恋愛小説 一目惚れ編 最終話
背黄青鸚哥です!
今回は一目惚れ編の最終話です!
一話から三話までです。短いかもしれませんが
一話からやってくれていた方には感謝でしかないです!(^▽^)/センキュー
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問題文
(しかし、やはりひとめぼれだ。そんなにながくはつづかない。)
しかし、やはり一目惚れだ。そんなに長くは続かない。
(ほんとうにかれはわたしのことをすきなのだろうか?)
本当に彼は私のことを好きなのだろうか?
(さいきんはでーとにもいっていないし。)
最近はデートにも行っていないし。
(まあ、けっこんぜんていのおつきあいではない。)
まあ、結婚前提のお付き合いではない。
(かれはほんとうにわたしでいいのだろうか?)
彼は本当に私でいいのだろうか?
(よくじつ)
翌日
(しょうやくんはいった。)
翔也くんは言った。
(「きょうこそはでーとにいこう。きっとさいごになる。」)
「今日こそはデートに行こう。きっと最後になる。」
(もしかして・・・もうふろうとしているのかな・・・)
もしかして・・・もう振ろうとしているのかな・・・
(「どうしてさいごなの?もしかしてひっこしとか?」)
「どうして最後なの?もしかして引っ越しとか?」
(どうしてっていわれたってなあ。とこまったかおをしながらいった。)
どうしてって言われたってなあ。と困った顔をしながら言った。
(「やっぱり、ぼくらはひとめぼれだ。あいてのほんしょうもしらずに、ただかおだけで」)
「やっぱり、僕らは一目惚れだ。相手の本性も知らずに、ただ顔だけで」
(「さいしょはぼくはきみのことをかわいいとおもっていたよ。でも・・・」)
「最初は僕は君のことを可愛いと思っていたよ。でも・・・」
(「ぼくたちはあいしょうがあわない。」)
「僕たちは相性が合わない。」
(わたしはずきっとした。もしかすると・・・でおわればよかった。)
私はズキっとした。もしかすると・・・で終わればよかった。
(かれのあいしょうがあわない。ということばがとんねるにつたうようにきこえた。)
彼の相性が合わない。という言葉がトンネルに伝うように聞こえた。
(わたしはそうはおもっていたものの、やっぱりはなれたくなかった。)
私はそうは思っていたものの、やっぱり離れたくなかった。
(なみだがにじんできた。うまがあわないなんて。あいしょうがどうたらこうたらんんて。)
涙がにじんできた。馬が合わないなんて。相性がどうたらこうたらんんて。
(するとかれがちかづいてきた)
すると彼が近づいてきた
(「すこしいいすぎたかな、ごめん。」)
「少し言い過ぎたかな、ごめん。」
(そこまできをつかわれたらわたしはどうなってしまうの?)
そこまで気を使われたら私はどうなってしまうの?
(そしてこんどはさらにないた。そして、つぎにいかりのかんじょうがわいてきた。)
そして今度はさらに泣いた。そして、次に怒りの感情が湧いてきた。
(「もうゆるせない!わたしはあなたのことがすき、いや、あいしていたのに!!」)
「もう許せない!私はあなたのことが好き、いや、愛していたのに!!」
(「ごめん!きょうのでーとはいけない!」)
「ごめん!今日のデートはいけない!」
(「そんなでーとだったらいかないほうがましよ!!」)
「そんなデートだったら行かないほうがマシよ!!」
(わたしはてんちょうにきゅうりょうをもらい、きぶんがわるいのでそうたいするとつげ、でていった。)
私は店長に給料をもらい、気分が悪いので早退すると告げ、出て行った。
(「まって!さきちゃん!!」)
「待って!紗季ちゃん!!」
(かれがはしってくる。しかし、わたしはふりむかずにはしり、いえにかえった。)
彼が走ってくる。しかし、私は振り向かずに走り、家に帰った。
(ぴんぽーん、ぴんぽーん)
ピンポーン、ピンポーン
(いんたーほんがなるが、でない。かれだったらいやだ。)
インターホンが鳴るが、出ない。彼だったら嫌だ。
(しゃわーをかるくあびてべっどのなかでくるまった。)
シャワーを軽く浴びてベッドの中でくるまった。
(そしてつぎのひになってもつぎのひになっても、かっぷめんをたべるだけ。)
そして次の日になっても次の日になっても、カップ麺を食べるだけ。
(それいがいはそとにでることもなければすまほをつかうこともない。)
それ以外は外に出ることもなければスマホを使うこともない。
(へやはほこりだらけ。)
部屋は埃だらけ。
(まるで「りゅう」のおはなしのさんたろうのようだ。)
まるで「竜」のお話の三太郎のようだ。
(しかし、そのままではいられない。やっとそとにでるけっしんをした。)
しかし、そのままではいられない。やっと外に出る決心をした。
(そとにでると、いつもどおりのしょうてんがいだ。)
外に出ると、いつも通りの商店街だ。
(げんかんのまえで、あしになにかがあたった。)
玄関の前で、足に何かが当たった。
(「ん?なんだろう?」)
「ん?なんだろう?」
(そこにはたいりょうのこづつみがあった。)
そこには大量の小包があった。
(いちばんうえのこづつみのうえに、いまにもはがれそうなてがみがおいてある。)
一番上の小包の上に、今にも剥がれそうな手紙が置いてある。
(てーぷをはがしてなかをよんだ。)
テープを剥がして中を読んだ。
(「さきちゃんへ。」)
『紗季ちゃんへ。』
(「さきほどはごめんなさい。あんなにおちこむなんておもわなかった。ぼくは)
『先ほどはごめんなさい。あんなに落ち込むなんて思わなかった。僕は
(しょうじき、このままつづくとはおもわない。でもきみはきっとぼくとつづけ、さいしゅうてきにけっこんまで)
正直、このまま続くとは思わない。でも君はきっと僕と続け、最終的に結婚まで
(かんがえて、おかねをためて、ひろいいえをかおうとしていた。てんちょうからきいているよ。)
考えて、お金を貯めて、広い家を買おうとしていた。店長から聞いているよ。
(だからてんちょうもきみにきょうりょくしてきゅうりょうをすこしふやしてくれていた。)
だから店長も君に協力して給料を少し増やしてくれていた。
(ぼくはおでかけにさそわれてもいそがしいとてきとうにりゆうをつけていえにこもっていた。)
僕はお出かけに誘われても忙しいと適当に理由をつけて家にこもっていた。
(りゆうは、きみがたのしそうでなかったから。かおがこわばっていたから。)
理由は、君が楽しそうでなかったから。顔がこわばっていたから。
(そのりゆうはなんだったのか、おしえてくれたらうれしい。しょうや」)
その理由はなんだったのか、教えてくれたら嬉しい。翔也』
(わたしはばいとさきへととびだしていった。しょうやくんにあうため。)
私はバイト先へと飛び出して行った。翔也くんに会うため。
(「しょうちゃん!」)
「翔ちゃん!」
(「さきちゃん!?どうしたの!もうこないんじゃないの?」)
「紗季ちゃん!?どうしたの!もう来ないんじゃないの?」
(「かおがこわばっていたのは・・・」)
「顔がこわばっていたのは・・・」
(わたしはぽけっとのなかからくろいちいさなはこをだしていった。)
私はポケットの中から黒い小さな箱を出して言った。
(「こういうこと。けっこんしてください。」)
「こういうこと。結婚してください。」
(かれはびっくりしたようにいった。)
彼はびっくりしたように言った。
(「もちろん。このまえはごめん。なんかさぷらいずだね!」)
「もちろん。この前はごめん。なんかサプライズだね!」