光と闇の童話
関連タイピング
歌詞(問題文)
(だすめるひぇんですりひとうんどぅんける)
光と闇の童話 ≪Das Märchen des Lichts und≫
(そこあしもとにきをつけて)
「――そこ、足元に気をつけて」
(うん)
「うん。」
(だいじょうぶ?こわくないかい?)
「大丈夫?怖くないかい?」
(ええそれよりわたしいまとてもどきどきしているわ )
「ええそれより私今とてもドキドキしているわ。」
(だってもりはせかいはこんなにひろいんですもの!)
――だって森は、世界はこんなに広いんですもの!」
(じゃあきょうはとっておきのばしょをおしえてあげるねいこう!)
「じゃあ、今日はとっておきの場所を教えてあげるね。 ――行こう!」
(うん!)
「うん!」
(ずぃーべんぜくすふんふふぃーあ)
7≪sieben≫…6≪sechs≫…5≪fünf≫…4≪vier≫
(どらいつヴぁいあいんす)
3≪drei≫…2≪zwei≫…1≪eins≫
(みあげればまるいよぞらゆらめくあおいつきよ)
見上げれば丸い夜空 揺らめく蒼い月夜
(かみのなをのろいながらならくのそこでうたう)
神の名を呪いながら 奈落の底で唄う……
(めしいたやみでかれがひかりだとおもっていたのはあやまりで)
盲いた闇で彼が 光だと思っていたのは 誤りで
(そのぬくもりのなはあいだとのちにしった)
その温もりの名は 愛だと 後に知った
(はじめてのともだちはあおいめのかわいいめどひぇん)
初めての友達は 碧い瞳の可愛い女の子≪Mädchen≫
(おわかれさ)
お別れさ
(そのせつなさのながこいだとついにしらず)
その切なさの名が 恋だと 遂に知らず
(はなにみずをやるようにままつみにはばつがいる)
花に水を遣るように 儘(まま) 罪には罰が要る
(ああ)
嗚呼
(やがてぐーてんあーべんとぅ)
やがて 迎宵≪Guten Abend≫
(はしるずぃーべんめるひぇん)
奔る 第七の物語≪Siebent Maerchen≫
(かみにせをむけて)
摂理に背を向けて──
(みおろせばくらいだいちゆらめくあかいほのお)
見下ろせば昏い大地 揺らめく紅い焔尾
(ははのめにだかれながらならくのそこへおちる)
母の瞳に抱かれながら 奈落の底へ堕ちる……
(さびれたむらまるではかばね)
「寂レタ村…マルデ墓場ネ…。」
(えりーぜどうわはいつだってはかばからはじまるものさ)
「Elise…童話は、何刻だって墓場から始まるものさ…」
(なぜこのむらにはいまだれもいないの?)
何故 コノ村ニハ 今 誰モイナイノ?
(それはむかしみんなしんじゃったからさ)
──其れは 昔 皆 死んじゃったからさ
(じゃなぜむかしむらびとみんなしんじゃったの?)
ジャ...何故 昔 村人 皆 死ンジャッタノ?
(それはくろきしのやまいのせいさ)
──其れは 黒き 死の 病 のせいさ
(じゃなぜそのもりのむらにおやこはいたの?)
ジャ...何故 ソノ森ノ 村ニ 母子ハイタノ?
(それはあのいどがよんだからさ)
──其れは 或の【イド】が 呼んだからさ
(じゃなぜいどはなんのためにひとをよぶの?)
ジャ...何故 【イド】ハ 何ノ為ニ 人ヲ呼ブノ?
(それこそがやつのほんのうだからさ)
──其れこそが 奴の本能だからさ
(ああはかあなほってもほってもほっても)
嗚呼 墓穴掘っても 掘っても 掘っても
(ひっしにほってもきりがないひさんなじだいさ)
必死に掘っても キリがない 「悲惨な時代さ」
(ああしたいとつちくれしたいとつちくれしたいとつちくれ)
嗚呼 死体と土塊 死体と土塊 死体と土塊
(みるふぃーゆむざんなじたいさ)
多層菓子≪Mille-feuille≫ 「無惨な事態さ」
(せいめいのもくてきはいきることとふえること)
生命の目的は→ ≪生キル事≫と≪増エル事≫
(ころせとおかせといどはうたう)
殺セと 侵セと 【イド】は唄う
(ふえすぎてもけっきょくやどぬしをころしてしまうのにね)
「増エ過ギテモ…結局宿主ヲ殺シテシマウノニネ…」
(ひととだいちのかんけいとおなじささぁものがたりをつづけようか)
「人と大地の関係と同じさ…さぁ、物語を続けようか…」
(でぁヴぁるとでぁあーべんとげなーと)
der Wald der Abenddämmerun【仄昏き宵闇の森】
(よつゆにぬれたこけもをふみならすしょうねんの)
夜露に濡れた 苔藻を踏み鳴らす 少年の
(そのあしどりはかなしいほどにかるくしょうねんを)
その足取りは 哀しい程に軽く 少年を
(よびとめたこえはげびたひびきでされどかれはまだしらない)
呼び止めた声は 下卑た響きで されど彼はまだ知らない
(ああせかいのさくいなどせけんのあくいなどなにひとつふれぬままそだったから)
嗚呼 世界の作為など 世間の悪意など 何ひとつ触れぬまま育ったから
(ともだちをだいたまままねかざるきゃくをつれやさしいははのもとへとそして)
友達を抱いたまま → 招かざる客を連れ → 優しい母の元へと → そして
(みわたせば)
見渡せば──
(とりにはねがあるようにままよるにはうたがある)
鳥に羽が有るように 儘 夜には唄がある
(ああいずれぐーてんもるげん)
嗚呼 いずれ《迎暁》Guten Morgen
(そまるろーぜんがるてん)
染まる《薔薇の庭園》Rosen Garten
(かみをせにうけて)
摂理(かみ)を背に受けて──
(きみがいまわらっているまばゆいそのじだいに)
「キミが今笑っている、眩い其の時代に。
(だれもうらまずしせることをうらまずかならずそこであおう)
誰も恨まず、死せることを憾まず、必ず其処で逢おう」
(ひかりとやみのめるひぇん)
『光と闇の童話(Märchen)』
(だいななのはかばさぁふくしゅうげきのはじまりだ)
「第七の墓場...さぁ、復讐劇の始まりだ...」