【2ch洒落怖】『コトリバコ』4
●主要人物→基本的に「名字:大文字、名前:小文字」です
・a:主人公
・m:家が神社
・k:mの彼女
・s:箱を持って来た女性
・おじいさん:S家の隣人
・t:S家の前に箱を管理していた人
・A:aの先祖
●コトリバコ
・舞台は島根県の、とある集落
・漢字で表記すると、「子取り箱」になる
・子供と子供を生める女性に取り憑き、危害を加える
・箱の作成時に、犠牲になった子の数が多いほど強力
・2011年に映画化された(『ことりばこ』)
前回→https://typing.twi1.me/game/340583
次回→https://typing.twi1.me/game/340585
初回→https://typing.twi1.me/game/340580
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | tetsumi | 5442 | B++ | 5.5 | 98.0% | 653.9 | 3631 | 72 | 100 | 2024/09/28 |
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問題文
(「おじいさんのいえにはこがあれば、sのおとうさんが)
「おじいさんの家に箱があれば、sのお父さんが
(はこのことについてしらないのに、なっとくできます。)
箱のことについて知らないのに、納得できます。
(sのおじいさんはtけからひきついで、)
sのおじいさんはT家から引き継いで、
(すぐになくなられていますからね。)
すぐに亡くなられていますからね。
(かんりぼでは、tけからsけ、)
管理簿では、T家からS家、
(sけからあなたのいえへ、)
S家からあなたの家へ、
(そのいどうはいちねんいないになっていました。)
その移動は一年以内になっていました。
(たぶん、sのおじいさんはおとうさんに、)
多分、sのおじいさんはお父さんに、
(つたえるじかんがなかったのでしょうね。)
伝える時間が無かったのでしょうね。
(それにやくそくのねんすうからして、)
それに約束の年数からして、
(sのおとうさんにやくがまわるとはかんがえにくい。)
sのお父さんに役が回るとは考えにくい。
(あなたか、tけでさいごになるかのうせいがたかかった。)
あなたか、T家で最後になる可能性が高かった。
(でもこんかい、はこがでてきたのは、sけだった。)
でも今回、箱が出てきたのは、S家だった。
(これはおかしいですよね。)
これはおかしいですよね。
(さくや、ちちといっしょにかんりぼをみて、おどろきましたよ。)
昨夜、父と一緒に管理簿を見て、驚きましたよ。
(さっきのsのはなしをきくまでは、)
さっきのsの話を聞くまでは、
(もしかしたらなにかのてちがいがあって、)
もしかしたらなにかの手違いがあって、
(あなたもはこのことをしらないのかもしれない)
あなたも箱のことを知らないのかもしれない
(とかんがえていたのですが、あなたはしっていますよね。)
と考えていたのですが、あなたは知っていますよね。
(しっていたのに、ひきついでいない。)
知っていたのに、引き継いでいない。
(くわえて、sけにあることをしりながら、だまっていた。)
加えて、S家にあることを知りながら、黙っていた。
(おれはこんかい、ぶじにはらえたから、)
俺は今回、無事に祓えたから、
(これいじょうはせんさくしなくてもいいかとおもっていた。)
これ以上は詮索しなくてもいいかと思っていた。
(というか、きほんてきにおれのいえから)
というか、基本的に俺の家から
(かかわることはきんしですからね。)
関わることは禁止ですからね。
(でも、そういうわけには、いかなくなった。)
でも、そういうわけには、いかなくなった。
(おれはおこってますよ。おれのちちもね。)
俺は怒ってますよ。俺の父もね。
(ただ、かおもしらないせんぞのやくそくを)
ただ、顔も知らない先祖の約束を
(まもりつづけるというのはそうとう、)
守り続けるというのは相当、
(こくなはなしだというのもわかります。)
酷な話だというのもわかります。
(にげだしたいってきもちも、わかります。)
逃げ出したいって気持ちも、わかります。
(おれだって、そうでしたから。)
俺だって、そうでしたから。
(おれもあのひ、はこをみただけでにげだしたかった。)
俺もあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
(わずかなじかんだったが、ほんきでにげようかとおもった。)
わずかな時間だったが、本気で逃げようかと思った。
(あれをじゅうすうねん、へたすればなんじゅうねんも)
アレを十数年、下手すれば何十年も
(ほかんするなんて、どれだけこわいことか。)
保管するなんて、どれだけ怖いことか。
(でも、もしこういったことが、)
でも、もしこういったことが、
(このちいきでおきているのだとしたら、)
この地域で起きているのだとしたら、
(のこりのはこのしょりにかんしてももんだいがおきます。)
残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
(sは、たまたまはこにちかづかず、)
sは、たまたま箱に近づかず、
(そしてぐうぜんにもあのひ、)
そして偶然にもあの日、
(おれとあうことになっていただけなのだから。)
俺と会うことになっていただけなのだから。
(もしかすると、sはしんでいたかもしれない。)
もしかすると、sは死んでいたかもしれない。
