ふるさと納税とは(前編)

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(2008ねんからせいどがかいしされことしで14ねんめとなる、ふるさとのうぜい。)

2008年から制度が開始され今年で14年目となる、ふるさと納税。

(なまえはきいたことがあっても、てつづきがめんどうでなかなかいっぽをふみだせない)

名前は聞いたことがあっても、手続きが面倒でなかなか一歩を踏み出せない

(というかたもおおいのではないでしょうか。ここではせいどのしくみや、)

という方も多いのではないでしょうか。ここでは制度の仕組みや、

(てつづきほうほうをせつめいします。)

手続き方法を説明します。

(ふるさとのうぜいたんじょうのけいいですが、おおくのひとがちほうのふるさとでうまれ、)

ふるさと納税誕生の経緯ですが、多くの人が地方のふるさとで生まれ、

(そのじちたいからいりょうやきょういくなどさまざまなじゅうみんさーびすをうけてそだち、やがて)

その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて

(しんがくやしゅうしょくをきにせいかつのばをとかいにうつし、そこでのうぜいをおこなっています。)

進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。

(そのけっか、とかいのじちたいはぜいしゅうをえますが、じぶんがうまれそだったふるさとの)

その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育ったふるさとの

(じちたいにはぜいしゅうがはいりません。そこでいまはとかいにすんでいても、じぶんを)

自治体には税収が入りません。そこで今は都会に住んでいても、自分を

(はぐくんでくれた「ふるさと」にじぶんのいしでいくらかでものうぜいできるせいどが)

育んでくれた「ふるさと」に自分の意思でいくらかでも納税できる制度が

(あってもよいのではないか?というもんだいていきからはじまり、かずおおくのぎろんや)

あっても良いのではないか?という問題提起から始まり、数多くの議論や

(けんとうをへてうまれたのが、ふるさとのうぜいです。)

検討を経て生まれたのが、ふるさと納税です。

(とうしょはこうじょてきようしゃすうがやく3まん3ぜんにんで、ふるさとのうぜいがくはやく72おくえんでした。)

当初は控除適用者数が約3万3千人で、ふるさと納税額は約72億円でした。

(ふるさとのうぜいのしくみとして、かならずかくていしんこくをしなければならないという)

ふるさと納税の仕組みとして、必ず確定申告をしなければならないという

(ことからりようしゃがのびなやんでいましたが、2015ねん4がつから、)

ことから利用者が伸び悩んでいましたが、2015年4月から、

(「わんすとっぷとくれいせいど」がもうけられました。じょうけんをみたしていれば、)

「ワンストップ特例制度」が設けられました。条件を満たしていれば、

(かくていしんこくをしなくてよいというせいどです。そこからりようしゃがぞうかし、2019ねん)

確定申告をしなくて良いという制度です。そこから利用者が増加し、2019年

(にはかこさいこうとなる、こうじょてきようしゃすうがやく406まんにんまでぞうかしました。)

には過去最高となる、控除適用者数が約406万人まで増加しました。

(さいきんではcm、ざっしなどにとりあげられることもふえ、りようしゃがどんどん)

最近ではCM、雑誌などに取り上げられることも増え、利用者がどんどん

(ふえています。)

増えています。

など

(ちめいどがあがり、きふがくのきぼがおおきくなるのとどうじに、きふがくをあつめたい)

知名度が上がり、寄付額の規模が大きくなるのと同時に、寄付額を集めたい

(じちたいどうしのきょうそうがはげしくなっていきました。ゆうめいなのは、おおさかふいずみさのし)

自治体同士の競争が激しくなっていきました。有名なのは、大阪府泉佐野市

(ですね。2017ねんどに100おくをこえるふるさとのうぜいをあつめ、)

ですね。2017年度に100億を超えるふるさと納税を集め、

(きふがくぜんこく1いとなり、2018ねんどにはやく497おくえんをあつめ、)

