病の私と病のインコ(感動物語part5)

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コメントきたのでお祝いの感動物語!(略して感物!)
こんにちは!背黄青鸚哥でーす!
今回はコメントが来たのでお祝いの感動物語!(略して感物!)
今回は題名が「病の私と病のインコ」という感物です!
どうぞお悲しみください!(笑)

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問題文

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(やまいのわたしとやまいのいんこ)

病の私と病のインコ

(わたしはうまれつきのしんぞうのやまいがある。)

私は生まれつきの心臓の病がある。

(それから5かいくらいしゅじゅつをしたものの、もうやまいはじゅうしょうかしている。)

それから5回くらい手術をしたものの、もう病は重症化している。

(あとはいしょくしかないといわれたが、そのまえにしぬりすくのほうがたかいという。)

あとは移植しかないと言われたが、その前に死ぬリスクの方が高いという。

(そして、きょうのけんさでついによめいせんこくされた。)

そして、今日の検査でついに余命宣告された。

(「あと2ねんほどでじんこうしんぞうでも、ききめがきえてしまうでしょう。」)

「あと2年ほどで人工心臓でも、効き目が消えてしまうでしょう。」

(そしてさいごの2ねん、わたしはびょういんではなくいえでしぬことにした。)

そして最後の2年、私は病院ではなく家で死ぬことにした。

(わたしはちいさいときからせきせいいんこをかいたかったが、びょういんのきそくでどうにもでき)

私は小さい時からセキセイインコを飼いたかったが、病院の規則でどうにもでき

(なかった。さいごの2ねんくらい、せきせいいんこをかってみたい、いっしょにいたい。)

なかった。最後の2年くらい、セキセイインコを飼ってみたい、一緒にいたい。

(そうおもった。わたしはぺっとしょっぷであおい、きれいないんこをかった。)

そう思った。私はペットショップで青い、綺麗なインコを飼った。

(おぱーりんぱいどの、おなかがそらみたいなもよう。だから「そら」となづけた。)

オパーリンパイドの、お腹が空みたいな模様。だから「そら」と名付けた。

(わたしはそのこをたいせつにそだてたつもりだった。しかしかって2かげつご・・・)

私はその子を大切に育てたつもりだった。しかし飼って2ヶ月後・・・

(そらがげんきなさそうにしていた。たべたえさをたくさんはいて、けつべんもしていた。)

そらが元気なさそうにしていた。食べた餌をたくさん吐いて、血便もしていた。

(けーじからだしておそうじをしているとき、きゅうにぐったりと、あたたかいゆかにぐったり)

ケージから出してお掃除をしているとき、急にぐったりと、暖かい床にぐったり

(して、ねむってしまいそうになっていた。しんでしまう!そうおもい、わたしはそらを)

して、眠ってしまいそうになっていた。死んでしまう!そう思い、私はそらを

(かかえてびょういんにつれていった。するとそらにもよめいせんこくがつげられた。)

抱えて病院に連れて行った。するとそらにも余命宣告が告げられた。

(「ざんねんですが、そらさんは、あといちねん10かげつほどでしんでしまうでしょう。)

「残念ですが、そらさんは、あと一年10ヶ月ほどで死んでしまうでしょう。

(だから、それまでしっかりあいじょうをそそいであげてください。くすりでしょうじょうをかるくする)

だから、それまでしっかり愛情を注いであげてください。薬で症状を軽くする

(ので、そのあいだ、はなしかけて、あそんで、いっしょにいてあげてください」)

ので、その間、話しかけて、遊んで、一緒にいてあげてください」

(わたしはそれにつられて、「わたし、そらといっしょにしぬんですね・・・」)

私はそれにつられて、「私、そらと一緒に死ぬんですね・・・」

など

(わたしはさらにことばをかさねた「わたし、しんぞうがわるくて、そらとおなじよめいで」)

私はさらに言葉を重ねた「私、心臓が悪くて、そらと同じ余命で」

(「でも、そらにはながいきしてほしかったなぁ。」)

「でも、そらには長生きして欲しかったなぁ。」

(じゅういさんはだまっていた。そしていえにかえり、くすりをとうよして、しょうじょうがかるくなったとき、)

獣医さんは黙っていた。そして家に帰り、薬を投与して、症状が軽くなった時、

(「ねえ、そら。わたし、そらといっしょにしぬんだって。でもそら、もっとながいきして」)

「ねえ、そら。私、そらと一緒に死ぬんだって。でもそら、もっと長生きして」

(「わたしのたいせつなかぞくだから。わたしよりもいきていきて、いきつくして。まだわたしは)

「私の大切な家族だから。私よりも生きて生きて、生き尽くして。まだ私は

(15さいだけど、そらはほんとうは20ねんもいきれるんだよね。だからいきて。」)

15歳だけど、そらは本当は20年も生きれるんだよね。だから生きて。」

(「いきていきていきつくして、わたしよりももっといきてたのしんでたのしんでたのしみ)

「生きて生きて生き尽くして、私よりももっと生きて楽しんで楽しんで楽しみ

(つくしてほしい。でもそんなのむりよね・・・。」)

尽くしてほしい。でもそんなの無理よね・・・。」

(あっというまにはんとしがすぎた。そのころ、わたしのたいちょうはあまりすぐれていなかった。)

あっという間に半年が過ぎた。その頃、私の体調はあまり優れていなかった。

(そらのけーじあらいはははにまかせていた。わたしはべっとでよこにならないと、)

そらのケージ洗いは母に任せていた。私はベットで横にならないと、

(いきぐるしさやずつう、むねのいたみにおそわれてしまうからだ。)

