卒業③
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問題文
(おくじょうでぶちょうからとつぜんこくはくされてから1しゅうかん。)
屋上で部長から突然告白されてから一週間。
(あしたからがっしゅくのためじゅんびにおわれていた。)
明日から合宿のため準備に追われていた。
(がっしゅくがっしゅくといっているけどせつめいもなにもしてないですね。)
合宿合宿と言っているけど説明も何もしてないですね。
(まいとしなつやすみにかくちゅうがくから、きんかんがっき、もっかんがっき、ぱーかっしょん)
毎年夏休みに各中学から、金管楽器、木管楽器、パーカッション
(それぞれ2めいずつえらばれてえんそうぎじゅつのそこあげもくてきで)
それぞれ2名ずつ選ばれて演奏技術の底上げ目的で
(がいぶよりこうしをまねいてのがっしゅくが3はく4にちである。)
外部より講師を招いての合宿が3泊4日である。
(そのがっしゅくにきんかんがっきはわたしと、ぶちょうがいくことになったのだけど・・・)
その合宿に金管楽器は私と、部長が行くことになったのだけど・・・
(「めぐみ、でんわよ。」)
「恵、電話よ。」
(「はーい。」)
「はーい。」
(かいだんをおりてりびんぐにあるでんわにでた。)
階段を下りてリビングにある電話に出た。
(「もしもし、」)
「もしもし、」
(「おれだ。」)
「俺だ。」
(「ぶちょう。どうしたんですか?」)
「部長。どうしたんですか?」
(「いまからすこしでられるか?」)
「今から少し出られるか?」
(「だいじょうぶですけど。」)
「大丈夫ですけど。」
(「かうべるにいるから」)
「カウベルにいるから」
(「はい。」)
「はい。」
(わたしは、いそいでしたくをしてかうべるへいそいだ。)
私は、急いで支度をしてカウベルへ急いだ。
(えきまえのしょうてんがいのいりぐちにあるきっさてん”かうべる”)
駅前の商店街の入口にある喫茶店”カウベル”
(どあにうしのくびについているべるがかかっている。)
ドアに牛の首についているベルがかかっている。
(どあをひらくとひくいべるのねいろでますたーがふりかえる。)
ドアを開くと低いベルの音色でマスターが振り返る。
(「いらっしゃい。」)
「いらっしゃい。」
(ぶちょうはみせのいちばんおくのまどがわにすわっていた。)
部長は店の一番奥の窓側に座っていた。
(「ぶちょう、どうかしたんですか?」)
「部長、どうかしたんですか?」
(「なにかのむか?」)
「何か飲むか?」
(はしってきたのでのどがからからだったので、)
走ってきたのでのどがカラカラだったので、
(「あいすてぃーを。」)
「アイスティーを。」
(「ますたー、あいすてぃー。」)
「マスター、アイスティー。」
(「はいよ。」)
「はいよ。」
(くちひげのますたーがかるくてをあげてこたえた。)
口髭のマスターが軽く手を挙げて答えた。
(「かいものおもいだしてな。」)
「買い物思い出してな。」
(「そうなんですか。」)
「そうなんですか。」
(ぶちょうはあいすこーひー、わたしはあいすてぃー。)
部長はアイスコーヒー、私はアイスティー。
(「おまえしんろどうするんだ。」)
「お前進路どうするんだ。」
(「えっ、しんろ?こうこうですか?まだ2ねんだし。」)
「えっ、進路?高校ですか?まだ二年だし。」
(「いまからかんがえないでどうする。」)
「今から考えないでどうする。」
(「ぶちょうはどこにいくんですか?」)
「部長はどこに行くんですか?」
(「おれはひがしこう。」)
「俺は東高。」
(「けんりつ・・・わたしはむりだな~。」)
「県立・・・私は無理だな~。」
(「だいじょうぶいまからがんばれば。いっしょのがっこうにおこなけるよ。」)
「大丈夫今から頑張れば。一緒の学校に行けるよ。」
(「わたしがですか?むりですって!!」)
「私がですか?無理ですって!!」
(「やるまえからむりとかいうな!!」)
「やる前から無理とか言うな!!」
(「・・・。」)
「・・・・。」
(「いくぞ!!」)
「行くぞ!!」
(ぶちょうはせきをたってみせをでていく。)
部長は席を立って店を出ていく。
(わたしはあわててのこりのあいすてぃーをのみほしておいかけた。)
私は慌てて残りのアイスティーを飲み干して追いかけた。
(しょうてんがいのなかよりすこしいったところにあるざっかてん)
商店街の中より少し行ったところにある雑貨店
(”くれよんはうす”へぶちょうははいっていった。)
”クレヨンハウス”へ部長は入って行った。
(わたしもよくここへかいものにくる、かわいいぺんとかあってすきなみせ。)
私もよくここへ買い物に来る、可愛いペンとかあって好きな店。
(ぶちょうはひとりでてきとうにみせのなかをみまわっている。)
部長は一人で適当に店の中を見回っている。
(わたしもぶらぶらとみせのなかをみていた。)
私もブラブラと店の中を見ていた。
(「これかわいい。」)
「これ可愛い。」
(ふるーつえのぺんをみつけた。)
フルーツ柄のペンを見つけた。
(ためしがきをしても、しっくりこたかきごごちでよいかんじ。)
試し書きをしても、しっくり来た書き心地で良い感じ。
(あわてていえをでたからおさいふのなかみがこころもとない。)
慌てて家を出たからお財布の中身が心もとない。
(わたしはあきらめてもとにもどした。)
私は諦めて元に戻した。
(ぶちょうよりさきにみせをでてそとでまっていると、)
部長より先に店を出て外で待っていると、
(かいものをおえたぶちょうがみせからでてきた。)
買い物を終えた部長が店から出てきた。
(「いくぞ。」)
「行くぞ。」
(そういうとさきをあるいていく。)
そういうと先を歩いて行く。
(あいかわらずあるくのがはやい。)
相変わらず歩くのが早い。
(えきまえのしんごうまちで、)
駅前の信号待ちで、
(「あしたのしゅうごう7じ30ふんにかうべるな。」)
「明日の集合7時30分にカウベルな。」
(「えっ、しゅっぱつは9じじゃ・・・。」)
「えっ、出発は9時じゃ・・・。」
(「おくれんなよ!」)
「遅れんなよ!」
(しんごうがあおになるとぶちょうははしってさきにかえってしまった。)
信号が青になると部長は走って先に帰ってしまった。
(おいてきぼり・・・?)
置いてきぼり・・・?
(なにだったんだろう?)
何だったんだろう?
(わたしはなんだかもやもやしたきもちでいえにもどった。)
私はなんだかモヤモヤした気持ちで家に戻った。