タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない34
『神聖な湖編』
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タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-34
『森の賢者編』です。
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問題文
(ともやとゆびたちは、あらたなぼうけんのはじまりにむねをおどらせながら、)
智也と指たちは、新たな冒険の始まりに胸を躍らせながら、
(みしらぬみちをすすんでいった。)
見知らぬ道を進んでいった。
(みちはしだいにもりのおくへとつづき、)
道は次第に森の奥へと続き、
(やがてうっそうとしたきぎにかこまれたしずかなばしょにたどりついた。)
やがて鬱蒼とした木々に囲まれた静かな場所に辿り着いた。
(「ここはどこだろう?」となかゆびがふしぎそうにつぶやくと、)
「ここはどこだろう?」と中指が不思議そうに呟くと、
(こゆびが「まるでえほんのなかみたいだね」とこうふんぎみにいった。)
小指が「まるで絵本の中みたいだね」と興奮気味に言った。
(すると、ぜんぽうからふいにこえがきこえてきた。)
すると、前方から不意に声が聞こえてきた。
(「ようこそ、たびとたち。ここは「もりのけんじゃ」がすむばしょだよ」)
「ようこそ、旅人たち。ここは『森の賢者』が住む場所だよ」
(こえのぬしは、もりのなかからあらわれたとしおいただんせいだった。)
声の主は、森の中から現れた年老いた男性だった。
(しらがのながいひげをもち、ふかいちえをやどしためがいんしょうてきだった。)
白髪の長い髭を持ち、深い知恵を宿した目が印象的だった。
(「わたしはこのもりのもりびと、「もりのけんじゃ」です」とかれはなのった。)
「私はこの森の守り人、『森の賢者』です」と彼は名乗った。
(「こんにちは、ぼくはともやとゆびたちです。)
「こんにちは、僕は智也と指たちです。
(あたらしいぼうけんをもとめてここまできました」)
新しい冒険を求めてここまで来ました」
(とともやがあいさつすると、)
と智也が挨拶すると、
(けんじゃはほほえみ、)
賢者は微笑み、
(「きみたちのほうもんをかんげいするよ。きみたちにはとくべつなちからがあるようだね」といった。)
「君たちの訪問を歓迎するよ。君たちには特別な力があるようだね」と言った。
(「ええ、ぼくたちはゆめのなかでてにいれたほうせきをもっています。)
「ええ、僕たちは夢の中で手に入れた宝石を持っています。
(このほうせきがわたしたちのぼうけんのかぎになるんです」)
この宝石が私たちの冒険の鍵になるんです」
(とともやがぺんだんとをみせると、けんじゃはそれをみてうなずいた。)
と智也がペンダントを見せると、賢者はそれを見て頷いた。
(「そのほうせきはこだいからつたわるとくべつなちからをもっている。)
「その宝石は古代から伝わる特別な力を持っている。
(きみたちがこのもりにみちびかれたのも、 )
君たちがこの森に導かれたのも、
(そのちからがかんけいしているのかもしれない」とけんじゃはせつめいした。)
その力が関係しているのかもしれない」と賢者は説明した。
(「ここにきたのにはなにかいみがあるのですか?」)
「ここに来たのには何か意味があるのですか?」
(とおやゆびがたずねると、けんじゃはしんけんなひょうじょうでこたえた。)
と親指が尋ねると、賢者は真剣な表情で答えた。
(「そうだ。じつはこのもりにはながいあいだふういんされているふるいひみつがあるんだ。)
「そうだ。実はこの森には長い間封印されている古い秘密があるんだ。
(きみたちのちからをかりて、そのひみつをときあかしてほしい」)
君たちの力を借りて、その秘密を解き明かしてほしい」
