ビクトル・ユーゴー レ・ミゼラブル 序
関連タイピング
-
夏目漱石
プレイ回数14万長文かな512打 -
祇園精舎
プレイ回数2.7万長文かな779打 -
古典落語の名作、寿限無でタイピング
プレイ回数1.4万かな232打 -
プレイ回数109長文かな2465打 -
プレイ回数186長文かな3161打 -
プレイ回数303長文2466打
-
プレイ回数167長文2482打
-
少年探偵団シリーズ第3作品『妖怪博士』
プレイ回数899長文4563打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(ほうりつとふうしゅうとによって、あるえいごうのしゃかいてきしょばつがそんざいし、かくしてじんいてきに)
法律と風習とによって、ある永劫の社会的処罰が存在し、かくして人為的に
(じごくをぶんめいのさなかにこしらえ、せいなるうんめいをせけんてきいんがによってふんきゅうせしむる)
地獄を文明のさなかにこしらえ、聖なる運命を世間的因果によって紛糾せしむる
(あいだは、すなわち、かそうかいきゅうによるおとこのしっつい、きがによるおんなのだらく、あんこくによる)
間は、すなわち、下層階級による男の失墜、飢餓による女の堕落、暗黒による
(こどものいしゅく、それらじだいのみっつのもんだいがかいけつせられないあいだは、すなわち、)
子供の萎縮、それら時代の三つの問題が解決せられない間は、すなわち、
(あるほうめんにおいて、しゃかいてきちっそくがかのうであるあいだは、すなわち、ことばをかえて)
ある方面において、社会的窒息が可能である間は、すなわち、言葉を換えて
(いえば、そしてなおいっそうひろいけんちよりすれば、ちじょうにむちとひさんとがある)
言えば、そしてなおいっそう広い見地よりすれば、地上に無知と悲惨とがある
(あいだは、ほんしょのごときせいしつのしょもつも、おそらくむえきではないであろう。)
間は、本書のごとき性質の書物も、おそらく無益ではないであろう。
(せんはっぴゃくろくじゅうにねんいちがつついたち おーとヴぃるはうすにおいて)
一八六二年一月一日 オートヴィル・ハウスにおいて
(ヴぃくとるゆーごー)
ヴィクトル・ユーゴー