寄付額全国1位となり、2018年度には約497億円を集め、

(ぜんこくの1わりちかくのきふがくをあつめました。)

全国の1割近くの寄付額を集めました。

(ぎふとけんなどのかんきんせいのたかいへんれいひんや、じっしつかんげんりつが50%をこえるへんれいひんを)

ギフト券などの換金性の高い返礼品や、実質還元率が50%を超える返礼品を

(よういするじちたいもでてきたなかで、そうむしょうは「せいどのしゅしにはんする」)

用意する自治体も出てきた中で、総務省は「制度の趣旨に反する」

(ということでさいさんつうちをおこなってきましたが、おうじないじちたいがふくすうそんざい)

ということで再三通知を行なって来ましたが、応じない自治体が複数存在

(したためしんせいどがもうけられました。2019ねん6がつからすたーとしたしんせいどでは)

したため新制度が設けられました。2019年6月からスタートした新制度では

(いかの3てんをじゅんしゅすることがじちたいにたいしてぎむかされています。)

以下の3点を遵守することが自治体に対して義務化されています。

(1.きふきんのへんれいひんをそうふするばあい、へんれいひんはじばさんひんにかぎる)

1.寄付金の返礼品を送付する場合、返礼品は地場産品に限る

(2.へんれいひんのちょうたつがくをきふきんがくの3わりいかとする)

2.返礼品の調達額を寄付金額の3割以下とする

(3.きふきんのぼしゅうをてきせいにじっしすること)

3.寄付金の募集を適正に実施すること

(ぎむをじゅんしゅしなかったいずみさのしなどの4じちたいが、ふるさとのうぜいせいどのてきよう)

義務を遵守しなかった泉佐野市などの4自治体が、ふるさと納税制度の適用

(からじょがいされていましたが、2020ねん6がつ30にちのさいこうさいはんけつにより)

から除外されていましたが、2020年6月30日の最高裁判決により

(4じちたいのふっかつがきまりました。)

4自治体の復活が決まりました。

(すこしまえおきがながくなってしまいましたが、ほんだいにはいります。)

少し前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。

(ふるさとのうぜいとは、ちほうじちたいへのきふきんせいどのことです。ちほうじちたいは、)

ふるさと納税とは、地方自治体への寄付金制度のことです。地方自治体は、

(きふきんにたいするおれいとしてさまざまなへんれいひんをよういしており、きふしゃは)

寄付金に対するお礼としてさまざまな返礼品を用意しており、寄付者は

(きふするじちたいをえらぶことができます。)

寄付する自治体を選ぶことができます。

(きふときくと、おかねもちがしゃかいこうけんのためにおこなうものといういめーじがある)

寄付と聞くと、お金持ちが社会貢献のために行うものというイメージがある

(かもしれませんが、ふるさとのうぜいのばあいはつうじょうのきふとはすこしことなります。)

かもしれませんが、ふるさと納税の場合は通常の寄付とは少し異なります。

(ちほうじちたいへのうふしたきふきんは、そのとしのしょとくぜいとよくとしのじゅうみんぜいから)

地方自治体へ納付した寄付金は、その年の所得税と翌年の住民税から

(こうじょされます。つまり、つうじょうおさめるべきぜいきんのしはらいさきがかわるだけで、)

控除されます。つまり、通常収めるべき税金の支払い先が変わるだけで、

(とくさんひんのおにくやふるーつなどのごうかなへんれいひんをうけとることができるのです。)

特産品のお肉やフルーツなどの豪華な返礼品を受け取ることができるのです。

(「ふたんなくとくさんひんがうけとれるなんて、ほんとうにそんなおいしいはなしがあるの?」)

「負担なく特産品が受け取れるなんて、本当にそんなおいしい話があるの?」

(とおもいますよね。ここからはふるさとのうぜいのめりっととでめりっとについて)

と思いますよね。ここからはふるさと納税のメリットとデメリットについて

(せつめいしていきます。ふるさとのうぜいのめりっとはおもに3つあります。)