(あるいは、ほかのはこでひがいがでていたかもしれない。)
あるいは、他の箱で被害が出ていたかもしれない。
(だから、なぜこういうことになったのか、)
だから、なぜこういうことになったのか、
(はなしていただけませんか。)
話していただけませんか。
(それと、おれのかのじょのkも、あのばにいたじょせいです。)
それと、俺の彼女のkも、あの場に居た女性です。
(もちろん、こどもをうめるからだです。)
もちろん、子供を産める体です。
(ぶがいしゃではありません。ひがいしゃです。)
部外者ではありません。被害者です。
(それとaは、ぶがいしゃかもしれませんが、)
それとaは、部外者かもしれませんが、
(そうでもないとはいいきれません。)
そうでもないとは言いきれません。
(aのみょうじは、aです。)
aの名字は、Aです。
(ここらじゃ、めずらしいみょうじですよね」)
ここらじゃ、珍しい名字ですよね」
(すると、おじいさんがおれのほうをみてきて、)
すると、おじいさんが俺の方を見てきて、
(いかのようなはなしをしました。)
以下のような話をしました。
(「まず、あのはこについてせつめいします。)
「まず、あの箱について説明します。
(あのはこは「ちっぽう」といって、)
あの箱は「チッポウ」といって、
(sけ、わたしのいえ、そしてななめむかいにあったtけの、)
S家、私の家、そして斜め向いにあったT家の、
(さんけでかんりしていたものなんです。)
三家で管理していた物なんです。
(そして、あのはこはさんけがそれぞれほかんし、)
そして、あの箱は三家がそれぞれ保管し、
(やぬしのしご、つぎのやくまわりのいえのやぬしがそうぎご、)
家主の死後、次の役回りの家の家主が葬儀後、
(ぜんにんしゃのあととりから、あのはこをうけとり、)
前任者の跡取りから、あの箱を受け取り、
(うけとったやぬしがまたしぬまでほかんし、)
受け取った家主がまた死ぬまで保管し、
(またつぎへ、つぎへとくりかえします。)
また次へ、次へと繰り返します。
(うけとったやぬしは、あととりにはこのことをつたえます。)
受け取った家主は、跡取りに箱のことを伝えます。
(もし、あととりがいないばあいには、)
もし、跡取りが居ない場合には、
(あととりができたあとにつたえます。)
跡取りが出来たあとに伝えます。
(どうしてもあととりにめぐまれなかったばあいは、)
どうしても跡取りに恵まれなかった場合は、
(つぎのもちまわりのいえへわたすのです。)
次の持ち回りの家へ渡すのです。
(ほかのはんも、おなじかんじだとおもいます。)
他の班も、同じ感じだと思います。
(そしてほかのはんがもっているはこについては、)
そして他の班が持っている箱については、
(おたがいわだいにはしないのです。)
お互い話題にはしないのです。
(まわすりゆうは、はこのなかみをうすめるためだそうです。)
回す理由は、箱の中身を薄めるためだそうです。
(はこをうけとったやぬしは、)
箱を受け取った家主は、
(けっしてはこにじょせいとこどもをちかづけてはいけない。)
決して箱に女性と子供を近づけてはいけない。
(そして、はこをかんりしていないいえは、)
そして、箱を管理していない家は、
(かんりしているいえをかんししなければならない。)
管理している家を監視しなければならない。
(ていきてきにmけからおふだをもらい、)
定期的にM家からお札をもらい、
(はこにはってあるふるいおふだとはりかえる。)
箱に張ってある古いお札と貼り替える。
(そしてやくそくのねんすうぶんほかんして、)
そして約束の年数分保管して、
(はこのなかみがうすまったあとは、mけにしょりしてもらう。)
箱の中身が薄まったあとは、M家に処理してもらう。
(mけと、むかしにそういうやくそくをしたのだそうです」)
M家と、昔にそういう約束をしたのだそうです」
(「それで、おれのいえはむかしのやくそくどおり、)
「それで、俺の家は昔の約束通り、
(もちこまれてきたはこをしょりしていたのか。)
持ち込まれて来た箱を処理していたのか。
(ここにあるすべてのはこと、)
ここにある全ての箱と、
(はこのげんざいのほかんしゃのかんりぼなんかをつけて」)
箱の現在の保管者の管理簿なんかをつけて」
(「そうです。ほんらいであればわたしが、)
「そうです。本来であれば私が、
(sのおじいさんがなくなったあと、)
sのおじいさんが亡くなったあと、
(はこをひきつぐはずでした。)
箱を引き継ぐはずでした。
(でも、ほんとうにこわかったんです。)
でも、本当に怖かったんです。
(もうしわけない。ゆるしてほしい。)
申し訳ない。許して欲しい。
(sけのまえにほかんしていたtけのちちおやがしに、)
S家の前に保管していたT家の父親が死に、
(ひきついだsのおじいさんもたてつづけにしに、)
引き継いだsのおじいさんも立て続けに死に、
(おとこにえいきょうはないとわかっていても、こわかったんです。)
男に影響はないと分かっていても、怖かったんです。
(そんなじょうたいで、いつはこをもってくるのかと)
そんな状態で、いつ箱を持って来るのかと
(おびえていました。でもそうぎご、)
怯えていました。でも葬儀後、
(ひがたってもsのちちはきませんでした。)
日が経ってもsの父は来ませんでした。
(それで、tとそうだんしたんです。)
それで、tと相談したんです。
(もしかしたら、sのちちはなにもしらないのかもと。)
もしかしたら、sの父は何も知らないのかもと。
(はこからにげられるかもしれないと」)
箱から逃げられるかもしれないと」