卒業29
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問題文
(よくじつ、きょうとえきへしんかんせんのじかんにまにあうようにむかった。)
翌日、京都駅へ新幹線の時間に間に合うように向かった。
(「じかんまでまだ1じかんあるね。」)
「時間までまだ1時間あるね。」
(「そうですね。」)
「そうですね。」
(「どこかおみせにはいってじかんつぶそう。」)
「何処かお店に入って時間潰そう。」
(きっさてんへはいった。)
喫茶店へ入った。
(「いらっしゃいませ。」)
「いらっしゃいませ。」
(「えみこ・・・・・。」)
「恵美子・・・・・。」
(「おさむ・・・。」)
「修・・・。」
(「どうしてきみがここに?」)
「どうして君がここに?」
(「まえにはなしたでしょ?かいしゃがあぶないって、)
「前に話したでしょ?会社が危ないって、
(とうさんしたのよ、だからわたしもはたらいているの。)
倒産したのよ、だから私も働いているの。
(ごちゅうもんは?」)
ご注文は?」
(「ほっとこーひー、めぐは?」)
「ホットコーヒー、メグは?」
(「いっしょで。」)
「一緒で。」
(「ほっとふたつですね。」)
「ホット二つですね。」
(えみこさんはちゅうぼうへはいっていった。)
恵美子さんは厨房へ入って行った。
(まえにあったときとなんだかわかったきがした、)
前に会った時となんだかわかった気がした、
(すこしやせたようにかんじた。)
少しやせたように感じた。
(「おまたせしました。」)
「お待たせしました。」
(そういうとこーひーをふたつてーぶるにおいた。)
そう言うとコーヒーを二つテーブルに置いた。
(「もうひとりのかれはきょうはいないの?」)
「もう一人の彼は今日はいないの?」
(「かれは、なくなりました・・・。」)
「彼は、亡くなりました・・・。」
(「ごめんなさい・・。」)
「ごめんなさい・・。」
(「いえ、あのときよやくをしてくれてあったんです)
「いえ、あの時予約をしてくれてあったんです
(それでむりいっておさむさんにつれてきてもらいました。」)
それで無理行って修さんに連れてきてもらいました。」
(「そうだったの、からかったわね。」)
「そうだったの、辛かったわね。」
(「それいじょうにすばらしいおもいでもらいましたから。」)
「それ以上に素晴らしい想い出もらいましたから。」
(「かのじょはつよいこね。」)
「彼女は強い子ね。」
(「あー、おれたちよりずっとな。」)
「あー、俺達よりずっとな。」
(「きょうかえるの?」)
「今日帰るの?」
(「あー。」)
「あー。」
(「げんきでね。」)
「元気でね。」
(「きみも。」)
「君も。」
(「また、あえる?」)
「また、会える?」
(「もうあわないほうがいいだろうな。」)
「もう会わない方がいいだろうな。」
(「そうね、ごめんなさい。さようなら。」)
「そうね、ごめんなさい。さようなら。」
(「いいんですか?このままわかれちゃって。」)
「いいんですか?このまま別れちゃって。」
(「いいんだ、もうべつべつのじんせいあるいてるんだぼくらは。」)
「いいんだ、もう別々の人生歩いてるんだ僕らは。」
(そういうとまたとおいめをした。)
そう言うとまた遠い目をした。
(がえりのしんかんせんではなにかはなそうとおもうけれど、)
帰りの新幹線では何か話そうと思うけれど、
(はなしかけることができないふんいきだった。)
話しかけることが出来ない雰囲気だった。
(まどのそとをじっとみつめていたとおもうと)
窓の外をじっと見つめていたと思うと
(めをとじてなにかかんがえこんでいるようすだった。)
眼を閉じて何か考え込んでいる様子だった。
(「めぐ、ことしのなつのがっしゅくてつだってくれないか?」)
