王子とこじき 22
作者 マーク・トウェイン
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 7375 | 光 | 7.5 | 98.2% | 308.2 | 2314 | 41 | 46 | 2026/02/03 |
| 2 | HAKU | 7340 | 光 | 7.4 | 98.0% | 312.5 | 2341 | 47 | 46 | 2026/02/02 |
| 3 | だだんどん | 6672 | S+ | 7.0 | 95.1% | 329.4 | 2317 | 119 | 46 | 2026/02/04 |
| 4 | なお氏 | 6099 | A++ | 6.3 | 96.7% | 368.9 | 2329 | 79 | 46 | 2026/02/02 |
| 5 | りく | 5887 | A+ | 5.9 | 98.3% | 398.1 | 2384 | 40 | 46 | 2026/02/08 |
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問題文
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(さて、いよいよだいえんかいのじかんがちかづいていた。)
さて、いよいよ大宴会の時間が近づいていた。
(さっきとむにはーふぉーどきょうがささやいた、あのえんかいだった。)
さっきトムにハーフォード卿が囁いた、あの宴会だった。
((おいらのこと、きちがいだってうわさがひろがっているんだな。)
(おいらのこと、気違いだって噂が広がっているんだな。
(そいつをうちけすためのえんかいだから、さぞ、じろじろみられることだろう))
そいつを打ち消すための宴会だから、さぞ、じろじろ見られることだろう)
(とむは、こうおもっていた。そして、すこしまえまでなら、もちろん)
トムは、こう思っていた。そして、少し前までなら、もちろん
(まだきゅうでんのしきたりにはなれていないし、こわがったかもしれない。)
まだ宮殿のしきたりには慣れていないし、怖がったかもしれない。
(いまはちがった。)
今は違った。
(さっき、むじつのざいにんをたすけてやったというじしん、そして、きぞくややくにんも)
さっき、無実の罪人を助けてやったという自信、そして、貴族や役人も
(たいしたやつはいないというみとおし。)
大したやつはいないという見通し。
(そのうえ、すっかりとむのあたまのいいところがさっきのさばきでわかったので)
そのうえ、すっかりトムの頭のいいところがさっきの裁きでわかったので
(きゅうでんじゅうのひとたちが「どうして、どうして、ごびょうきだなどとはねもはもないうわさだ」)
宮殿中の人たちが「どうして、どうして、ご病気だなどとは根も葉もない噂だ」
(としんじたから、とむにとってじつにきがらくになった。)
と信じたから、トムにとって実に気が楽になった。
(だいえんかいじょうは、きんいろのはしらで、かべやてんじょうには、うつくしいえがえがいてあって)
大宴会場は、金色の柱で、壁や天井には、美しい絵が描いてあって
(まばゆいばかりだった。せのたかいとぐちには、やはりせのたかいばんぺいが)
まばゆいばかりだった。背の高い戸口には、やはり背の高い番兵が
(うつくしいふくをきてたっていた。)
美しい服を着て立っていた。
(てにはやりをもっている。にかいでは、ろんどんでいちりゅうのがくしたちが)
手には槍を持っている。二階では、ロンドンで一流の楽士たちが
(かろやかなおんがくをかなでていた。)
軽やかな音楽を奏でていた。
(このひろまのちゅうおうに、いちだんたかくつくられたのが、)
この広間の中央に、一段高くつくられたのが、
(とむのしょくじをするてーぶるであった。)
トムの食事をするテーブルであった。
(おんがくがとぎれると、ろうかからこえがした。「こくおうへいかのおでまし!」)
音楽が途切れると、廊下から声がした。「国王陛下のお出まし!」
など
(らっぱのおとがながくおをひいてひびくなかを、とむきゃんてぃは)
ラッパの音が長く尾を引いて響く中を、トム・キャンティは
(だいじんたち、きぞくたちをしたがえて、しずしずとはいってきた。)
大臣たち、貴族たちを従えて、しずしずと入ってきた。
(みれば、だれもかれもがぼうしをぬいでいたが、)
見れば、だれもかれもが帽子を脱いでいたが、
(とむのこくおうだけはぼうしをかぶったままだった。)
トムの国王だけは帽子を被ったままだった。
(はーふぉーどきょうは、こくおうへいかのおそばちかくをあるきながら)
ハーフォード卿は、国王陛下のおそば近くを歩きながら
((ぼうしをとるようにもうしあげようか、いや、それはまずいぞ。)
(帽子をとるように申し上げようか、いや、それはまずいぞ。
(わたしのちゅういでぼうしをとるところをみられると、へいかはやはりごびょうきで)
私の注意で帽子をとるところを見られると、陛下はやはりご病気で
(ものわすれしているとおもわれるしな)こうおもってしらんかおをしていた。)
物忘れしていると思われるしな)こう思って知らん顔をしていた。
(とむはめをきらきらとかがやかした。)
トムは目をきらきらと輝かした。
(すっかりどきょうができたうえに、てーぶるのうえのもの、きゅうじにんのおぼんのうえのものは)
すっかり度胸ができた上に、テーブルの上のもの、給仕人のお盆の上のものは
(みたこともないごちそうだったから。)
見たこともない御馳走だったから。
((おいらはおうさま。どれだってすきなだけたべられるぞ))
(おいらは王様。どれだって好きなだけ食べられるぞ)
(たしかに、そのとおりだった。)
たしかに、そのとおりだった。
(とむはたかいぎょくざにつくと、おしえられたとおり、「わたしのために、これほどのひとが)
トムは高い玉座につくと、教えられた通り、「私のために、これほどの人が
(あつまり、たいへんうれしくおもうぞ」とおごそかにいった。)
集まり、大変うれしく思うぞ」と厳かに言った。
(さあっと、あらゆるひとがおじぎをしたが、もうそのときは)
さあっと、あらゆる人がお辞儀をしたが、もうその時は
(とむはごちそうにむしゃぶりついていたのである。ぼうしをかぶったままで。)
トムはご馳走にむしゃぶりついていたのである。帽子を被ったままで。
(そして、このぼうしをかぶったままというのはわすれているのでもなかったし)
そして、この帽子を被ったままというのは忘れているのでもなかったし
(べつのかんがえがあったのでもなかった。もしとむに、なぜかときいたら)
別の考えがあったのでもなかった。もしトムに、なぜかと聞いたら
(「へ、ものをたべるときはぼうしをとるんだって。)
「へ、物を食べるときは帽子を取るんだって。
(おいらのすんでるがらくたよこちょうじゃ、)
おいらの住んでるがらくた横町じゃ、
(そんなことやるやつは、だあれもいなかったぜ」こうこたえるにちがいなかった。)
そんなことやるやつは、だあれもいなかったぜ」こう答えるに違いなかった。
(とむはなんびゃくにんものめが、じぶんのにくをきるてもと、たべるくちもとにそそがれているのは)
トムは何百人もの目が、自分の肉を切る手元、食べる口元に注がれているのは
(よくしっていた。そして、こんどこそまちがいなく、)
よく知っていた。そして、今度こそ間違いなく、
(れいぎをまもってやってのけたのだった。)
礼儀を守ってやってのけたのだった。
((こりゃ、へんなしょるいをよまされるより、ずっといいや))
(こりゃ、変な書類を読まされるより、ずっといいや)