Troubadour
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歌詞(問題文)
(かなでうたわんかっちゅうのした)
奏で歌わん 甲冑の下
(こどうはこいのひとや)
鼓動は恋の獄(ひとや)
(このよにうかぶうそやけがれを)
この世に浮かぶ嘘や汚(けが)れを
(おりなすことばにうめ)
織りなす言葉に埋め
(ただうつくしいひびだけを)
ただ美しい日々だけを
(かたりつづけささげたいのです)
語りつづけ 捧げたいのです
(せいけんひかるきっさきへ)
青剣(せいけん)輝(ひか)る切っ先へ
(かいなからそそがれるちからこそ)
腕(かいな)から注がれる力こそ
(ちしおをめぐりながらうまれくるうた)
血潮を巡りながら 生まれくる歌
(こえをあげてひびかせん)
声を上げて響かせん
(このからだくれないにそまろうと)
この身体(からだ) 紅(くれない)に染まろうと
(おうごんのきゅうでんにあなたがいるかぎり)
黄金の宮殿に あなたがいる限り
(かぐわしいといきのはなよ)
馨(かぐわ)しい吐息の花よ
(かぜにまってわがなをよぶ)
風に舞って わが名を呼ぶ
(すすみたたかえあいするために)
進み戦え 愛する為に
(わたしはげっかのきし)
わたしは月下の騎士
(とわのいちやをてにできるなら)
永遠(とわ)の一夜を手にできるなら
(いくせんのたいようもころす)
幾千の太陽も殺す
(いのりうたわんかぶとをぬいで)
祈り歌わん 兜を脱いで
(たばねたかみをほどく)
束ねた髪を解(ほど)く
(うこんいろのつちぬらすよつゆ)
鬱金色(うこんいろ)の土濡らす夜露
(きょうもなみだにかわり)
今日も涙に代わり
(このくるおしいうただけが)
この狂おしい歌だけが
(しんじつをたたえているのです)
真実を 湛えているのです
(こじょううつるみずうみに)
古城映る潮(みずうみ)に
(はばたけるはくちょうのひののどよ)
羽撃(はばた)ける白鳥(はくちょう)の緋の喉よ
(ひろがるはもんのようにうたはさざめく)
広がる波紋のように 詩(うた)はさざめく
(きたへにしへうまはかけ)
北へ西へ馬は駆け
(このからだねむるばしょもたずとも)
この肉体(からだ)眠る場処(ばしょ)持たずとも
(ひづめのおとはそらにのぼってほしをだく)
蹄(ひづめ)の音は空に 昇って星を抱く
(おちるのはてんのならくか)
墜ちるのは天上(てん)の奈落か
(まぶたをとじあなたをおもう)
目蓋を閉じ あなたを想う
(ゆめをさすらういばらのせいや)
夢を流離(さすら)う 茨の征野
(わたしはとらばどぅーる)
わたしはトラバドゥール
(つむがれてゆくきおくのさきで)
紡がれてゆく記憶の先で
(またひとりうまれかわっても)
またひとり生まれ変わっても
(かなでうたわんかっちゅうのした)
奏で歌わん 甲冑の下
(こどうはこいのひとや)
鼓動は恋の獄(ひとや)
(いくせもみちるあくやうらぎり)
幾世(いくせ)も満ちる悪や裏切り
(おりなすことばにうめ)
織りなす言葉に埋め
(いまうつくしいこのときを)
いま美しいこの時代(とき)を
(いつまでもつたえてゆけるなら)
いつまでも伝えてゆけるなら
(すすみたたかえあいするために)
進み戦え 愛する為に
(わたしはばらのせんし)
わたしは薔薇の戦士
(ちりゆくときはどうかあなたの)
散りゆく最期(とき)は どうかあなたの
(ゆびへとこのちのひとひらを)
指へと この血のひとひらを
(いのりうたわんかぶとをぬいで)
祈り歌わん 兜を脱いで
(たばねたかみをほどく)
束ねた髪を解(ほど)く
(うこんいろのつちぬらすよつゆ)
鬱金色(うこんいろ)の土濡らす夜露
(きょうもなみだにかわり)
今日も涙に代わり
(このくるおしいむねだけが)
この狂おしい胸だけが
(しんじつをたたえているのです)
真実を 讃(たた)えているのです