「メグ、今年の夏の合宿手伝ってくれないか?」
(「べつにいいですけど、」)
「別にいいですけど、」
(「かいだしとかな~つれていくやつがいなくてな~」)
「買い出しとかな~連れていくやつがいなくてな~」
(「ざつようかかりですか?」)
「雑用係ですか?」
(「そんなとこだ。」)
「そんなとこだ。」
(いつものおさむさんにもどってる・・・・・。)
いつもの修さんに戻ってる・・・・・。
(じぶんのなかでかいけつしているのだろうか。)
自分の中で解決しているのだろうか。
(4がつせいしきにおさむさんのみせのしゃいんになった。)
4月正式に修さんの店の社員になった。
(にゅうしゃしたばかりなのにかたがきがついた)
入社したばかりなのに肩書がついた
(てんちょうほさ、めいしをつくってくれた。)
店長補佐、名刺を作ってくれた。
(なんだかすこしうれしかった。)
なんだか少し嬉しかった。
(あかねさんがこどもをつれておみせにあそびにきてくれた。)
茜さんが子供を連れてお店に遊びに来てくれた。
(「かわいい~、あかねさんそっくりですね。」)
「可愛い~、茜さんそっくりですね。」
(「でしょ~?だんなににたらおさきまっくらだもの。」)
「でしょ~?旦那に似たらお先真っ暗だもの。」
(「あかねさんこーひーのみます?」)
「茜さんコーヒー飲みます?」
(「ありがとう、いただく。」)
「ありがとう、いただく。」
(「じゃ、かうべるにいってきますね。」)
「じゃ、カウベルに行ってきますね。」
(わたしはかうべるへのみものをかいにでかけた。)
私はカウベルへ飲み物を買いに出かけた。
(そのころてんでは、あかねさんとしゅうさんがはなしをしていた。)
そのころ店では、茜さんと修さんが話をしていた。
(「めぐみちゃん、すっかりたちなおったみたいね。」)
「恵ちゃん、すっかり立ち直ったみたいね。」
(「あーいちじはどうなるかとおもったけど、)
「あー一時はどうなるかと思ったけど、
(かのじょはつよいよ。」)
彼女は強いよ。」
(「あーてんちょう、ほれちゃだめだからね。」)
「あー店長、惚れちゃだめだからね。」
(「なにいってるんだ、おれだっておとこだ。」)
「何言ってるんだ、俺だって男だ。」
(「めぐみちゃんがえらばないとおもうけどね~。」)
「恵ちゃんが選ばないと思うけどね~。」
(「おまちどうさま~。わたしがなにをえらばないんですか?」)
「お待ちどう様~。私が何を選ばないんですか?」
(「いやいやこっちのはなしさ。」)
「いやいやこっちの話さ。」
(「あ、あかねさんのいけんもききたいな、じつはですね。)
「あ、茜さんの意見も聞きたいな、実はですね。
(てんのなかにかんたんなきっさこーなーつくろうとおもうんですよ、)
店の中に簡単な喫茶コーナー作ろうと思うんですよ、
(かいものとちゅうにちょっとこーひーのんでなかまとはなしたり)
買い物途中にちょっとコーヒー飲んで仲間と話したり
(おみせのひとにしつもんしたりできるばしょがあれば、)
お店の人に質問したりできる場所があれば、
(うりあげのびるんじゃないかなって。」)
売り上げ伸びるんじゃないかなって。」
(「いいかんがえなんじゃない?)
「いい考えなんじゃない?
(てんちょうよかったね~、てんちょうのかたうでにいいこがきたね~。」)
店長良かったね~、店長の片腕にいい子が来たね~。」
(「おれにはひとをみるめがあるんだな~。」)
「俺には人を見る目があるんだな~。」
(「めぐみちゃん、たいへんだけどてんちょうのおまもりよろしくね。」)
「恵ちゃん、大変だけど店長のお守りよろしくね。」
(「はい。」)
「はい。」
(しゃかいじんとしてわたしはすたーとをきり)
社会人として私はスタートを切り
(いっぽいっぽまえへすすんでいた。)
一歩一歩前へ進んでいた。