未来ペンシル

(がらんどうのくうかんにすりーでぃーのぺんしる)

がらんどうの空間に　3Dのペンシル

(あざやかないろをえらんでかくざとうみたいなりっぽうせかいをつんだ)

鮮やかな色を選んで　角砂糖みたいな立方世界を積んだ

(このままみらいをえがいて)

このまま未来を描いて

(えがいたとおりになればあおてんじょうまでとどくかな)

描いた通りになれば青天井まで届くかな？

(うれしくてかなしくてふるえたせんみらいぺんしる)

嬉しくて哀しくてふるえた線　未来ペンシル

(ゆきまじるなかみのないかたぬきのようなひととぼくのまち)

行き交じる中身の無い　型抜きの様なヒトと　ボクの街

(きんいろのおーろらうみをはしるれっしゃそうぞうをこえるせかい)

金色のオーロラ　海を走る列車　想像を超える世界

(ゆめのうきはしまでえがきつづけたなら)

夢の浮き橋まで描き続けたなら

(いつかさいはてしんうちゅうゆけるのかな)

いつか最果て深宇宙　行けるのかな？

(うれしくてかなしくてふるえたせんみらいぺんしる)

嬉しくて哀しくて　ふるえた線　未来ペンシル

(けしごむのかどのさきちいさくまとまるぼくのらくえん)

消しゴムの角の先　小さくまとまる　ボクの楽園

(いつもちがうばしょにひとりおきざりのぼくがみるこのけしきは)

いつも違う場所にひとり置き去りのボクが見る　この景色は

(いろもかずもかぎりがあるそれでもただえがいていたいよ)

色も数も限りがある　それでも　ただ描いていたいよ

(うれしくてかなしくてふるえたせんみらいぺんしる)

嬉しくて哀しくて　ふるえた線　未来ペンシル

(すべてにひつようとされるここちよいのいずのなかで)

全てに必要とされる心地良いノイズの中で

(きょうもしんこきゅうをする)

今日も深呼吸をする

(ただしくてうそつきできまぐれなみらいぺんしる)

正しくて嘘つきで　気まぐれな未来ペンシル

(うれしさとかなしさでぼくはえがきつづけていられるよ)

嬉しさと哀しさで　ボクは描き続けていられるよ

(かぎりのないばしょへゆこう)

限りの無い場所へ行こう

(ねえみらいぺんしるつぎはなにをえがこう)

ねえ未来ペンシル　次は何を描こう？