ああ玉杯に花うけて 第十部 4
関連タイピング
-
プレイ回数10万歌詞200打
-
プレイ回数4275かな314打
-
プレイ回数96万長文かな1008打
-
プレイ回数3.2万歌詞1030打
-
プレイ回数2370歌詞かな1185打
-
プレイ回数408長文526打
-
プレイ回数1.1万313打
-
プレイ回数3074歌詞かな155打
問題文
(「なにを?」「けんかか、けんかするならそとへでてやろう、ぼくがてづかと)
「なにを?」「喧嘩か、喧嘩するなら外へでてやろう、ぼくが手塚と
(はなしをすますまでまて」こういちはこういってじっとろばのかおをのぞいた、ろばは)
話をすますまで待て」光一はこういってじっとろばの顔をのぞいた、ろばは
(だまった、そうしてりんせきのおんなのこがかじりかけたりんごをとってがぶりと)
だまった、そうして隣席の女の子がかじりかけたりんごを取ってがぶりと
(かじった。てづかはこういちのけんまくにおそれてしぶしぶせきをたった。ふたりはそとへ)
かじった。手塚は光一の権幕におそれてしぶしぶ席を立った。ふたりは外へ
(でた。とむこうのくだものやのまえでしょうぎたいがひとりのがくせいとはなしをしていた。)
でた。と向こうのくだもの屋の前で彰義隊がひとりの学生と話をしていた。
(こういちははっとおもった。「てづかかくれろ、にぐるまのよこをあるいていこう」)
光一はハッと思った。「手塚隠れろ、荷車の横を歩いていこう」
(ふたりはしょうぎたいにみつからぬようにぐんしゅうにまぎれてざいもくやのまえへでた。「なんの)
ふたりは彰義隊に見つからぬように群衆にまぎれて材木屋の前へ出た。「なんの
(ようだ」とてづかはふへいそうにいった。「きみはせいさいをうけなきゃならなくなった)
用だ」と手塚は不平そうにいった。「きみは制裁を受けなきゃならなくなった
(んだ、そのまえにぼくはいちおうきみにちゅうこくする、ぼくのちゅうこくをきいてくれたら)
んだ、その前にぼくは一応きみに忠告する、ぼくの忠告をきいてくれたら
(ぼくはいのちにかえてもきみをほごしようし、またがっこうでもきみをゆるすことに)
ぼくは生命にかえてもきみを保護しようし、また学校でもきみをゆるすことに
(なっている」「ゆるされなくてもいいよ、ぼくはなんにもわるいことをしない」)
なっている」「ゆるされなくてもいいよ、ぼくはなんにも悪いことをしない」
(「それがいけないよ、なあてづか、ひとはだれでもかしつがあるんだ、それをあらためれば)
「それがいけないよ、なあ手塚、人はだれでも過失があるんだ、それを改めれば
(それでいい」「ぼくにあらためるべきてんがあるのか」「あるよ、てづか、がっこうではね、)
それでいい」「ぼくに改めるべき点があるのか」「あるよ、手塚、学校ではね、
(このごろふりょうしょうねんがあるといってしきりにさがしてるんだ、そのこうほしゃとして)
このごろ不良少年があるといってしきりにさがしてるんだ、その候補者として
(きみがかぞえられている」「ぼくがふりょう?」「きみはよくかんがえてみたまえ」)
きみが数えられている」「ぼくが不良?」「きみはよく考えて見たまえ」
(「ぼくはかんがえるひつようがない」「じゃきみ、かつどうへいくのは?」「かつどうへいくのが)
「ぼくは考える必要がない」「じゃ君、活動へいくのは?」「活動へいくのが
(ふりょうなら、てんかのひとはみなふりょうだ」「そうじゃない、きみはなんのためにかつどうへ)
不良なら、天下の人はみな不良だ」「そうじゃない、きみはなんのために活動へ
(いくのだ」「おもしろいからさ」「おもしろいかね、あんなふじゅんなもの、)
