【2ch洒落怖】『首なし地蔵』2

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プレイ回数796難易度(4.1) 2584打 長文 長文モードのみ
「首なし地蔵」を見るために山中へ入ると、変なモノに遭遇し…
【2010年2月18日に投稿された体験談】

●首なし地蔵
・あるサラリーマンに蹴り壊されて、首がなくなった
・首なし地蔵は計5体
・地蔵の前を通ると、「首を寄越せ」という不気味な声が聞こえる

●ケイドロ&氷オニ
・鬼ごっこの一種
・ケイドロ→警察と泥棒に分かれ、警察に捕まると牢屋へ入る
 氷オニ→鬼に捕まると、その場所から動けない
・いずれも、逃走中の仲間に触れられると、再び逃走できる

●缶蹴り
・かくれんぼに、缶を蹴る動作が加わったもの
・缶の周りに○を書き、隠れる者の一人が缶を蹴って、
 鬼がそれを元に戻す間に隠れる。鬼に捕まると○に入り、
 仲間が缶を蹴ると、捕まっていた全員は再び隠れることができる

前回→https://typing.twi1.me/game/364443
次回→https://typing.twi1.me/game/364446

関連タイピング

問題文

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(すでにひがくれかけており、)

既に日が暮れかけており、

(おれんじいろのゆうひが、きぎのはっぱのすきまから)

オレンジ色の夕日が、木々の葉っぱの隙間から

(きらきらとさしこむこうけいは、どこかげんそうてきだった。)

キラキラと差し込む光景は、どこか幻想的だった。

(みちをだいぶすすんだところで、)

道をだいぶ進んだところで、

(せみのにいさんがとつぜんぴたりととまり、)

セミの兄さんが突然ピタリと止まり、

(おれらにむかって、ここでまてとせいし、)

俺らに向かって、ここで待てと制し、

(「ちょっとといれ」といって、)

「ちょっとトイレ」と言って、

(そのままみちわきのこかげにはいってしまった。)

そのまま道脇の木陰に入ってしまった。

(ごふんほどしてから、みちわきのほうから)

五分ほどしてから、道脇のほうから

(がさがさとおとがして、ひとかげがぬっとあらわれた。)

ガサガサと音がして、人影がヌッと現れた。

(おれはぎょっとした。)

俺はギョッとした。

(あらわれたのはせみのにいさんではなく、)

現れたのはセミの兄さんではなく、

(へんなめつきをしたこがらなじいさんだったからだ。)

変な目つきをした小柄な爺さんだったからだ。

(そのじいさんのめはとりか、こんちゅうのように)

その爺さんの目は鳥か、昆虫のように

(きょろきょろとせわしなくうごきまわっており、)

キョロキョロと忙しなく動きまわっており、

(きみがわるいのをとおりこして、どうみてもいじょうだった。)

気味が悪いのを通り越して、どう見ても異常だった。

(ちょっかんてきにこれはまずいとおもい、)

直感的にこれはまずいと思い、

(「やべえ、にげろ」とだっとのごとくはしりだし、)

「やべえ、逃げろ」と脱兎のごとく走り出し、

(いりぐちをめざしてにげまくった。)

入り口を目指して逃げまくった。

(にげているとちゅう、さっきまではじしんまんまんだったkが)

逃げている途中、さっきまでは自信満々だったkが

など

(とつぜん「うわあ、うわあああ」とひめいをあげた。)

突然「うわあ、うわあああ」と悲鳴を上げた。

(kのしせんのさきをみると、)

kの視線の先を見ると、

(じゅうmくらいさきのところにへんなものがいた。)

十mくらい先のところに変なモノがいた。

(そこには、さかさまのおとこがいた。)

そこには、逆さまの男がいた。

(そいつは、あたまでじめんにたっていた。)

そいつは、頭で地面に立っていた。

(もう、そうとしかいえないほどに、あたまがあしなのだ。)

もう、そうとしか言えないほどに、頭が足なのだ。

(ほんらいあたまがあるべきところにあしがあって、)

本来頭があるべきところに足があって、

(じめんにあたまをのっけて、)

