夢野久作 いなか、の、じけん 1
ショートショート集。それぞれ独立したお話です。
関連タイピング
-
ヨルシカさんのただ君に晴れです!
プレイ回数2461 歌詞かな879打 -
めっちゃいい曲....
プレイ回数5.1万 歌詞かな200打 -
Mrs.GREEN APPLEの青と夏です!
プレイ回数18万 歌詞1030打 -
5分間の速度部門の模擬試験です。打つ速度で級が決まります
プレイ回数97万 長文300秒 -
テトリスサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ回数19万 歌詞かな167打 -
打ち切れたら天才だ
プレイ回数3.7万 歌詞540打 -
Mrs.GREEN APPLEのコロンブスです!
プレイ回数4725 歌詞1340打 -
30秒でどこまで打てるのか?全部打てたらチーター!!
プレイ回数2824 歌詞30秒
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(おおきなてがかり)
大きな手がかり
(そんちょうさんのところのこめぐらから、はくまいをよんひょうぬすんでいったものがある。)
村長さんの処の米倉から、白米を四俵《ひょう》盗んで行ったものがある。
(あくるあさはやくちゅうざいのおまわりさんがきてしらべたら、)
あくる朝早く駐在の巡査《おまわり》さんが来て調べたら、
(たわらをつんでいったらしいくるまのわのあとが、)
俵《たわら》を積んで行ったらしい車の輪のあとが、
(あまあがりのつちにはっきりついていた。そのあとをつけていくと、)
雨あがりの土にハッキリついていた。そのあとをつけて行くと、
(まちへでるとちゅうの、とあるむらはずれのいっけんやののきしたに、)
町へ出る途中の、とある村外《はず》れの一軒屋の軒下に、
(そのこめだわらをつんだくるまがおいてあって、そのよこのえんだいのうえに、)
その米俵を積んだ車が置いてあって、その横の縁台の上に、
(ほおかぶりをしたおとこがだいのじになって、)
頬冠《ほおかぶ》りをした男が大の字になって、
(ぐうぐうといびきをかいていた。ひっとらえてみるとそれは、)
グウグウとイビキをかいていた。引っ捕えてみるとそれは、
(そのかいわいでもてあましもののばくちうちであった。)
その界隈で持てあまし者の博奕打《ばくちう》ちであった。
(ばくちうちはぬすんだこめをまちへうりにいくとちゅう、)
博奕打ちは盗んだ米を町へ売りに行く途中、
(ひさしぶりにからだをつかってくたびれたので、)
久し振りに身体《からだ》を使ってクタビレたので、
(ちょっとのつもりでやすんだのが、おもわずねすごしたのであった。)
チョットのつもりで休んだのが、思わず寝過ごしたのであった。
(こしなわをうたれたままくるまをひっぱってゆくおとこの、)
腰縄を打たれたまま車を引っぱってゆく男の、
(うしろすがたをみおくったひとびとは、ためいきしていった。)
うしろ姿を見送った人々は、ため息して云った。
(「わるいことはできんなあ」)
「わるい事は出来んなあ」