説明していきます。ふるさと納税のメリットは主に3つあります。

(1.さまざまなへんれいひんがもらえる)

1.さまざまな返礼品がもらえる

(なんといっても1ばんのめりっとが、ちほうじちたいからへんれいひんがもらえることです。)

何と言っても1番のメリットが、地方自治体から返礼品がもらえることです。

(もらえるへんれいひんは、さまざまなしゅるいのなかからじぶんでえらぶことができます。)

もらえる返礼品は、さまざまな種類の中から自分で選ぶことができます。

(にんきがあるのは、わぎゅうにくや、いちご、さくらんぼなどのこうきゅうふるーつ、)

人気があるのは、和牛肉や、イチゴ、さくらんぼなどの高級フルーツ、

(おこめなどです。しょくひんにかぎらず、おさらやかぐなどもえらぶこともできます。)

お米などです。食品に限らず、お皿や家具なども選ぶこともできます。

(2.ぜいきんがこうじょされる)

2.税金が控除される

(ふるさとのうぜいのめりっとの2つめは、ぜいきんがこうじょされることです。きふきんは)

ふるさと納税のメリットの2つ目は、税金が控除されることです。寄付金は

(そのとしのしょとくぜいとよくとしのじゅうみんぜいからこうじょされます。)

その年の所得税と翌年の住民税から控除されます。

(「あなたはすでにきふきんを~まんえんしはらっているので、そのぶんしょとくぜいとじゅうみんぜい)

「あなたはすでに寄付金を〜万円支払っているので、その分所得税と住民税

(からさしひいてあげましょう」と、きふきんとぜいきんのにじゅうどりを)

から差し引いてあげましょう」と、寄付金と税金の二重取りを

(ふせいでくれるのです。ただてつづきをわすれると「きふきん」「しょとくぜい、じゅうみんぜい」)

防いでくれるのです。ただ手続きを忘れると「寄付金」「所得税、住民税」

(のどちらもはらうことになりますので、ちゅういがひつようです。)

のどちらも払うことになりますので、注意が必要です。

(3.すきなじちたいにきふできる)

3.好きな自治体に寄付できる

(きふするじちたいはじぶんでえらぶことができます。たとえばけっこんやしゅうしょくでじもとを)

寄付する自治体は自分で選ぶことができます。例えば結婚や就職で地元を

(はなれてしまったばあい、つうじょうじゅうみんぜいはじゅうきょしているちいきにおさめることに)

離れてしまった場合、通常住民税は住居している地域に収めることに

(なりますが、ふるさとのうぜいをつかえばおもいいれのあるじもとやすきなちいきに)

なりますが、ふるさと納税を使えば思い入れのある地元や好きな地域に

(きふというかたちでこうけんすることができます。じちたいによってはぼこうにきふが)

寄付という形で貢献することができます。自治体によっては母校に寄付が

(できるなど、きふきんのつかいみちをえらぶこともできます。)

できるなど、寄付金の使い道を選ぶこともできます。

(ふるさとのうぜいの3つのでめりっと)

ふるさと納税の3つのデメリット

(1.ぜいきんこうじょのためにしんこくがひつよう)

1.税金控除のために申告が必要

(きふきんはしょとくぜいとじゅうみんぜいからこうじょすることができますが、)

寄付金は所得税と住民税から控除することができますが、

(じどうてきにこうじょされるわけではなく、しんこくがひつようです。つうじょうはかくていしんこくで)

自動的に控除される訳ではなく、申告が必要です。通常は確定申告で

(しんこくするひつようがありますが、いかにあてはまるかたは)

申告する必要がありますが、以下に当てはまる方は

(「わんすとっぷとくれいせいど」をつかえばかくていしんこくするひつようはありません。)

「ワンストップ特例制度」を使えば確定申告する必要はありません。

(・かいしゃいんなどのきゅうよしょとくしゃ)

