サントリーＢＯＳＳコーヒー
「４つ星」ならぬ、「４つBOSS」とかね。
当時は最後までいかなかったけど。
けど、改めてこの文章読むと、ボスオの奥さんは同僚に誘われるほど、美人なんだね。
もともと奥さんと「あたし」のカレシが付き合っているのに気付いた「あたし」がボスオに近付いてきたんだね。
なるほど。深いね。
そんなボスオは今４６歳かぁ・・・。
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問題文
(ぼすおは３６さいさらりーまん、にじのちち)
ボスオは３６歳サラリーマン、二児の父
(さいきんおふぃすにちょっと)
最近オフィスにちょっと
(きになるこが)
気になる娘が
(じつはそのかのじょから)
実はその彼女から
(ふたりでおしょくじしません？と)
ふたりでお食事しません？と
(さそわれたのはいいのだが)
誘われたのはいいのだが
(よていがけっこんきねんびとかさなり)
予定が結婚記念日と重なり
(ぼすおはなやんでいる)
ボスオは悩んでいる
(けっきょくくじゅうのせんたくで)
結局苦渋の選択で
(ひがえりしゅっちょうといつわることに)
日帰り出張と偽ることに
(さいしゅうでんしゃでかえるから)
最終電車で帰るから
(きたくはれいじをまわるよてい)
帰宅は零時を回る予定
(けっこんきねんびのうめあわせは)
結婚記念日の埋め合わせは
(あらためてするからさ、と)
あらためてするからさ、と
(そして)
そして
(まちにまったよる)
待ちに待った夜
(かのじょとでかけたれすとらん)
彼女と出かけたレストラン
(が、なんとそこにはつまと)
が、なんとそこには妻と
(ぼすおのどうりょうが)
ボスオの同僚が
(たがいにろうばいするふうふ)
互いに狼狽する夫婦
(そこへかのじょからていあん)
そこへ彼女から提案
(そうだ、あいせきにしましょうよ)
そうだ、相席にしましょうよ
(おどろくぼすお)
おどろくボスオ
(ひるむつま)
ひるむ妻
(かのじょはのこるどうりょうをゆびさし)
彼女は残る同僚を指さし
(だって、このひとあたしのかれし)
だって、この人あたしのカレシ
(かれしはにげた)
カレシは逃げた
(かのじょはおった)
彼女は追った
(うえいたーはぐらすをおとした)
ウエイターはグラスを落とした
(ふうふがのこった)
夫婦が残った
(ながい)
長い
(ちんもくのあと)
沈黙の後
(いをけっしたように)
意を決したように
(ふたりはわらった)
ふたりは笑った
(まったくさいきんのわかいこは)
まったく最近の若い子は
(なにをかんがえているんだか)
何を考えているんだか
(ほんと、りかいふのうね)
ほんと、理解不能ね
(かくしてけっこんきねんびは)
かくして結婚記念日は
(ぶじにあんしょうをさけたのだった)
無事に暗礁を避けたのだった
(きょうつうのてきこそ)
共通の敵こそ
(ふうふえんまんのひやく)
夫婦円満の秘薬
(ってほんとかよ)
ってホントかよ