息苦しさや頭痛、胸の痛みに襲われてしまうからだ。

(わたしはじぶんのへやではなく、りびんぐでふとんをしいてねていた。ひとりでさみしい)

私は自分の部屋ではなく、リビングで布団を敷いて寝ていた。一人でさみしい

(おもいでしんでいくことがないように、そして、いっしょにしぬそらのためにも。)

思いで死んでいくことがないように、そして、一緒に死ぬそらのためにも。

(そらのたいちょうもすぐれてはいなかった。くすりでかんわされているものの、きぶんはそう)

そらの体調も優れてはいなかった。薬で緩和されているものの、気分はそう

(よくないはずだから。そらのけーじをわたしのまえにおいていつでもはなしかけた。)

よくないはずだから。そらのケージを私の前においていつでも話しかけた。

(そして、いえにおいしゃさんがきた。わたしはそっちをすこしみてまたそっぽをむいた。)

そして、家にお医者さんが来た。私はそっちを少しみてまたそっぽを向いた。

(そらはひとこえないた。こっちをみて。せんせいがいうにはわたしはくすりでも、じんこうしんぞうでも)

そらは一声鳴いた。こっちをみて。先生が言うには私は薬でも、人工心臓でも

(それいじょうはいきられない、ごくまれなしんぞうびょうだ。とだけいうとでていってしまった)

それ以上は生きられない、ごく稀な心臓病だ。とだけいうとでていってしまった

(みじかいいちねんだった。そら。あなたはわたしのひかり。きぼうのひかりだから。)

短い一年だった。そら。あなたは私の光。希望の光だから。

(なんかちょっかんてきにいま、みじかいわたしのじんせいがおわろうとしている。そうおもえた。)

なんか直感的に今、短い私の人生が終わろうとしている。そう思えた。

(そらはわたしにあまえてきた。だからけーじからだして、わたしはてのなかにそらをいれて)

そらは私に甘えて来た。だからケージから出して、私は手の中にそらを入れて

(むねにあてた。そしてははとちちをよび、かんしゃのきもちをつたえた。)

胸に当てた。そして母と父を呼び、感謝の気持ちを伝えた。

(わたしのじんこうしんぞうがへんなおとをたてた。そしてそらに「いっしょにいこうね、にじのはし。」)

私の人工心臓が変な音を立てた。そしてそらに「一緒に行こうね、虹の橋。」

(「そら、いくらはやくとべるようになったからって、わたしをおいてかないでよ。」)

「そら、いくら速く飛べるようになったからって、私を置いてかないでよ。」

(わたしはほほえんだ。でもこころのそこではしというきょうふがあった。)

私は微笑んだ。でも心の底では死という恐怖があった。

(「おかあさん、おとうさん、さいごにわたしをぎゅーってして。」)

「お母さん、お父さん、最期に私をぎゅーってして。」

(そういって、そらをいだいたわたしはちちとははのうでのなかで、そらはわたしのてのなかで、)

そう言って、そらを抱いた私は父と母の腕の中で、そらは私の手の中で、

(みんなにみとられて、わたしたちはしんだ。)

みんなに看取られて、私たちは死んだ。

(~てんごくのみちで~)

〜天国の道で〜

(わたしはめをさました。むねにつけていたじんこうしんぞうもない。そらはてのなかであばれていた)

私は目を覚ました。胸につけていた人工心臓もない。そらは手の中で暴れていた

(はしってもむねはいたまない。そらもいちねんいじょうとべなかったおおぞらへはばたいた。)

走っても胸は痛まない。そらも一年以上飛べなかった大空へ羽ばたいた。

(わたしはおもいきりはしった。びょういんでともだちだったななちゃんや、えみこちゃん、)

私は思い切り走った。病院で友達だったななちゃんや、えみこちゃん、

(あさみちゃんもいた。わたしはにじのはしをそらとわたった。ちきゅうみおろしぼうえんきょう)

あさみちゃんもいた。私は虹の橋をそらと渡った。地球見下ろし望遠鏡

(いっかいひゃくえん。そうかいてあるかんばんのよこにはしょうさいがかいてあった。「これは、あなた)

一回百円。そう書いてある看板の横には詳細が書いてあった。「これは、あなた

(のいぞくのようすがみれるぼうえんきょうです。わたしはおちてたひゃくえんをいれてみた。)

の遺族の様子が観れる望遠鏡です。私は落ちてた百円を入れてみた。

(かぞくがないている。わたしのたましいのぬけたからだをだいてないている。)

家族が泣いている。私の魂の抜けた体を抱いて泣いている。

(すこしぼうえんきょうをずらしてみた。わたしのくらすがみえる。せんせいがなにかをつげている。)

少し望遠鏡をずらしてみた。私のクラスが見える。先生が何かを告げている。

(へっどほんがぶらさがっている。それをみみにつけると、わたしのはなしをしていた。)

ヘッドホンがぶら下がっている。それを耳につけると、私の話をしていた。

(あ。もうぼうえんきょうはみれなくなった。そこでにじのはしをもういちどながめた。)

あ。もう望遠鏡は見れなくなった。そこで虹の橋をもう一度眺めた。

(ぴょろちゃん、うもちゃん、ぴーちゃんにしろちゃん、ころちゃん。)

ピョロちゃん、うもちゃん、ぴーちゃんにシロちゃん、コロちゃん。

(れきだいかんどうものがたりのこたちがたくさんいる。そらもそのなかまいりだ!)

歴代感動物語の子達が沢山いる。そらもその仲間入りだ!

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