【第120回 検定試験】1級

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日本語ワープロ検定試験
第120回(令和元年10月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 モチモチの木 7243 7.6 94.6% 273.5 2100 119 40 2024/11/01
2 ももも 6833 S++ 7.2 94.6% 290.9 2106 118 40 2024/10/10
3 newton 5667 A 5.9 95.6% 354.3 2103 95 40 2024/10/31
4 なり 4782 B 5.1 93.8% 410.9 2103 138 40 2024/09/25
5 tak 4735 C++ 5.0 94.4% 415.4 2090 123 40 2024/10/29

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問題文

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(わたしたちがせっきょうをうけたというとき、)

わたしたちが説教を受けたというとき、

(そのおおくがおややせんせいにしかられながらも)

その多くが親や先生にしかられながらも

(ものごとのどうりをはなしてもらうことをさすだろう。)

物事の道理を話してもらうことをさすだろう。

(このるーつはおてらにあった。)

このルーツはお寺にあった。

(げんざいは、せんもんてきなちしきやけんかいをもち、)

現在は、専門的な知識や見解を持ち、

(つたえるちからにたけているものがきょうくんのようにしゃべるじょうきょうのこともさすが、)

伝える力に長けている者が教訓のようにしゃべる状況のことも指すが、

(もともとはしゅうきょうのおしえをとくことをいう。)

もともとは宗教の教えを説くことをいう。

(これがじだいをへて、)

これが時代を経て、

(らくごやこうだんなどのわげいのげんりゅうとなったというからおどろきだ。)

落語や講談などの話芸の源流となったというから驚きだ。

(たしかに、いまでもおてらでほうわなどをみみにすると、)

確かに、今でもお寺で法話などを耳にすると、

(そのかろやかなてんぽやよくようのつけかたにきょうつうてんをかんじることがある。)

その軽やかなテンポや抑揚の付け方に共通点を感じることがある。

(しずかにはなしはじめ、ひとびとがたいくつしないようにわらいをいれつつ、)

静かに話し始め、人々が退屈しないように笑いを入れつつ、

(さいごにはほとけのおしえへみちびくといったせっきょうのながれから、)

最後には仏の教えへ導くといった説教の流れから、

(そのわらいのぶぶんにとっかしたないようのわげいへとはってんしていったのだ。)

その笑いの部分に特化した内容の話芸へと発展していったのだ。

(へいあんじだいやかまくらじだいにせいさくされたせつわしゅうのなかには、)

平安時代や鎌倉時代に製作された説話集の中には、

(そうがだいざいとしてはなしていたものもあるとかんがえられている。)

僧が題材として話していたものもあると考えられている。

(なかには、せっきょうしとよばれるひとまでとうじょうしていたことがぶんけんにのこされている。)

中には、説教師と呼ばれる人まで登場していたことが文献に残されている。

(かれらはわじゅつにたけているだけでなく、びせいではんさむなようしをもち、)

彼らは話術に長けているだけでなく、美声でハンサムな容姿を持ち、

(たれんとなみのあつかいをうけていたという。)

タレント並みの扱いを受けていたという。

(ほかにも、ぶっきょうになじみのないひとびとにわかりやすくつたえるため、)

他にも、仏教になじみのない人々に分かりやすく伝えるため、

など

(ことばにりずむをつけてはなすなど、)

言葉にリズムを付けて話すなど、

(まるでうたのようにききやすいかたちへとはってんしていったものもあった。)

まるで歌のように聴きやすい形へと発展していったものもあった。

(ときには、そこにばんそうがくわわることもあったとされており、)

時には、そこに伴奏が加わることもあったとされており、

(それがだんだんげいじゅつせいをおびていったとしてもふしぎはない。)

それがだんだん芸術性を帯びていったとしても不思議はない。

(えどじだいになると、さらにわらいにとっかしたはなしがたくさんうみだされ、)

江戸時代になると、さらに笑いに特化した話がたくさん生み出され、

(ごらくとしてうけいれられるようになっていった。)

娯楽として受け入れられるようになっていった。

(ちょめいなかたりてがはいしゅつされるなど、げいのうとしてかくりつされたのも、)

著名な語り手が輩出されるなど、芸能として確立されたのも、

(このじだいだといわれている。)

この時代だといわれている。

(これがらくごやこうだんなど、にほんのどくとくなわげいのげんりゅうとなっていくのだ。)

これが落語や講談など、日本の独特な話芸の源流となっていくのだ。

(よく「こうざ」というようごがつかわれるが、これももとはぶっきょうようごで、)

よく「高座」という用語が使われるが、これも元は仏教用語で、

(おぼうさんがすわってせっきょうをするばしょのことをさしていたという。)

お坊さんが座って説教をする場所のことを指していたという。

(さらに、わふくをきてざぶとんにすわるというすたいるも)

さらに、和服を着て座布団に座るというスタイルも

(このえいきょうをうけているとされる。)

この影響を受けているとされる。

(たしかに、いずれのわげいもせいかつにみっちゃくし、)

確かに、いずれの話芸も生活に密着し、

(じんせいをいきていくためのひんととしてひとびとのこころをささえているそくめんをもっている。)

人生を生きていくためのヒントとして人々の心を支えている側面を持っている。

(ぶんかげいじゅつのしんこうやかいがいりょこうきゃくのぞうかもあいまって、)

文化芸術の振興や海外旅行客の増加も相まって、

(でんとうげいのうがふたたびちゅうもくをあびはじめたげんだいにおいて、)

伝統芸能が再び注目を浴び始めた現代において、

(らくごなどのわげいのにんきはきゅうじょうしょうしている。)

落語などの話芸の人気は急上昇している。

(へいあんじだいからきょうにいたるまで、)

平安時代から今日に至るまで、

(あらゆるへんかをとげながらそのみりょくをましてきたといえるのではないだろうか。)

あらゆる変化を遂げながらその魅力を増してきたといえるのではないだろうか。

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