いくのだ」「面白いからさ」「面白いかね、あんな不純なもの、
(あんなしゅうあくなものがおもしろいかね」「ひとはすきずきだよ、たにんのしゅみに)
あんな醜悪なものが面白いかね」「人はすきずきだよ、他人の趣味に
(かんしょうしてもらいたくないね」「いやそうじゃない、ぼくはきみとしょうがっこうからの)
干渉してもらいたくないね」「いやそうじゃない、ぼくはきみと小学校からの
(ともでありおなじくやきゅうぶいんであるいじょうは、きみのだらくをみすごすことはできない、)
友であり同じく野球部員である以上は、きみの堕落を見すごすことはできない、
(ねえてづか、きみはかつどうがすきだからみてもさしつかえないというが、すき)
ねえ手塚、きみは活動が好きだから見てもさしつかえないというが、好き
(だからってどくをたべたらしんでしまう、かつどうはもっともていきゅうでぞくあくでげれつな)
だからって毒を食べたら死んでしまう、活動はもっとも低級で俗悪で下劣な
(しゅみだ、げれつなしゅみにふけるとじんかくがげれつになる、ぼくはそれをいうのだ」)
趣味だ、下劣な趣味にふけると人格が下劣になる、ぼくはそれをいうのだ」
(「かつどうはけっしてげれつじゃない」とてづかはいった、かれはこういちのいったことが)
「活動は決して下劣じゃない」と手塚はいった、かれは光一の言ったことが
(じゅうぶんにわからないのである。「じゃきみはかつどうのどういうてんがすきか」)
充分にわからないのである。「じゃきみは活動のどういう点がすきか」
(「こんどういさみはぎきょうのししじゃないか」「そこだ、きみはこんどういさみをじゅうぶんに)
「近藤勇は義侠の志士じゃないか」「そこだ、きみは近藤勇を十分に
(しりたければいしんのしりょうをよみたまえ、ぐれつなさくをぐれつなやくしゃがふんしたこんどういさみを)
知りたければ維新の史料を読みたまえ、愚劣な作を愚劣な役者が扮した近藤勇を
(みるよりも、せんもんかがしらべたれきしをよみ、しずかにかんがえるほうがどれだけおもしろいか)
見るよりも、専門家が調べた歴史を読み、しずかに考える方がどれだけ面白いか
(しれない、かつどうのこやはぶたごやのようだ、はきだめのようだ。あんなわるいくうきを)
知れない、活動の小屋は豚小屋のようだ、はきだめのようだ。あんな悪い空気を
(こきゅうするよりもやまやのやただしはきみのせいじょうなしょさいでほんをよむほうがどれだけ)
呼吸するよりも山や野やただしは君の清浄な書斎で本を読むほうがどれだけ
(いいかしれない、かつどうなんていやしいものをみずに、もっとりっぱなしゅみを)
いいか知れない、活動なんていやしいものを見ずに、もっとりっぱな趣味を
(たのしむことはできないのか、こうしょうでけんぜんでだんせいてきなしゅみはほかにいくらでもある)
楽しむことはできないのか、高尚で健全で男性的な趣味はほかにいくらでもある
(しゅみがれっとうだとじんかくもれっとうになる、きみはそれをかんがえないのか」)
趣味が劣等だと人格も劣等になる、きみはそれを考えないのか」
(「ぼくはれっとうだとはおもわない」とてづかはくりかえした、こういちはどうしても)
「ぼくは劣等だとは思わない」と手塚はくりかえした、光一はどうしても
(こうしょうないぎをりかいすることができないてづかのていきゅうにあきれてじっとかおを)
高尚な意義を理解することができない手塚の低級にあきれてじっと顔を
(みつめた。れきしをよみせいけんやえいゆうのでんきをよみ、やまにのにあそび、やきゅうを)
見つめた。歴史を読み聖賢や英雄の伝記を読み、山に野に遊び、野球を
