結局酒は体に良いのか?悪いのか?

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(さけはひゃくやくのちょうということばがありますが、じっさいのところはどうなのでしょう?)

酒は百薬の長という言葉がありますが、実際のところはどうなのでしょう?

(そもそもこのことわざのゆらいは、ちゅうごくのれきししょであるかんじょにかかれた)

そもそもこのことわざの由来は、中国の歴史書である漢書に書かれた

(「さけひゃくやくのちょう」といういっせつがゆらいとされています。とうじ、しゅぞうをこっかせいさく)

「酒百薬之長」という一節が由来とされています。当時、酒造を国家政策

(としたくにがおさけをひろめるために、「さけはひゃくやくのちょうである」「さけはどんなりょうやく)

とした国がお酒を広めるために、「酒は百薬の長である」「酒はどんな良薬

(よりもこうかのあるすばらしいものである」というじょうほうをはっしんしたとつたえられて)

よりも効果のある素晴らしいものである」という情報を発信したと伝えられて

(います。げんだいでいうじょうほうそうさにちかいかんじといえるでしょう。それがひろまり)

います。現代でいう情報操作に近い感じと言えるでしょう。それが広まり

(いまでもなお、ことわざとしてつかわれています。はたしておさけはけんこうによいの)

今でもなお、ことわざとして使われています。果たしてお酒は健康に良いの

(でしょうか?それともしょうりょうでもわるいのでしょうか?けつろんからさきにいうと)

でしょうか?それとも少量でも悪いのでしょうか?結論から先に言うと

(かじょうないんしゅはがいがあり、てきどないんしゅであればさほどがいはない、ということ)

過剰な飲酒は害があり、適度な飲酒であればさほど害はない、と言うこと

(です。せかいほけんきかんのwhoによると「おさけは60しゅるいいじょうものびょうきのげんいんに)

です。世界保健機関のWHOによると「お酒は60種類以上もの病気の原因に

(なりえるもの」といわれているので、のみすぎはけんこうをそこねるということに)

なり得るもの」と言われているので、飲み過ぎは健康を損ねるという事に

(まちがいはありません。てきどないんしゅりょうをこうろうしょうがさだめていますが、じゅんあるこーる)

間違いはありません。適度な飲酒量を厚労省が定めていますが、純アルコール

(りょう20gていどのいんしゅをさします。それがどのくらいのりょうかというと、びーるだと)

量20g程度の飲酒を指します。それがどのくらいの量かというと、ビールだと

(500ml、にほんしゅ1ごう180ml、ちゅーはい(7%)350ml)

500ml、日本酒1合180ml、酎ハイ(7%)350ml

(ういすきーだぶる1ぱい60mlにそうとうします。これらのあたいはあくまでもめやすで)

ウイスキーダブル1杯60mlに相当します。これらの値はあくまでも目安で

(あって、じょせいやこうれいしゃ、たいしつてきにおさけがよわいひとは、しょうりょうでもしっかんりすくに)

あって、女性や高齢者、体質的にお酒が弱い人は、少量でも疾患リスクに

(なりえます。では、からだにがいをおよぼすかじょうないんしゅりょうはというと、おなじくこうろうしょうに)

なりえます。では、体に害を及ぼす過剰な飲酒量はというと、同じく厚労省に

(よれば、じゅんあるこーるりょう60gていどのいんしゅをさします。ぜんじゅつのせつどあるてきどな)

よれば、純アルコール量60g程度の飲酒を指します。前述の節度ある適度な

(いんしゅりょうの3ばいで、まあそうだろうなというすうちですが、これぐらいへいきでまいばん)

飲酒量の3倍で、まあそうだろうなという数値ですが、これぐらい平気で毎晩

(のんでしまうひともいるのではないでしょうか。そもそもおさけがしょうりょうならばけんこう)

飲んでしまう人もいるのではないでしょうか。そもそもお酒が少量ならば健康

など

(によいのではないか?というはなしは、ふらんすじんのしょくせいかつにかんするあるげんしょうから)

に良いのではないか?と言う話は、フランス人の食生活に関するある現象から

(きているといわれています。しぼうのせっしゅやきつえんはどうみゃくこうかをおこしてのうこうそく)

きていると言われています。脂肪の摂取や喫煙は動脈硬化を起こして脳梗塞

(やしんきんこうそくをおこすことはむかしからしられていました。ところが、ふらんすでは)

や心筋梗塞を起こすことは昔から知られていました。ところが、フランスでは

(けんこうにわるいしぼうをたくさんせっしゅし、きつえんりつがたかいにもかかわらず、きんりんしょこく)

