怪盗ネオン

(ねむらないまちにすむといううわさまかせのとうひこう)

眠らない街に住むという　噂まかせの　逃避行

(やこうちゅうのむれめまいなれればみやこなのかしら)

夜光虫の群れ　目眩　慣れれば都なのかしら

(てがかりをちらつかせちかづいたあれもそうこれもにせものね)

手がかりをチラつかせ　近づいた　あれも　そう　これも　偽者ね

(あたしのだいじなものすべてはぎとって)

あたしの大事なもの　全て　剥ぎ取って

(にげるようにだきしめたかめんのやえばを)

逃げるように　抱きしめた　仮面の八重歯を

(こよいもんたーじゅついでにだかれまちぼうけ)

今宵　モンタージュついでに　抱かれ　待ち惚け

(しずんでくあわのゆめあしたはきっと)

沈んでく　泡の夢　明日はきっと

(ねむらないまちにうつってかぞえるかちもないよるを)

眠らない街に移って　数える価値もない夜を

(かさねてわすれたころにあのひとぼんやりとあらわる)

重ねて忘れた頃に　あの人　ぼんやりと現る

(かわったねかたにまわすのどからて)

「化けたね(かわったね)」　肩にまわす　喉から手

(ふりはらうようにごほうしおき)

振り払うように　ご奉仕置き

(ふたりかんどうのさいかいねもうはなさないで)

二人感動の再会ね　もう離さないで

(このゆびもこのしたもあなたのものよ)

この指も　この舌も　あなたのものよ

(だからどっぷりとおぼれてきれいきれいしましょ)

だからドップリと溺れて　きれいきれいしましょ

(あまりにもじょうおんでうっとりかしら)

あまりにも常温で　うっとりかしら

(あたしのだいじなものすべてはぎとって)

あたしの大事なもの　全て　剥ぎ取って

(にげるようにだきしめたかめんのやえばを)

逃げるように　抱きしめた　仮面の八重歯を

(こよいもんたーじゅかんせいぜひまたのおこしを)

今宵　モンタージュ完成　是非またのお越しを

(しずんでくあわのゆめいっしょにいかが)

沈んでく　泡の夢　一緒にいかが？

(ｂｙｅｂｙｅｂｙｅじゃたりないあなたへのきもち)

Bye bye bye　じゃ足りない　あなたへの気持ち

(まわらないくびならばとくいのてぐちで)

回らない首ならば　得意の手口で

(けっしばいばいばいしてくればねむりにつくころ)

決死　倍売買してくれば？　眠りにつくころ

(はぎとったあたしはかいとうねおん)

剥ぎ取った　あたしは　怪盗ネオン