(れんしゅうする。それだけでもかつどうよりはるかにおもしろかるべきはずなのに、どうして)
練習する。それだけでも活動よりはるかに面白かるべきはずなのに、どうして
(みるみるはきだめのなかにおちていくんだろう。「きのどくだ、かわいそうだ」)
見る見るはきだめの中におちていくんだろう。「気の毒だ、かわいそうだ」
(こういちはむねいっぱいになった。「じゃかつどうのことはそれでよしにしよう、)
光一は胸一ぱいになった。「じゃ活動のことはそれでよしにしよう、
(だいににきみはいんしょくてんへでいりするそうだね」「ああ、それがいけないのか、)
第二にきみは飲食店へ出入りするそうだね」「ああ、それがいけないのか、
(だれだってのんだりくったりするだろう」「てづかくん、ぼくだって)
だれだって飲んだり食ったりするだろう」「手塚君、ぼくだって
(ひとがようしょくをくえばくいたくなる、そばやへはいることもある、だがね、がくせいは)
人が洋食を食えば食いたくなる、そば屋へはいることもある、だがね、学生は
(どこまでもじゅんけつでなければならないのだ、いんしょくてんはたいていおとなにけがされている)
どこまでも純潔でなければならないのだ、飲食店は大抵大人にけがされている
(ふけつなおんながでいりする、がくせいはそういう・・・・・・すこしでもふけつなばしょへいっては)
不潔な女が出入りする、学生はそういう……少しでも不潔な場所へいっては
(いけないのだ、からだがけがれるからだ、いいか、りっぱなたまはきりのはこに)
いけないのだ、身体がけがれるからだ、いいか、りっぱな玉はきりの箱に
(いれてしまっておくだろう、がくせいはけがれのないたまだ、それをきみは)
入れてしまっておくだろう、学生はけがれのない玉だ、それをきみは
(どぶどろのなかにとびこんでるのだ、きみはいえにいればようしょくでもなんでもくえる)
どぶどろの中に飛びこんでるのだ、きみは家にいれば洋食でもなんでも食える
(みぶんじゃないか、なぜたべたければいえでたべないのだ、がっこうでやかましくいう)
身分じゃないか、なぜ食べたければ家で食べないのだ、学校でやかましくいう
(のもけいしきではない、そんなくさったしゅみをよろこぶようにならないようにするためだ)
のも形式ではない、そんなくさった趣味を喜ぶようにならないようにするためだ
(きみのことばかりをいうのじゃないよ、ぼくだっておりおりおとなのまねをしたい)
きみのことばかりをいうのじゃないよ、ぼくだっておりおり大人のまねをしたい
(とおもうことがある、だがそれはいやしいことだとおもいかえすだけだ」)
と思うことがある、だがそれはいやしいことだと思いかえすだけだ」
(「いやだ、ぼくはぼくのぜにでぼくのすきなところへゆくのにがっこうがなにも)
「いやだ、ぼくはぼくの銭でぼくの好きなところへゆくのに学校がなにも
(かんしょうするにはあたらないじゃないか」「てづかくん、きみはどうしてもぼくの)
干渉するにはあたらないじゃないか」「手塚君、きみはどうしてもぼくの
(ちゅうこくをきいてくれないのか」「いやだ、ぼくにわるいことがないんだ」)
忠告をきいてくれないのか」「いやだ、ぼくに悪いことがないんだ」
(「それではきみ」とこういちはふんぜんとしてめをみはった。「ぼくはきみを)
「それではきみ」と光一は憤然として目をみはった。「ぼくはきみを
(ぶじょくしたくないからこれだけいってあとはきみのはんせいにゆずるつもりでいたのだ。)
侮辱したくないからこれだけいって後はきみの反省にゆずるつもりでいたのだ。
(が、きみがあくまでもがんばるならぼくはいわなきゃならん」「なんでも)