健康に悪い脂肪をたくさん摂取し、喫煙率が高いにも関わらず、近隣諸国

(よりもしんきんこうそくによるしぼうしゃがすくないことがしられており、ふれんち)

よりも心筋梗塞による死亡者が少ないことが知られており、フレンチ

(ぱらどっくす(ふらんすじんのぎゃくせつ)とよばれていました。そこからふらんすじん)

パラドックス(フランス人の逆説)と呼ばれていました。そこからフランス人

(はわいんのせっしゅりょうがおおく、これらがけんこうによいはたらきをしているためこのような)

はワインの摂取量が多く、これらが健康に良い働きをしているためこのような

(げんしょうがみられる、というかせつがうまれました。また、2018ねん4がつにせかいてきに)

現象が見られる、と言う仮説が生まれました。また、2018年4月に世界的に

(けんいのあるいがくざっし、らんせっとしにけいさいされたろんぶんで、いままでおこなわれた83こ)

権威のある医学雑誌、ランセット誌に掲載された論文で、今まで行われた83個

(のけんきゅうけっかをとうごうしてかいせきしたところあるこーるかんさんでしゅう100gまでであれば)

の研究結果を統合して解析したところアルコール換算で週100gまでであれば

(のうこうそくやしんきんこうそくによるしぼうのりすくはあがらないとほうこくされている。けっかんが)

脳梗塞や心筋梗塞による死亡のリスクは上がらないと報告されている。血管が

(つまるびょうきにかんしては、たいりょうのいんしゅであればりすくがあがるが、しょうりょうであれば)

詰まる病気に関しては、大量の飲酒であればリスクが上がるが、少量であれば

(りすくはかわらない、あるいはさがるということです。おさけずきにとっては)

リスクは変わらない、あるいは下がるということです。お酒好きにとっては

(うれしいけんきゅうけっかですが、ざんねんながらはなしはここでおわりません。がんにたいしては)

嬉しい研究結果ですが、残念ながら話はここで終わりません。がんに対しては

(おさけはどのようなえいきょうがあるのでしょう?じつは、しょうりょうであってもがん(とくに)

お酒はどのような影響があるのでしょう?実は、少量であってもがん(特に

(にゅうがん)のりすくがあがることがあきらかになっています。のむりょうがふえれば)

乳がん)のリスクが上がることが明らかになっています。飲む量が増えれば

(ふえるほどりすくがたかくなります。つまりしょうりょうのおさけがけんこうによいかどうかは)

増えるほどリスクが高くなります。つまり少量のお酒が健康に良いかどうかは

(のうこうそく、しんきんこうそくへのえいきょうと、がんへのえいきょうのつなひきできまるということ)

脳梗塞、心筋梗塞への影響と、がんへの影響の綱引きで決まると言うこと

(です。これらのけんきゅうけっかから、わたしたちはどのようにおさけとむきあっていくべき)

です。これらの研究結果から、私達はどのようにお酒と向き合っていくべき

(でしょうか?じぶんのりすくなどをそうごうてきにはんだんしてきめればいいのでは)

でしょうか?自分のリスクなどを総合的に判断して決めればいいのでは

(ないでしょうか?ちのつながったちかいしんぞくにがんになってしまったひとがいなくて)

ないでしょうか?血の繋がった近い親族にがんになってしまった人がいなくて

(いでんてきにがんのりすくのひくいひとであれば、1にち1~2はいのおさけをたしなむように)

遺伝的にがんのリスクの低い人であれば、1日1〜2杯のお酒をたしなむように

(のむのはもんだいないとおもわれます。それによってじんせいがゆたかになるひともいる)

飲むのは問題ないと思われます。それによって人生が豊かになる人もいる

(だろうし、いんしゅりょうがしょうりょうであればのうこうそくやしんきんこうそくのりすくがさがるという)

だろうし、飲酒量が少量であれば脳梗塞や心筋梗塞のリスクが下がるという

(おまけまでついてきます。そのいっぽうで、かぞくにがんのひとがいるなど、がんの)

おまけまでついてきます。その一方で、家族にがんの人がいるなど、がんの

(りすくがたかめのひとは、あるこーるのせっしゅりょうをさいていげんにおさえることをおすすめ)

リスクが高めの人は、アルコールの摂取量を最低限に抑えることをお勧め

(します。がんにかんしては、いんしゅりょうがぜろのばあいが1ばんりすくがひくいとほうこくされて)

します。がんに関しては、飲酒量がゼロの場合が1番リスクが低いと報告されて

(いるからです。)

いるからです。

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