(ともやとゆびたちはめをみあわせ、ぼうけんのよかんにむねをたかならせた。)
智也と指たちは目を見合わせ、冒険の予感に胸を高鳴らせた。
(「わたしたちにできることがあるなら、ぜひてつだいたいです」)
「私たちにできることがあるなら、ぜひ手伝いたいです」
(とともやがけついをこめていうと、)
と智也が決意を込めて言うと、
(けんじゃはほほえみ、「ありがとう。きみたちのたすけがひつようなんだ」)
賢者は微笑み、「ありがとう。君たちの助けが必要なんだ」
(とかんしゃのいをしめした。)
と感謝の意を示した。
(けんじゃはかれらをもりのおくへとあんないしながら、)
賢者は彼らを森の奥へと案内しながら、
(ふういんされたひみつについてはなしはじめた。)
封印された秘密について話し始めた。
(「このもりにはこだいのちえとちからがねむっている。)
「この森には古代の知恵と力が眠っている。
(それをときあかすためには、きみたちのもつほうせきのちからがひつようなんだ」)
それを解き明かすためには、君たちの持つ宝石の力が必要なんだ」
(どうちゅう、ともやたちはけんじゃのはなしにみみをかたむけながら、もりのうつくしさにみとれた。)
道中、智也たちは賢者の話に耳を傾けながら、森の美しさに見とれた。
(やがて、おおきなきのねもとにあるふるいせきひにたどりついた。)
やがて、大きな木の根元にある古い石碑に辿り着いた。
(せきひにはこだいのもじがきざまれており、)
石碑には古代の文字が刻まれており、
(けんじゃはそれをさして「ここがふういんのばしょだ」といった。)
賢者はそれを指して「ここが封印の場所だ」と言った。
(「このもじをかいどくし、ふういんをとくためにはほうせきのちからがひつようだ。)
「この文字を解読し、封印を解くためには宝石の力が必要だ。
(きみたちのこころをひとつにして、このしれんにいどんでほしい」とけんじゃはせつめいした。)
君たちの心を一つにして、この試練に挑んでほしい」と賢者は説明した。
(ともやとゆびたちはこころをひとつにし、ぺんだんとのほうせきをせきひにかざした。)
智也と指たちは心を一つにし、ペンダントの宝石を石碑にかざした。
(すると、ほうせきがふたたびあわいひかりをはなちはじめ、せきひのもじがかがやきだした。)
すると、宝石が再び淡い光を放ち始め、石碑の文字が輝き出した。
(「いまだ、みんな!」とともやがこえをあげると、)
「今だ、みんな!」と智也が声を上げると、
(ゆびたちはぜんいんでちからをあわせてほうせきをせきひにむけた。)
指たちは全員で力を合わせて宝石を石碑に向けた。
(ひかりがますますつよくなり、やがてせきひがおとをたててひらきはじめた。)
光がますます強くなり、やがて石碑が音を立てて開き始めた。
(なかからあらわれたのは、こだいのちえがしるされたまきものだった。)
中から現れたのは、古代の知恵が記された巻物だった。
(けんじゃはそれをてにとり、)
賢者はそれを手に取り、
(「これがもりのひみつだ。きみたちのおかげでふういんがとけた」とかんしゃのいをしめした。)
「これが森の秘密だ。君たちのおかげで封印が解けた」と感謝の意を示した。
(「これからどうするんですか?」)
「これからどうするんですか?」
(とひとさしゆびがたずねると、けんじゃはほほえんで、)
と人差し指が尋ねると、賢者は微笑んで、
(「このちえをつかって、もりをまもりつづけるよ。)
「この知恵を使って、森を守り続けるよ。
(きみたちもこのけいけんをむねに、あらたなぼうけんにでてほしい」といった。)
君たちもこの経験を胸に、新たな冒険に出てほしい」と言った。
(ともやたちはけんじゃとわかれをつげ、あらたなぼうけんにむけてふたたびあるきだした。)
智也たちは賢者と別れを告げ、新たな冒険に向けて再び歩き出した。
(かれらのこころには、もりのひみつをときあかしたよろこびと、)
彼らの心には、森の秘密を解き明かした喜びと、
(つぎなるぼうけんへのきたいがみちていた。)
次なる冒険への期待が満ちていた。