が、きみがあくまでもがんばるならぼくはいわなきゃならん」「なんでも
(いうがいい」「きみのこころはけっぱくか」「むろんだ」「りょうしんにたいしてやましくないか」)
いうがいい」「きみの心は潔白か」「無論だ」「良心に対してやましくないか」
(「やましくない」「きみはふりょうしょうじょとあそんでるね、いまきみのとなりにいて)
「やましくない」「きみは不良少女と遊んでるね、いまきみの隣にいて
(りんごをかじっていたおんなのこはなんだ」「あれは・・・・・・」とてづかはどもった。)
りんごをかじっていた女の子はなんだ」「あれは……」と手塚はどもった。
(「あれはどろぼうしてに、さんどけいさつへあげられたこじゃないか」「あれは・・・・・・)
「あれはどろぼうして二、三度警察へあげられた子じゃないか」「あれは……
(ろばのともだちだよ」「ろばはきみのしんゆうだろう」てづかはだまった。はるのひは)
ろばの友達だよ」「ろばはきみの親友だろう」手塚はだまった。春の日は
(くれかけてのきなみにひがともりだした、つみあげたざいもくにかんなくずがつまだち)
暮れかけて軒なみに灯がともりだした、積みあげた材木にかんなくずがつまだち
(をしてかぜにふかれゆくとはるかにとうふやのらっぱがあわれにきこえる。こういちは)
をして風にふかれゆくとはるかに豆腐屋のらっぱがあわれに聞こえる。光一は
(てづかのかたによりそうてそのてをしっかりとにぎった。「てづか!いまきこえる)
手塚の肩に寄り添うてその手をしっかりとにぎった。「手塚! いま聞こえる
(らっぱはだれだかしってるだろう、あおきだ、あおきはがっこうへゆきたくてもぜにがない)
らっぱはだれだか知ってるだろう、青木だ、青木は学校へ行きたくても銭がない
(しょうがっこうにいたときはかれはいつもいちばんかにばんであった、きみやぼくよりもあたまが)
小学校にいたときはかれはいつも一番か二番であった、きみやぼくよりも頭が
(いいのだ、がくもんをしたらぼくなどよりはるかにりっぱになるにんげんだ、それでもいえが)
いいのだ、学問をしたらぼく等よりはるかにりっぱになる人間だ、それでも家が
(びんぼうでちちおやがないために、まいにちまいにちらっぱをふいてとうふをうりあるいている、)
貧乏で父親がないために、毎日毎日らっぱをふいて豆腐を売り歩いている、
(きみやぼくはりょうしんのおかげでなにふじゆうなくぜいたくにがくもんしているが、あおきは)
きみやぼくは両親のおかげで何不自由なくぜいたくに学問しているが、青木は
(いっせんにせんのぜにをもうけるにもなかなかよういでない、きみがかつどうをみにいくぜに)
一銭二銭の銭をもうけるにもなかなか容易でない、きみが活動を見にいく銭
(だけであおきはほんをかったりげっしゃをはらったり、きものもかうのだ、きみのいちにちの)
だけで青木は本を買ったり月謝を払ったり、着物も買うのだ、きみの一日の
(こづかいはあおきのいっかげつはたらいたぶんよりもおおい、そんなにぜいたくしてもきみや)
小遣いは青木の一ヵ月働いた分よりも多い、そんなにぜいたくしてもきみや
(ぼくはありがたいとおもわない、あんなにびんぼうしてもあおきはおじさんをありがたい)
ぼくはありがたいと思わない、あんなに貧乏しても青木は伯父さんをありがたい
(とおもっている、なあてづか、あおきはかつどうもみない、ようしょくもたべたことはない、)
と思っている、なあ手塚、青木は活動も見ない、洋食も食べたことはない、
(ばいおりんもひかない、おんなのことあそびやしない、かれはただいちこうのりょうかをうたって)
