【童話】赤ずきんちゃん 3/3
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問題文
(すると、そこにはずきんをすっぽりめまでさげてねているおばあさんが)
すると、そこにはずきんをすっぽり目まで下げて寝ているおばあさんが
(いました。なんだかいつもとようすがちがう、そうおもいながらあかずきんちゃんは)
いました。なんだかいつもと様子が違う、そう思いながら赤ずきんちゃんは
(おばあさんにいいました。「あら、おばあさん、なんておおきなおみみ」)
おばあさんに言いました。「あら、おばあさん、なんて大きなお耳」
(「おまえのこえが、よくきこえるようにさ。」「あら、おばあさん、)
「お前の声が、よく聞こえるようにさ。」「あら、おばあさん、
(なんておおきなおめめ」「おまえのすがたが、よくみえるようにさ。」)
なんて大きなおめめ」「お前の姿が、よく見えるようにさ。」
(「あら、おばあさん、なんておおきなおてて。」)
「あら、おばあさん、なんて大きなおてて。」
(「おまえが、よくつかめるようにさ。」「でも、おばあさん、まあ、なんて)
「お前が、よくつかめるようにさ。」「でも、おばあさん、まあ、なんて
(きみのわるいおおきなおくちだこと。」「おまえをたべるためさ。」)
気味のわるい大きなお口だこと。」「お前を食べるためさ。」
(こういうがはやいか、おおかみは、いきなりねどこからとびだして、かわいそうに、)
こういうが早いか、おおかみは、いきなり寝床から飛び出して、かわいそうに、
(あかずきんちゃんを、ただひとくちに、あんぐりやってしまいました。)
赤ずきんちゃんを、ただひと口に、あんぐりやってしまいました。
(こうして、おなかをふくらませたおおかみは、またねどこにもどって、)
こうして、おなかをふくらませたおおかみは、また寝床に戻って、
(ねそべってやすみました。やがて、ものすごいおとをたてて、いびきを)
寝そべって休みました。やがて、ものすごい音を立てて、いびきを
(かきだしました。ちょうどそのとき、りょうしがおもてをとおりかかって、)
かきだしました。ちょうどその時、猟師がおもてを通りかかって、
(はてなとおもってたちどまりました。「ばあさんが、すごいいびきでねているが)
はてなと思って立ち止まりました。「ばあさんが、すごいいびきで寝ているが
(へんだな。どれ、なにかかわったことがあるんじゃないか、みてやろう。」)
変だな。どれ、なにか変わったことがあるんじゃないか、みてやろう。」
(そこで、なかへはいってみて、ねどこのところへいってみますと、おおかみが)
そこで、中へ入ってみて、寝床のところへ行ってみますと、おおかみが
(よこになっていました。「ちくしょう、このばちあたりめが、とうとう)
横になっていました。「ちくしょう、このバチ当たりめが、とうとう
(みつけたぞ。ながいあいだきさまをさがしていたんだ。」そこでりょうしは、すぐに)
見つけたぞ。長い間きさまを探していたんだ。」そこで猟師は、すぐに
(てっぽうをむけました。しかし、おおかみのやつ、おばあさんを)
鉄砲をむけました。しかし、おおかみのやつ、おばあさんを
(そのままのんでいるのかもしれないし、もしかしたらはらのなかでまだ)
そのままのんでいるのかも知れないし、もしかしたら腹の中でまだ
(いきているかもしれないぞ、とおもいてっぽうでうつのはやめてはさみで)
生きているかも知れないぞ、と思い鉄砲で撃つのはやめてはさみで
(おおかみのおなかをじょきじょききりはじめました。)
おおかみのおなかをじょきじょき切りはじめました。
(はさみをいれるとすぐに、あかいずきんがみえてきました。)
はさみを入れるとすぐに、赤いずきんが見えてきました。
(もうすこしきると、おんなのこがとびだしてきて、「まあ、びっくりした。)
もう少し切ると、女の子が飛び出してきて、「まあ、びっくりした。
(おおかみのおなかのなかの、くらいことといったらないわ。」と、いいました。)
おおかみのおなかの中の、暗いことといったらないわ。」と、言いました。
(やがて、おばあさんも、まだいきていて、はいだしてきました。)
やがて、おばあさんも、まだ生きていて、はいだしてきました。
(おおかみはもう、よわってむしのいきになっていましたが、あかずきんちゃんは)
おおかみはもう、弱って虫の息になっていましたが、赤ずきんちゃんは
(どこからかおおきなごつごつしたいしをもってきて、おおかみのおなかのなか)
どこからか大きなゴツゴツした石を持ってきて、おおかみのおなかの中
(いっぱいにつめました。やがてめをさましたおおかみがとびだそうと)
いっぱいにつめました。やがて目を覚ましたおおかみが飛び出そうと
(しましたが、いしのおもみでへたばってしまいました。)
しましたが、石のおもみでへたばってしまいました。
(さあ、さんにんはおおよろこびです。りょうしは、おおかみのけがわをはいで、いえへ)
さあ、三人は大喜びです。猟師は、おおかみの毛皮をはいで、家へ
(もってかえりました。おばあさんは、あかずきんちゃんのもってきたおかしと)
持って帰りました。おばあさんは、赤ずきんちゃんの持ってきたお菓子と
(ぶどうしゅをたべすっかりげんきになりました。あかずきんちゃんは、)
ぶどう酒を食べすっかり元気になりました。赤ずきんちゃんは、
(「もうにどと、もりのなかでよこみちにはいって、かけまわったりしないようにしよう。)
「もう二度と、森の中で横道に入って、駆け回ったりしないようにしよう。
(おかあさんがいけないといってたものね。」とかんがえました。おしまい)
お母さんがいけないと言ってたものね。」と考えました。おしまい