
(「とじこめたきかんはどのくらいですか」)
「閉じ込めた期間はどのくらいですか」
(「くわしいことはわからないけど、)
「詳しい事は分からないけど、
(なかまのにくをたべ、じぶんのふんにょうさえたべて)
仲間の肉を食べ、自分の糞尿さえ食べて
(いきのびねばならないきかん、といったら)
生き延びねばならない期間、と言ったら
(だいたいそうぞうがつくよね」)
大体想像がつくよね」
(「あんまりそうぞうしたくないですね」)
「あんまり想像したくないですね」
(「だが、どうもさいしょから)
「だが、どうも最初から
(そのけつごうそうせいじがいきのこるように)
その結合双生児が生き残るように
(さいくしていたらしい。)
細工していたらしい。
(ほかのきけいにははものかなにかでちめいしょうをおわせ、)
他の奇形には刃物か何かで致命傷を負わせ、
(いきたえだえのじょうたいでみっしつへほうりこんだんだ。)
息絶え絶えの状態で密室へ放り込んだんだ。
(いいわすれてたが、きけいといっても)
言い忘れてたが、奇形と言っても
(あしゅらぞうみたいながいけんだからね。)
阿修羅像みたいな外見だからね。
(てんごくは、そのすがたにひかれたんじゃないかな。)
天獄は、その姿に惹かれたんじゃないかな。
(けどてんごくにとっちゃ、れいのけつごうそうせいじは)
けど天獄にとっちゃ、例の結合双生児は
(どうぐにすぎないわけだから、)
道具に過ぎないわけだから、
(すぐさまべつのへやへとじこめて、がしさせた。)
すぐさま別の部屋へ閉じ込めて、餓死させた。
(そしてぼうふしょりをほどこされ、そくしんぶつになった。)
そして防腐処理を施され、即身仏になった。
(おやじがいってた、りょうめんすくなのかんせいさ」)
親父が言ってた、リョウメンスクナの完成さ」