清国ニ対スル宣戦ノ詔勅 ②
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問題文
(ちょうせんは、ていこくがそのはじめけいゆうして、)
朝鮮は、帝国が其の始啓誘して、
(れっこくのごはんにつかしめたるどくりつのいっこくたり。)
列国の伍伴に就かしめたる独立の一国たり。
(しかしてしんこくは、つねにみずからちょうせんをもってぞくほうとしょうし、)
而して清国は、毎に自ら朝鮮を以って属邦と称し、
(いんにようにそのないせいにかんしょうし、そのないらんあるにおいて、)
陰に陽に其の内政に干渉し、其の内乱あるに於て、
(こうをぞくほうのじょうなんにしき、へいをちょうせんにだしたり。)
口を属邦の拯難に籍き、 兵を朝鮮に出したり。
(ちんは、めいじじゅうごねんのじょうやくにより、へいをだしてへんにそなえしめ、)
朕は、明治十五年の条約に依り、兵を出して変に備えしめ、
(さらにちょうせんをしてからんをえいえんにまぬがれ、ちあんをしょうらいにたもたしめ、)
更に朝鮮をして禍乱を永遠に免れ、治安を将来に保たしめ、
(もってとうようぜんきょくのへいわをいじせんとほっし、まずしんこくにつぐるに、)
以って東洋全局の平和を維持 せんと欲し、先ず清国に告ぐるに、
(きょうどうことにしたがわんことをもってしたるに、しんこくはひるがえって、)
協同事に従わんことを以ってしたるに、 清国は翻て、
(しゅじゅのじへいをもうけ、これをこばみたり。)
種々の辞抦を設け、之を拒みたり。
(ていこくは、ここにおいて、ちょうせんにすすむるに、そのひせいをりかくし、)
帝国は、是に於いて、朝鮮に勧むるに、其の秕政を釐革し、
(うちはちあんのもといをかたくし、そとはどくりつこくのけんぎをまったくせんことをもってしたるに、)
内は治安の基を堅くし、外は独立国の権義を全くせんことを以ってしたるに、
(ちょうせんは、すでにこれをこうだくしたるも、しんこくはしゅうしかげにいて、)
朝鮮は、既に之を肯諾したるも、清国は終始陰に居て、
(ひゃっぽうそのもくてきをぼうがいし、あまつさえことばをさゆうにたくし、)
百方其の目的を妨碍し、剰ヘ辞を左右に托し、
(じきをゆるやかにし、もってそのすいりくのへいびをととのえ、いったんなるをつぐるや、)
時機を緩にし、以って其の水陸の兵備を整え、一旦成るを告ぐるや、
(ただちにそのちからをもって、そのよくぼうをたっせんとし、)
直に其の力を以って、其の欲望を達せんとし、
(さらにたいへいをかんどにはし、わがかんをかんかいにようげきし、ほとんどぼうじょうをきわめたり。)
更に大兵を韓土に派し、我が艦を韓海に要撃し、殆ど亡状を極めたり。