卒業2

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タグ小説
私の自作です。随時アップします。

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(そつぎょう2)

卒業②

(ぶちょうからとつぜんのこくはく。)

部長から突然の告白。

(まだむねがどきどきしている。)

まだ胸がドキドキしている。

(わたしのぶかつはすいそうがくぶ。)

私の部活は吹奏楽部。

(わたしはとらんぺっとをふいている。)

私はトランペットを吹いている。

(「やました、こばやし。かえりにしょくいんしつへこい。」)

「山下、小林。帰りに職員室へ来い。」

(ぶかつがおわってわたしとぶちょうはしょくいんしつへむかった。)

部活が終わって私と部長は職員室へ向かった。

(「しつれいしまーす。」)

「失礼しまーす。」

(「おーきたか。」)

「おー来たか。」

(すいそうがくぶのこもんおおたけせんせいはわたしたちにぷりんとをてわたした。)

吹奏楽部の顧問大竹先生は私たちにプリントを手渡した。

(「ことしはやましたとこばやしのふたりでさんかをしてもらう。)

「今年は山下と小林の二人で参加をしてもらう。

(くわしいことはこのぷりんとにかいてあるから)

詳しいことはこのプリントに書いてあるから

(したくをしておくように。」)

支度をしておくように。」

(「はい。」)

「はい。」

(「はい。」)

「はい。」

(わたしとぶちょうはしょくいんしつをでてげたはこにむかった。)

私と部長は職員室を出て下駄箱に向かった。

(「こばやし、おまえこのあとすこしじかんあるか?」)

「小林、お前この後少し時間あるか?」

(「えっ、あっは、はい。」)

「えっ、アッは、はい。」

(わたしはぶちょうのうしろをついてあるいていた。)

私は部長の後ろをついて歩いていた。

(あるくのがはやくておいつくのたいへん。)

歩くのが早くておいつくの大変。

など

(「おまえおそいぞ!」)

「お前遅いぞ!」

(「ぶちょうがはやすぎるんですよ。」)

「部長が早すぎるんですよ。」

(「しかたないな~。」)

「仕方ないな~。」

(すこしだけあるくはやさがおそくなったきがした。)

少しだけ歩く速さが遅くなった気がした。

(えきまえのしんごうをわたるとしょうてんがいのなかほどにある、)

駅前の信号を渡ると商店街の中ほどにある、

(”だかーぽ”というがっきてんがある。)

”ダカーポ”という楽器店がある。

(そのなかにぶちょうははいっていった。)

その中に部長は入って行った。

(「おさむせんぱいいますか~。」)

「修先輩いますか~。」

(「おーここだ~。」)

「おーここだ~。」

(みせのおくからこえがしてひとりのせのたかいだんせいがでてきた。)

店の奥から声がして一人の背の高い男性が出てきた。

(「としひこ、ことしもこのじきだな。」)

「俊彦、今年もこの時期だな。」

(「はい、おさむせんぱいもいくんですよね。」)

「はい、修先輩も行くんですよね。」

(「おれはこうしだ。おや?このこだな?」)

「俺は講師だ。おや?この子だな?」

(「ことしはおれとこいつとふたりでさんかです。」)

「今年は俺とこいつと二人で参加です。」

(「としひこ。おんなのこをこいつよばわりはだめだぞ!!)

「俊彦。女の子をこいつ呼ばわりは駄目だぞ!!

(かのじょごめんねこんなやつで、えっと~。」)

彼女ごめんねこんな奴で、えっと~。」

(「こばやしめぐみです。」)

「小林 恵です。」

(わたしはちょこんとあたまをさげた。)

私はちょこんと頭を下げた。

(「めぐみちゃんだね。なにかのむかい?」)

「恵ちゃんだね。何か飲むかい?」

(「おれあいすこーひー。」)

「俺アイスコーヒー。」

(「としひこにはきいてない!めぐみちゃんだよ。」)

「俊彦には聞いてない!恵ちゃんだよ。」

(「わたしはけっこうです。」)

「私は結構です。」

(「えんりょすんな、おれがのめない。」)

「遠慮すんな、俺が飲めない。」

(「めぐみちゃんえんりょはなしね。」)

「恵ちゃん遠慮は無しね。」

(「はい、じゃあ、あいすてぃーを。」)

「はい、じゃあ、アイスティーを。」

(「としひこ、かうべるいってこい!」)

「俊彦、カウベル行ってこい!」

(「えっ、おれが?」)

「えっ、俺が?」

(「あいすこーひーのみたいんだろ?」)

「アイスコーヒー飲みたいんだろ?」

(「へいへいへーい。」)

「ヘイヘイヘーイ。」

(ぶちょうはみせからでていった。)

部長は店から出て行った。

(「めぐみちゃんこっちおいで。」)

「恵ちゃんこっちおいで。」

(そういうとおくのへやへあんないされた。)

そういうと奥の部屋へ案内された。

(「ここにすわって。」)

「ここに座って。」

(「はい、しつれいします。」)

「はい、失礼します。」

(「あいつ、めぐみちゃんにすきっていった?」)

「アイツ、恵ちゃんに好きって言った?」

(とつぜんきかれてわたしはかおがあかくなってしまった。)

突然聞かれて私は顔が赤くなってしまった。

(うつむいていると、)

俯いていると、

(「こくったんだね。)

「告ったんだね。

(あいつがさつでおんなのこのきもちとかきがつかないくらい)

あいつガサツで女の子の気持ちとか気が付かないくらい

(どんかんだけど、わるいやつじゃないからさ。)

鈍感だけど、悪い奴じゃないからさ。

(おれがほしょうするよ。」)

俺が保証するよ。」

(「なかがいいんですね。」)

「仲がいいんですね。」

(「おれもあのがっこうそつぎょうしてるし、あいつもおれもぼしかていでね、)

「俺もあの学校卒業してるし、アイツも俺も母子家庭でね、

(だからおとうとみたいにおもってるんだ。)

だから弟みたいに思ってるんだ。

(なにかあったらいつでもそうだんのるからね。」)

何かあったらいつでも相談のるからね。」

(そうはなしているとぶちょうがかえってきた。)

そう話していると部長が帰ってきた。

(「めぐみちゃんは、あいすてぃーね。」)

「恵ちゃんは、アイスティーね。」

(そういってわたしにあいすてぃをわたしてくれた。)

そういって私にアイスてぃを渡してくれた。

(「いただきます。」)

「いただきます。」

(「なにはなしてたんですか?」)

「何話してたんですか?」

(「おれとめぐみちゃんのひみつ!」)

「俺と恵ちゃんの秘密!」

(そういうとわたしにむかってういんくしてみせた。)

そういうと私に向かってウインクして見せた。

(ぶちょうはほっぺをふくらませながらあいすこーひーをのんだ。)

部長はほっぺを膨らませながらアイスコーヒーを飲んだ。

(「がっしゅくはおれもいくからさ。」)

「合宿は俺も行くからさ。」

(「そうなんですか?」)

「そうなんですか?」

(「おさむせんぱいはとらんぺっとのせんせいさ。」)

「修先輩はトランペットの先生さ。」

(「ぼくのしどうはきびしいよ。」)

「僕の指導は厳しいよ。」

(「おねがいします。」)

「お願いします。」

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