鳥の感動物語(part8)
背黄青鸚哥です!
いきなりですが謝罪を申し上げますm(_ _)m
気づいた方もいらっしゃると思うのですが、part8(この回です)
を抜かしてpart9を先に出してしまいました。
私の注意不足で申し訳ありませんでした。
まあ気を取り直して楽しんでください!(開き直るの早すg((殴)
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問題文
(わたしがしょうがくせいのとき、くらすにのーまるのせきせいいんこがいた。)
私が小学生の時、クラスにノーマルのセキセイインコがいた。
(じょしはみんなかわいい!とみんなであそんであげているのだが、だんしのばあい)
女子はみんな可愛い!とみんなで遊んであげているのだが、男子の場合
(なんだ、いんこなんてつまんねーじゃん、といい、そとにあそびにいってしまう。)
なんだ、インコなんてつまんねーじゃん、といい、外に遊びに行ってしまう。
(わたしはそのいんこがとてもかわいくてかわいくてしょうがなかった。)
私はそのインコがとても可愛くて可愛くてしょうがなかった。
(いえではどうぶつきらいのははおやにちちおや。それにまだちいさないもうととおとうと。)
家では動物嫌いの母親に父親。それにまだ小さな妹と弟。
(まず、ちちおやとははおやがそんなのかっちゃだめ!!とどなるので、そのわけをきいたら)
まず、父親と母親がそんなの飼っちゃダメ!!と怒鳴るので、その訳を聞いたら
(まだちいさいいもうととおとうとがいるじゃない!としかられてしまった。)
まだ小さい妹と弟がいるじゃない!と叱られてしまった。
(ほんとうはじぶんたちがどうぶつがにがてだからなのだ。)
本当は自分たちが動物が苦手だからなのだ。
(しかし、そのいんこがみんなにかわいいといわれるのはたった1しゅうかんだけだった)
しかし、そのインコがみんなに可愛いと言われるのはたった1週間だけだった
(わたしはそのいんこのけーじのまえにかがんでいた。するとじょしたちは、)
私はそのインコのケージの前にかがんでいた。すると女子たちは、
(「またあのこ、いんこにはなしかけてる」)
「またあの子、インコに話しかけてる」
(「ほんとうだね。どんだけいんこふぁんなの~」)
「本当だね。どんだけインコファンなの〜」
(わたしはそのこえがきこえてもぐっとがまんしていた。ほんとうにくるしかった。)
私はその声が聞こえてもぐっと我慢していた。本当に苦しかった。
(でも、わたしはまいにちそのいんこにはなしかけ、そうじやえさやりもすべてわたしがやった。)
でも、私は毎日そのインコに話しかけ、掃除やえさやりも全て私がやった。
(あるひ、せんせいに、すごいねとほめられた。するとまたじょしたちが)
ある日、先生に、すごいねと褒められた。するとまた女子たちが
(「もしかして、せんせいにほめられてせいせきをあげたいからなんじゃないの?」)
「もしかして、先生に褒められて成績を上げたいからなんじゃないの?」
(「それかもね~」)
「それかもね〜」
(わたしはそんなんじゃないのにとおもいながらいんこのせわをつづけた。)
私はそんなんじゃないのにと思いながらインコの世話を続けた。
(あるひのほうかご、わたしはひとりのこっていんこのせわをしていた。)
ある日の放課後、私は一人残ってインコの世話をしていた。
(するときゅうにむねにねっとうをかけられたようないたみがはしった。ぜんしんがしびれる。)
すると急に胸に熱湯をかけられたような痛みが走った。全身が痺れる。
(くるしい!だれかあ!たすけて!そういおうとおもったが、くちだけがうごいた。)
苦しい!誰かあ!助けて!そう言おうと思ったが、口だけが動いた。
(こえはくうきのかたまりになってかすれたおとがひびく。)
声は空気の塊になってかすれた音が響く。
(わたしはたえきれず、ゆかにたおれた。たすけて!かみさま!だれでもいい!わたしをみつけて!)
私は耐えきれず、床に倒れた。助けて!神様!誰でもいい!私を見つけて!
(するとあけっぱなしにしていたけーじのこまどからいんこがでてきた。)
すると開けっ放しにしていたケージの小窓からインコが出てきた。
(もうすでにこきゅうこんなんをひきおこし、けいれんしているわたしをみて、とんでいった。)
もうすでに呼吸困難を引き起こし、痙攣している私を見て、飛んで行った。
(いんこはろうかでおおごえでさけんだ。そのこえはいっかいまできこえていたという。)
インコは廊下で大声で叫んだ。その声は一階まで聞こえていたという。
(せんせいがそれをふしぜんにおもい、4かいまであがってきた。)
先生がそれを不自然に思い、4階まで上がってきた。
(そして、きょうしつのなかでけいれんをおこしているわたしをみつけた。)
そして、教室の中で痙攣を起こしている私を見つけた。
(「ああ、つらいわね、きづけなくてごめんなさい・・・」)
「ああ、辛いわね、気づけなくてごめんなさい・・・」
(そういうと、きゅうきゅうようたんかでわたしをいっかいまではこび、きゅうきゅうしゃをよんだ。)
そういうと、救急用担架で私を一階まで運び、救急車を呼んだ。
(はあはあといみもないくうきがくちからつぎからつぎへともれだす。)
ハアハアと意味もない空気が口から次から次へと漏れ出す。
(くうきもろくにすえないのにくうきはうばわれていく。)
空気もろくに吸えないのに空気は奪われていく。
(まるでわたしのからだのくうきはすべてこのそらにすいこまれていっているかんかくだ。)
まるで私の体の空気は全てこの空に吸い込まれていっている感覚だ。
(いしきがとびそうななか、ひっしにたえた。むねのいたみははげしくなっていく。)
意識が飛びそうな中、必死に耐えた。胸の痛みは激しくなっていく。
(もうこのようなじょうたいだったらいっちゃったほうがましなのかもしれない。)
もうこのような状態だったら逝っちゃったほうがましなのかもしれない。
(わたしはひっしにてんへとてをのばした。もうしにたい。これだったら・・・)
私は必死に天へと手を伸ばした。もう死にたい。これだったら・・・
(そして、わたしはびょういんでなくなった。わたしはえいえんにやすむことになった。)
そして、私は病院で亡くなった。私は永遠に休むことになった。
(わたしはあるひ、にじのはしをさんぽしていた。そして、ちじょうぼうえんきょうをつかうと・・・)
私はある日、虹の橋を散歩していた。そして、地上望遠鏡を使うと・・・
(なんと、あのいんこがしんでいるではないか!いますぐむかえなきゃ!)
なんと、あのインコが死んでいるではないか!今すぐ迎えなきゃ!
(わたしはにじのはしのところでそのいんこをまった。ずっとまっていた。)
私は虹の橋のところでそのインコをまった。ずっと待っていた。
(すると・・・)
すると・・・
(「ぴぴ!ぴぴい!」)
「ピピ!ピピい!」
(げんきにさえずりながらこちらにとんでくる。)
元気に囀りながらこちらに飛んでくる。
(あとでしったのだが、わたしのはかのなかにそのいんこのしたいをいれたらしい。)
あとで知ったのだが、私の墓の中にそのインコの死体を入れたらしい。
(ちじょうでもいっしょ。そらでもいっしょ。わたしはいんこになをつけた。)
地上でも一緒。空でも一緒。私はインコに名をつけた。
(くおと。)
空緒と。