万葉集 和歌5

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万葉集の和歌に触れる

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(ももづたふ、いはれのいけに、なくかもを、けふのみみてや、くもがくりなむ) ももづたふ、磐余の池に、鳴く鴨を、今日のみ見てや、雲隠りなむ (かみをこうむり、かちはだしにて、ほんぷしてじゅんす。みるものみなきょきす) 髪を被り、徒跣にて、奔赴して殉す。見者皆歔欷す (うつそみの、ひとなるわれや、あすよりは、ふたかみやまを、いろせとあがみむ) うつそみの、人なる我や、明日よりは、二上山を、弟と我が見む (いへにあれば、けにもるいひを、くさまくら、たびにしあれば、しひのはにもる) 家にあれば、笥に盛る飯を、草枕、旅にしあれば、椎の葉に盛る (いはしろの、はままつがえを、ひきむすび、まさきくあらば、またかへりみむ) 岩代の、浜松が枝を、引き結び、ま幸きあらば、またかへりみむ (いはしろの、きしのまつがえ、むすびけむ、ひとはかへりて、またみけむかも) 岩代の、岸の松が枝、結びけむ、人はかへりて、また見けむかも (いはしろの、のなかにたてる、むすびまつ、こころもとけず、いにしへおもほゆ) 岩代の、野中に立てる、結び松、心も解けず、古思ほゆ (つばさなす、ありがよひつつ、みらめども、ひとこそしらね、まつはしるらむ) 翼なす、あり通ひつつ、見らめども、人こそ知らね、松は知るらむ (のちみむと、きみがむすべる、いはしろの、こまつがうれを、またもみむかも) のち見むと、君が結べる、岩代の、小松が末を、またも見むかも (あみのうらに、ふなのりすらむ、をとめらが、たまものすそに、しほみつらむか) あみの浦に、船乗りすらむ、娘子らが、玉裳の裾に、潮満つらむか
(くしろつく、たふしのさきに、けふもかも、おほみやひとの、たまもかるらむ) 釧つく、答志の岬に、今日もかも、大宮人の、玉藻刈るらむ (しほさいに、いらごのしまへ、こぐふねに、いものるらむか、あらきしまみを) 潮騒に、伊良虞の島辺、漕ぐ船に、妹乗るらむか、荒き島廻を (かぐやまは、うねびををしと、みみなしと、あひあらそひき、かみよより、かくにあるらし、) 香久山は、畝傍を惜しと、耳梨と、相争ひき、神代より、かくにあるらし、 (いにしへも、しかにあれこそ、うつせみも、つまを、あらそふらしき。) 古も、然にあれこそ、うつせみも、妻を、争ふらしき。 (かぐやまと、みみなしやまと、あひしとき、たちてみにこし、いなみくにはら) 香具山と、耳梨山と、あひし時、立ちて見に来し、印南国原 (ふゆごもり、はるさりくれば、なかざりし、とりもきなきぬ、さかざりし、) 冬ごもり、春さり来れば、鳴かざりし、鳥も来鳴きぬ、咲かざりし、 (はなもさけれど、やまをしみ、いりてもとらず、くさふかみ、とりてもみず、) 花も咲けれど、山をしみ、入りても取らず、草深み、取りても見ず、 (あきやまの、このはをみては、もみぢをば、とりてそしのふ、あをきをば、) 秋山の、木の葉を見ては、黄葉をば、取りてそしのふ、青きをば、 (おきてそなげく、そこしうらめし、あきやまそわれは。) 置きてそ嘆く、そこし恨めし、秋山そ我は。 (うまさけ、みわのやま、あをによし、ならのやまの、やまのまに、いかるまで、) 味酒、三輪の山、あをによし、奈良の山の、山のまに、い隠るまで、
など
(みちのくま、いつもるまでに、つばらにも、みつつゆかむを、しばしも、) 道の隈、い積もるまでに、つばらにも、見つつ行かむを、しばしばも、 (みさけむやまを、こころなく、くもの、かくさふべしや。) 見放けむ山を、心なく、雲の、隠さふべしや。 (みわやまを、しかもかくすか、くもだにも、こころあらなも、かくさふべしや) 三輪山を、然も隠すか、雲だにも、心あらなも、隠さふべしや (あきたかる、かりほをつくり、わがをれば、ころもでさむく、つゆぞおきにける) 秋田刈る、仮廬を作り、我が居れば、衣手寒く、露そ置きにける (はるはもえ、なつはみどりに、くれないの、まだらにみゆる、あきのやまかも) 春は萌え、夏は緑に、紅の、まだらに見ゆる、秋の山かも (しらつゆと、あきのはぎとは、こひみだれ、わくことかたき、あがこころかも) 白露と、秋の萩とは、恋ひ乱れ、別くこと難き、我が心かも (あしひきの、やまどりのをの、しだりをの、ながながしよを、ひとりかもねむ) あしひきの、山鳥の尾の、しだり尾の、長ながし夜を、ひとりかも寝む (みけむかふ、あはぢのしまに、ただむかふ、みぬめのうらの、おきへには、ふかみるとり、) 御食向かふ、淡路の島に、直向かふ、敏馬の浦の、沖辺には、深海松採り、 (うらみには、なのりそかる、ふかみるの、みまくほしけど、なのりその、) 浦廻には、なのりそ刈る、深海松の、見まく欲しけど、なのりその、 (おのがなをしみ、まつかひも、やらずてわれは、いけるともなし。) 己が名惜しみ、間使ひも、遣らずて我は、生けるともなし。 (すまのあまの、しほやききぬの、なれなばか、ひとひもきみを、わすれておもはむ) 須磨の海人の、塩焼き衣の、なれなばか、一日も君を、忘れて思はむ (いそのかみ、ふるのみことは、たわやめの、まどひによりて、うまじもの、なはとりつけ、) 石上、布留の尊は、たわやめの、惑ひに因りて、馬じもの、縄取り付け、 (ししじもの、ゆみやかくみて、おほきみの、みことかしこみ、あまざかる、ひなへにまかる、) 鹿猪じもの、弓矢囲みて、大君の、命恐み、天離る、夷辺に罷る、 (ふるころも、まつちやまより、かへりこぬかも。) 古衣、真土山より、帰り来ぬかも。 (おほきみの、みことかしこみ、さしならぶ、くににいでます、はしきやし、わがせのきみを、) 大君の、命恐み、さし並ぶ、国に出でます、はしきやし、我が背の君を、 (かけまくも、ゆゆしかしこし、すみのえの、あらひとがみ、ふなのへに、うしはきたまひ、) かけまくも、ゆゆし恐し、住吉の、現人神、船舳に、うしはきたまひ、 (つきたまはむ、しまのさきざき、よりたまはむ、いそのさきざき、あらきなみ、かぜにあはせず、) 着きたまはむ、島の崎々、寄りたまはむ、磯の崎々、荒き波、風にあはせず、 (つつみなく、やまひあらせず、すむやけく、かへしたまはね、もとのくにへに。) つつみなく、病あらせず、速けく、帰したまはね、本の国辺に。 (ちちぎみに、われはまなごぞ、ははとじに、われはまなごぞ、まいのぼる、やそうぢひとの、) 父君に、我は愛子ぞ、母刀自に、我は愛子ぞ、参上る、八十氏人の、 (たむけする、かしこのさかに、ぬさまつり、われはぞおへる、とほきとさぢを。) 手向けする、恐の坂に、幣奉り、我はぞ追へる、遠き土佐道を。 (おほさきの、かみのをばまは、せばけども、ももふなびとも、すぐといはなくに) 大崎の、神の小浜は、狭けども、百舟人も、過ぐと言はなくに (はやひとの、せとのいはほも、あゆはしる、よしののたきに、なほしかずけり) 隼人の、瀬戸の巌も、鮎走る、吉野の滝に、なほしかずけり (ゆきかへり、つねにわがみし、かしひがた、あすゆのちには、みむよしもなし) 行き帰り、常に我が見し、香椎潟、明日ゆ後には、見むよしもなし (いざこども、かしひのかたに、しろたへの、そでさへぬれて、あさなつみてむ) いざ子ども、香椎の潟に、白たへの、袖さへ濡れて、朝菜摘みてむ (ときつかぜ、ふくべくなりぬ、かしひがた、しほひのうらに、たまもかりてな) 時つ風、吹くべくなりぬ、香椎潟、潮干の浦に、玉藻刈りてな (あめつちの、とほきがごとく、ひつきの、ながきがごとく、おしてる、なにはのみやに、) 天地の、遠きがごとく、日月の、長きがごとく、おしてる、難波の宮に、 (わごおほきみ、くにしらすらし、みけつくに、ひのみつきと、あはぢの、) わご大君、国知らすらし、御食つ国、日の御調と、淡路の、 (のしまのあまの、わたのそこ、おきついくりに、あはびたま、さはにかづきで、ふねなめて、) 野島の海女の、海の底、沖ついくりに、鮑玉、さはに潜き出、船並めて、 (つかへまつるが、たふときみれば。) 仕へ奉るが、尊き見れば。 (あさなぎに、かぢのおときこゆ、みけつくに、のしまのあまの、ふねにしあるらし) 朝なぎに、梶の音聞こゆ、御食つ国、野島の海女の、船にしあるらし (はるののに、なくやうぐひす、なつけむと、わがへのそのに、うめがはなさく) 春の野に、鳴くやうぐひす、馴けむと、我が家の園に、梅が花咲く (うめのはな、ちりまがひたる、をかびには、うぐひすなくも、はるかたまけて) 梅の花、散り紛ひたる、岡びには、うぐひす鳴くも、春かたまけて (はるののに、きりたちわたり、ふるゆきと、ひとのみるまで、うめのはなちる) 春の野に、霧立ちわたり、降る雪と、人の見るまで、梅の花散る (はるやなぎ、かづらにをりし、うめのはな、たれかうかべし、さかづきのへに) 春柳、縵に折りし、梅の花、誰か浮かべし、酒坏の上に (うぐひすの、おときくなへに、うめのはな、わぎへのそのに、さきてちるみゆ) うぐひすの、音聞くなへに、梅の花、我家の園に、咲きて散る見ゆ (わがやどの、うめのしづえに、あそびつつ、うぐひすなくも、ちらまくをしみ) 我がやどの、梅の下枝に、遊びつつ、うぐひす鳴くも、散らまく惜しみ (あさされば、いもがてにまく、かがみなす、みつのはまびに、おほふねに、まかぢしじぬき、) 朝されば、妹が手にまく、鏡なす、御津の浜びに、大船に、ま梶しじ貫き、 (からくにに、わたりゆかむと、ただむかふ、みぬめをさして、しほまちて、みをびきゆけば、) 韓国に、渡り行かむと、直向かふ、敏馬をさして、潮待ちて、水脈引き行けば、 (おきへには、しらなみたかみ、うらみより、こぎてわたれば、わぎもこに、あはぢのしまは、) 沖辺には、白波高み、浦廻より、漕ぎて渡れば、我妹子に、淡路の島は、 (ゆふされば、くもいかくりぬ、さよふけて、ゆくへをしらに、あがこころ、) 夕されば、雲居隠りぬ、さ夜ふけて、行くへを知らに、我が心、 (あかしのうらに、ふねとめて、うきねをしつつ、わたつみの、おきへをみれば、) 明石の浦に、船泊めて、浮き寝をしつつ、わたつみの、沖辺を見れば、 (いざりする、あまのをとめは、をぶなのり、つららにうけり、あかときの、しほみちくれば、) いざりする、海人の娘子は、小舟乗り、つららに浮けり、暁の、潮満ち来れば、 (あしべには、たづなきわたる、あさなぎに、ふなでをせむと、ふなびとも、かこもこえよび、) 葦辺には、鶴鳴き渡る、朝なぎに、船出をせむと、船人も、水主も声呼び、 (にほどりの、なづさひゆけば、いへしまは、くもいにみえぬ、あがもへる、こころなぐやと、) にほ鳥の、なづさひ行けば、家島は、雲居に見えぬ、我が思へる、心和ぐやと、 (はやくきて、みむとおもひて、おほぶねを、こぎわがゆけば、おきつなみ、たかくたちきぬ、) はやく来て、見むと思ひて、大船を、漕ぎ我が行けば、沖つ波、高く立ち来ぬ、 (よそのみに、みつつすぎゆき、たまのうらに、ふねをとどめて、はまびより、) よそのみに、見つつ過ぎ行き、玉の浦に、船をとどめて、浜びより、 (うらいそをみつつ、なくこなす、ねのみしなかゆ、わたつみの、たまきのたまを、) 浦磯を見つつ、泣く子なす、音のみし泣かゆ、わたつみの、手巻きの玉を、 (いへづとに、いもにやらむと、ひりひとり、そでにはいれて、かへしやる、つかひなければ、) 家づとに、妹に遣らむと、拾ひ取り、袖には入れて、返し遣る、使ひなければ、 (もてれども、しるしをなみと、またおきつるかも。) 持てれども、験をなみと、また置きつるかも。 (たまのうらの、おきつしらたま、ひりへれど、またそおきつる、みるひとをなみ) 玉の浦の、奥つ白玉、拾へれど、またそ置きつる、見る人をなみ (あきさらば、わがふねはてむ、わすれがひ、よせきておけれ、おきつしらなみ) 秋さらば、我が船泊てむ、忘れ貝、寄せ来て置けれ、沖つ白波 (まかなもち、ゆげのかはらの、うもれぎの、あらはるましじき、ことにあらなくに) ま鉋持ち、弓削の河原の、埋もれ木の、顕はるましじき、ことにあらなくに (たちやまの、ゆきしくらしも、はひつきの、かはのわたりぜ、あぶみつかすも) 立山の、雪し消らしも、延槻の、川の渡り瀬、鐙漬かすも (をかみがは、くれないにほふ、をとめらし、あしつきとると、せにたたすらし) 雄神川、紅にほふ、娘子らし、葦付取ると、瀬に立たすらし (めひがはの、はやきせごとに、かがりさし、やそとものをは、うかはたちけり) 婦負川の、速き瀬ごとに、篝さし、八十伴の男は、鵜川立ちけり (とぶさたて、ふなぎきるといふ、のとのしまやま、けふみれば、こだちしげしもいくよかむびそ) とぶさ立て、船木伐るといふ、能登の島山、今日見れば、木立繁しも幾代神びそ (かしまより、くまきをさして、こぐふねの、かぢとるまなく、みやこしおもほゆ) 香島より、熊来をさして、漕ぐ船の、梶取る間なく、都し思ほゆ (いもにあはず、ひさしくなりぬ、にぎしがは、きよきせごとに、みなうらはへてな) 妹に逢はず、久しくなりぬ、饒石川、清き瀬ごとに、水占延へてな (いもらがり、いまきのみねに、しげりたつ、つままつのきは、ふるひとみけむ) 妹らがり、今木の嶺に、茂り立つ、妻松の木は、古人見けむ (ともしびの、かげにかがよふ、うつせみの、いもがえまひし、おもかげにみゆ) 灯火の、かげにかがよふ、うつせみの、妹が笑まひし、面影に見ゆ (むらさきは、はひさすものそ、つばいちの、やそのちまたに、あへるこやたれ) 紫は、灰さすものそ、海石榴市の、八十の衢に、逢へる児や誰 (たらちねの、ははがよぶなを、まをさめど、みちゆきひとを、たれとしりてか) たらちねの、母が呼ぶ名を、申さめど、道行き人を、誰と知りてか (なきさはの、もりにみわすえ、いのれども、わがおほきみは、たかひしらしぬ) 泣沢の、神社に神酒据え、祈れども、我が大君は、高日知らしぬ (さきもりの、ほりえこぎづる、いづてぶね、かぢとるまなく、こひはしげけむ) 防人の、堀江漕ぎ出る、伊豆手舟、梶取る間なく、恋は繁けむ (くにめぐる、あとりかまけり、ゆきめぐり、かひりくまでに、いはひてまたね) 国巡る、あとりかまけり、行き巡り、帰り来までに、斎ひて待たね (とちははえ、いはひてまたね、つくしなる、みづくしらたま、とりてくまでに) 父母え、斎ひて待たね、筑紫なる、水漬く白玉、取りて来までに (たちばなの、みをりのさとに、ちちをおきて、みちのながちは、ゆきかてぬかも) 橘の、美袁利の里に、父を置きて、道の長道は、行きかてぬかも (まけばしら、ほめてつくれる、とののごと、いませははとじ、おめかはりせず) 真木柱、ほめて造れる、殿のごと、いませ母刀自、面変はりせず (ももくまの、みちはきにしを、またさらに、やそしますぎて、わかれかゆかむ) 百隈の、道は来にしを、また更に、八十島過ぎて、別れか行かむ (たびころも、やへきかさねて、いぬれども、なほはださむし、いもにしあらねば) 旅衣、八重着重ねて、寝ぬれども、なほ肌寒し、妹にしあらねば (みちのへの、うまらのうれに、はほまめの、からまるきみを、はがれかゆかむ) 道の辺の、茨の末に、延ほ豆の、からまる君を、はがれか行かむ (いへかぜは、ひにひにふけど、わぎもこが、いへごともちて、くるひともなし) 家風は、日に日に吹けど、我妹子が、家言持ちて、来る人もなし (たちこもの、たちのさわきに、あひみてし、いもがこころは、わすれせぬかも) 立ち鴨の、立ちの騒きに、相見てし、妹が心は、忘れせぬかも (よそにのみ、みてやわたらも、なにはがた、くもいにみゆる、しまならなくに) よそにのみ、見てや渡らも、難波潟、雲居に見ゆる、島ならなくに (わがははの、そでもちなでて、わがからに、なきしこころを、わすらえぬかも) 我が母の、袖もち撫でて、我が故に、泣きし心を、忘らえぬかも (あしかきの、くまとにたちて、わぎもこが、そでもしほほに、なきしそもはゆ) 葦垣の、隈処に立ちて、我妹子が、袖もしほほに、泣きしそ思はゆ (おほきみの、みことかしこみ、いでくれば、わぬとりつきて、いひしこなはも) 大君の、命恐み、出で来れば、我ぬ取り付きて、言ひし児なはも (つくしへに、へむかるふねの、いつしかも、つかへまつりて、くににへむかも) 筑紫辺に、舳向かる船の、いつしかも、仕へ奉りて、国に舳向かも (なにはつに、みふねおろすえ、やそかぬき、いまはこぎぬと、いもにつげこそ) 難波津に、み船下ろすゑ、八十梶貫き、今は漕ぎぬと、妹に告げこそ (つくはねの、さゆるのはなの、ゆとこにも、かなしけいもそ、ひるもかなしけ) 筑波嶺の、さ百合の花の、夜床にも、かなしけ妹そ、昼もかなしけ
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