バイオリンもひかない、女の子と遊びやしない、かれはただ一高の寮歌を歌って
(たのしんでいる、ぶきようなちょうしはずれなこえをだして、ああぎょくはいにはなうけてと)
楽しんでいる、不器用な調子はずれな声をだして、ああ玉杯に花うけてと
(うたっている、それだけがかれのたのしみだ、このたのしみにくらべてきみのたのしみは)
うたっている、それだけが彼の楽しみだ、この楽しみに比べてきみの楽しみは
(どうだ、かつどう、ようしょく、ばいおりん、きみのたのしみはかねのかかるたのしみだ、)
どうだ、活動、洋食、バイオリン、君の楽しみは金のかかる楽しみだ、
(あおきはつつみのくさにねころんでぎょくはいをうたってるとき、きみはがまぐちからぎんかを)
青木は堤の草に寝ころんで玉杯をうたってるとき、きみはがま口から銀貨を
(つかみだしてふりょうどもにふりまいている、どっちのたのしみがじゅんけつだろう、ぼくは)
つかみだして不良共にふりまいている、どっちの楽しみが純潔だろう、ぼくは
(きみをこうげきするしかくがない、ぼくだってあおきにくらべるとはるかにれっとうだ、れっとうな)
きみを攻撃する資格がない、ぼくだって青木に比べるとはるかに劣等だ、劣等な
(ぼくらがふじゆうなくがくもんしているのに、ゆうしゅうなあおきはとうふをうっている、)
ぼくらが不自由なく学問しているのに、優秀な青木は豆腐を売っている、
(もったいないことだ、もしぼくらがおやをうしないびんぼうになったらあおきのごとくくがく)
もったいないことだ、もしぼくらが親を失い貧乏になったら青木のごとく苦学
(するだろうか、きみはいつもあおきをけいべつするが、それがきみのれっとうのしょうこだ、)
するだろうか、きみはいつも青木を軽蔑するが、それがきみの劣等の証拠だ、
(かつどうにしゅみをゆうするものはこうしょうなせいしんてきなものがわからない、なあてづか、)
活動に趣味を有するものは高尚な精神的なものがわからない、なあ手塚、
(はらがたつならふんぱつしてくれ、ぼくのおねがいだ、ぼくはいっしょうきみとしんゆうでありたい)
腹が立つなら奮発してくれ、ぼくのお願いだ、ぼくは一生きみと親友でありたい
(のだ」こういちのことばはいちごごとにねっきをおびてきた、かれはてづかのじそんしんを)
のだ」光一の言葉は一語ごとに熱気をおびてきた、かれは手塚の自尊心を
(きずつけまいとつとめながらも、しだいにこみあげてくるかんじょうにかられてはては)
傷つけまいとつとめながらも、次第にこみあげてくる感情にかられて果ては
(なみだをはらはらとながした。「やなぎ!」てづかはぐったりとくびをたれていった。)
涙をはらはらと流した。「柳!」手塚はぐったりと首をたれていった。
(「かんにんしてくれ、ぼくはかいしんする」「そうか」こういちはうれしさのあまりてづかを)
「堪忍してくれ、ぼくは改心する」「そうか」光一は嬉しさのあまり手塚を
(だきしめたがきゅうにこえをだしてないた。てづかもないた。ひはくれてなにもみえなく)
だきしめたが急に声をだしてないた。手塚もないた。日は暮れてなにも見えなく
(なった。よこあいのこうじをらっぱをふきふきちびこうがにをゆすってうたいくる。)
なった。横合いの小路をらっぱをふきふきチビ公が荷をゆすってうたいくる。
(「・・・・・・きよきこころのますらおが、つるぎとふでとをとりもちて、ひとたびたたば)
「……清き心のますらおが、剣と筆とをとり持ちて、一たびたたば
(なにごとか、じんせいのいぎょうならざらん、ぷうぷう、とうふい、ぷうぷう」)
何事か、人生の偉業成らざらん、ぷうぷう、豆腐イ、ぷうぷう」