王子とこじき 39
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問題文
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(いよいよまいるすへんどんとえどわーどがさいばんにかけられるひがやってきた。)
いよいよマイルス・ヘンドンとエドワードが裁判にかけられる日がやってきた。
(だが、いやなにおいのするぎゅうづめのろうやからでられるので)
だが、嫌なにおいのするぎゅう詰めの牢屋から出られるので
(ふたりはむしろほっとしたのだった。)
二人はむしろほっとしたのだった。
(そのうえ、さいばんかんがくだしたはんけつは、へんどんにたいしては)
そのうえ、裁判官が下した判決は、ヘンドンに対しては
(「きけんにして、ぺてんし、やどなしのつみにより、)
「危険にして、ペテン師、宿無しの罪により、
(てかせあしかせをほどこし、むちうちにすべし」というものだった。)
手かせ足かせをほどこし、鞭打ちにすべし」というものだった。
(これをきいてえどわーどはほっとした。)
これを聞いてエドワードはほっとした。
(なにしろ、おそろしいひあぶりのけいをみたあとなので、どんなことになるかと)
なにしろ、恐ろしい火あぶりの刑を見た後なので、どんなことになるかと
(ないしん、おそれおののいていたからだった。)
内心、恐れおののいていたからだった。
(そして、えどわーどにたいしてのけいは)
そして、エドワードに対しての刑は
(「ねんしょうのため、けいをとりやめる」ということだった。)
「年少のため、刑を取りやめる」ということだった。
(さっそく、へんどんのくびとてにはいたがはめられて、)
さっそく、ヘンドンの首と手には板がはめられて、
(あしもしばりつけられ、まちのひろばへはこばれていった。)
足も縛り付けられ、町の広場へ運ばれていった。
(えどわーどは、あとからすぐついていこうとしたが、できなかった。)
エドワードは、後からすぐついて行こうとしたが、できなかった。
(なにしろ、たくさんのやじうまがとりまいていて、)
なにしろ、たくさんの野次馬が取り巻いていて、
(えどわーどがちかよるすきがなかった。)
エドワードが近寄る隙がなかった。
(だが、やっとのことでひととひとのあいだ、ときにはあしのあいだをくぐりぬけて)
だが、やっとのことで人と人の間、時には足の間をくぐり抜けて
(ひろばへついてみると(ああ、こんなあわれなすがたで、たくさんのひとの)
広場へ着いてみると(ああ、こんな哀れな姿で、たくさんの人の
(ののしりをうけているのが、わたしのけらいのへんどんなのか))
ののしりを受けているのが、私の家来のヘンドンなのか)
(と、むねがふるえた。なにしろ、へんどんめがけて)
と、胸が震えた。なにしろ、ヘンドン目がけて
など
(くさったたまごをぶつけるものさえいるのだ。)
腐った卵をぶつける者さえいるのだ。
(えどわーどはむちをもっているやくにんに、くってかかった。)
エドワードは鞭を持っている役人に、くってかかった。
(「やめろ。むちなどすててしまえ。このものをいますぐにはなしてやれ。)
「やめろ。鞭など捨ててしまえ。この者を今すぐに放してやれ。
(わたしのけらいだ」)
私の家来だ」
(「・・・へいか。どうか、おしずまりください」)
「・・・陛下。どうか、おしずまりください」
(くびかせをはめられたまま、へんどんはきをもんでちかくのやくにんに)
首かせをはめられたまま、ヘンドンは気をもんで近くの役人に
(「このこはあたまがへんなのだ。ゆるしてやってくれ」といったが、)
「この子は頭が変なのだ。許してやってくれ」と言ったが、
(おもしろはんぶんに、やくにんはこういった。)
面白半分に、役人はこう言った。
(「そうかもしれねえ。ひとつ、おまえといっしょにむちでぶんなぐって)
「そうかもしれねえ。ひとつ、お前と一緒に鞭でぶん殴って
(あたまのくるったのをなおしてやろうぜ」)
頭の狂ったのを治してやろうぜ」
(そこで、いぎりすのれきしはじまっていらいのできごと、)
そこで、イギリスの歴史始まって以来の出来事、
(つまり、いぎりすこくおうが、いなかのやくにんにむちでぶたれることになった。)
つまり、イギリス国王が、田舎の役人に鞭でぶたれることになった。
(えどわーどははじめてのことなので、ぼんやりしているのに、)
エドワードは初めてのことなので、ぼんやりしているのに、
(あたりのむらびとはおおよろこびした。)
あたりの村人は大喜びした。
(「それっ、いくぜ」)
「それっ、いくぜ」
(「まて」まいるすへんどんはおおごえをあげた。)
「待て」マイルス・ヘンドンは大声をあげた。
(「たのむ。そのこをなぐるだけのかずを、わたしのむちにたしてくれ。)
「頼む。その子を殴るだけの数を、私の鞭に足してくれ。
(そのこは、ぶたないでくれ。わたしはばいもむちうたれてけっこうだ」)
その子は、ぶたないでくれ。私は倍も鞭うたれて結構だ」
(そういわれるとやくにんもどっちでもよかった。)
そう言われると役人もどっちでもよかった。
(「じゃ、おまえにいちだーすよけいにむちをくれてやるぜ」)
「じゃ、おまえに一ダースよけいに鞭をくれてやるぜ」
((なんとけだかいこころのもちぬしだろうか。じぶんがいたいめにあってまで)
(なんと気高い心の持ち主だろうか。自分が痛い目に遭ってまで
(しゅじんをたすける。ゆうきあるちゅうぎものだ。よし、へんどんには・・・」)
主人を助ける。勇気ある忠義者だ。よし、ヘンドンには・・・・」
(つかつかとちかよったえどわーどは、こういった。)
つかつかと近寄ったエドワードは、こう言った。
(「いぎりすこくおうえどわーどは、そなたにはくしゃくのくらいをさずける」)
「イギリス国王エドワードは、そなたに伯爵の位を授ける」
(へんどんのむねにはあついものがこみあげてきた。)
ヘンドンの胸には熱いものがこみ上げてきた。
(むちのいたさなどわすれるほどだった。)
鞭の痛さなど忘れるほどだった。