・会社員などの給与所得者

(・ねんかんのきふさきが5じちたいいない(おなじじちたいにふくすうかいきふしたばあいは、1かしょ)

・年間の寄付先が5自治体以内(同じ自治体に複数回寄付した場合は、1箇所

(とかうんと))

とカウント)

(かくていしんこくにくらべて、わんすとっぷとくれいせいどのほうがてつづきがかんたんですので、)

確定申告に比べて、ワンストップ特例制度の方が手続きが簡単ですので、

(りようできるかたはせっきょくてきにかつようしましょう。)

利用できる方は積極的に活用しましょう。

(2.こうじょげんどがくがある)

2.控除限度額がある

(ふるさとのうぜいにはこうじょげんどがくがあります。こうじょげんどがくをこえたきんがくを)

ふるさと納税には控除限度額があります。控除限度額を超えた金額を

(きふしても、こえたぶんのおかねはもどってきません。そのため、きふをはじめるまえに)

寄付しても、超えた分のお金は戻ってきません。そのため、寄付を始める前に

(こうじょげんどがくをしっておくひつようがあります。ふるさとのうぜいかんれんのさいとでは、)

控除限度額を知っておく必要があります。ふるさと納税関連のサイトでは、

(しゅみれーしょんでかんたんにこうじょげんどがくがわかります。)

シュミレーションで簡単に控除限度額が分かります。

(3.2000えんのじこふたんがある)

3.2000円の自己負担がある

(ふるさとのうぜいはむりょうのせいどではなく、ねんかん2000えんのじこふたんがあります。)

ふるさと納税は無料の制度ではなく、年間2000円の自己負担があります。

(たとえば、60000えんぶんのきふきんをしはらったばあい、しょとくぜいとじゅうみんぜいから)

例えば、60000円分の寄付金を支払った場合、所得税と住民税から

(こうじょされるのは58000えんとなります。ですがかりに60000えんぶんの)

控除されるのは58000円となります。ですが仮に60000円分の

(きふをおこなったばあいは,おこめ10kgなどのへんれいひんがもらえます。2000えんの)

寄付を行なった場合は,お米10kgなどの返礼品がもらえます。2000円の

(じこふたんがあっても,もとがとれるといえるでしょう。また、ねんかんにたいして)

自己負担があっても,元が取れると言えるでしょう。また、年間に対して

(2000えんのじこふたんとなりますので、ふくすうのじちたいにきふしてもこの)

2000円の自己負担となりますので、複数の自治体に寄付してもこの

(じこふたんがくがかわることはありません。)

自己負担額が変わることはありません。

(ふるさとのうぜいのてつづき4すてっぷ)

ふるさと納税の手続き4ステップ

(1.こうじょげんどがくをしらべる)

1.控除限度額を調べる

(ぜんじゅつのように、ふるさとのうぜいにはこうじょげんどがくがありますが、ひとによって)

前述のように、ふるさと納税には控除限度額がありますが、人によって

(このがくはことなります。)

この額は異なります。

(2.へんれいひんをえらんできふをもうしこむ)

2.返礼品を選んで寄付を申し込む

(つぎにへんれいひんをえらんでいきましょう。ゆうめいなさいとは、ふるさとちょいす、)

次に返礼品を選んでいきましょう。有名なサイトは、ふるさとチョイス、

(さとふる、らくてんふるさとのうぜいなどがあります。さいとによってはへんれいひんが)

さとふる、楽天ふるさと納税などがあります。サイトによっては返礼品が

(ことなるばあいがありますので、まずはさいとをみくらべてみて、ほしいへんれいひんが)

異なる場合がありますので、まずはサイトを見比べてみて、欲しい返礼品が

(けいさいされているかかくにんしましょう。へんれいひんをなににするかまよったら、)

掲載されているか確認しましょう。返礼品を何にするか迷ったら、

(らんきんぐをみるのがおすすめです。)

ランキングを見るのがおすすめです。

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