地面に頭を乗っけて、

(あるくはやさですすすすすすーとうごいていた。)

歩く速さでススススススーと動いていた。

(こうとうぶをこちらにむけ、)

後頭部をこちらに向け、

(さかさまのまま、そいつはせまってきた。)

逆さまのまま、そいつは迫ってきた。

(さかさまのからだがすすすすすすーとうごくたびに、)

逆さまの体がススススススーと動くたびに、

(まわりのきぎが「ばきっばきばきっばき」)

周りの木々が「バキッバキバキッバキ」

(とおとをたててゆれだし、)

と音を立てて揺れ出し、

(はっぱやきのえだがたいりょうにおちてきた。)

葉っぱや木の枝が大量に落ちてきた。

(それとどうじに、みみなりがきーーーんとして、)

それと同時に、耳鳴りがキーーーンとして、

(あたまがきょうれつにがんがんいたみだした。)

頭が強烈にガンガン痛み出した。

(さかさまのおとこは、そのあいだにもすすすーと)

逆さまの男は、その間にもスススーと

(こっちにむかってちかづいており、)

こっちに向かって近づいており、

(おれらははっきょうしたりおおなきしたりしながら、)

俺らは発狂したり大泣きしたりしながら、

(でぐちをめざして、ひたすらもりのなかをもうだっしゅした。)

出口を目指して、ひたすら森の中を猛ダッシュした。

(けっしてうしろをふりかえらず、むがむちゅうではしりつづけた。)

決して後ろを振り返らず、無我夢中で走り続けた。

(なんとかもりをでると、じゅうにんいじょういためんばーが)

なんとか森を出ると、十人以上いたメンバーが

(ろくにんしかいないことにきづいた。)

六人しかいないことに気付いた。

(kや、せみのにいさんもいなかった。)

kや、セミの兄さんもいなかった。

(「どうしよう。おれは、もうあのもりにぜったいにはいらんし、)

「どうしよう。俺は、もうあの森に絶対に入らんし、

(でも、かあちゃんとかしんぱいしてしまうし」)

でも、母ちゃんとか心配してしまうし」

(だれかがそういうと、みなちんもくしてしまった。)

誰かがそう言うと、みな沈黙してしまった。

(けっきょく、それぞれじぶんのいえへかえり、おやにそのはなしをして、)

結局、それぞれ自分の家へ帰り、親にその話をして、

(そのひのうちにけいさつのそうさくがはじまった。)

その日のうちに警察の捜索が始まった。

(いくつかのしつもんをうけたあと、)

いくつかの質問を受けたあと、

(「もうおそいから、はやくねなさい」)

「もう遅いから、早く寝なさい」

(といわれ、それにしたがった。)

と言われ、それに従った。

(そのよるはなかなかねむれず、)

その夜はなかなか眠れず、

(さかさまのおとこのすがたと、おかしなじいさんのすがたが)

逆さまの男の姿と、おかしな爺さんの姿が

(あたまのなかでぐるぐるまわっていた。)

頭の中でグルグル回っていた。

(そして、ふときがついた。)

そして、ふと気が付いた。

(にていた。たしかににていた。)

似ていた。確かに似ていた。

(にげているときはぱにっくじょうたいで)

逃げている時はパニック状態で

(ほとんどいしきできなかったが、)

ほとんど意識できなかったが、

(さっきのさかさまのおとこのこうとうぶやふくそう、)

さっきの逆さまの男の後頭部や服装、

(たいかくがせみのにいさんそのものだった。)

体格がセミの兄さんそのものだった。

(よくじつがっこうにいくと、)

翌日学校に行くと、

(きのうはいなかっためんばーのぜんいんが)

昨日はいなかったメンバーの全員が

(きていて、ほっとした。)

来ていて、ホッとした。

(しかしとなりまちのだんちのだんしkと、)

しかし隣町の団地の男子kと、

(せみのにいさんがいまだにみつかっておらず、)

セミの兄さんが未だに見つかっておらず、

(けいさつのそうさはつづいているそうだった。)

警察の捜査は続いているそうだった。

(とちゅうではぐれためんばーに)

途中ではぐれたメンバーに

(きのうのことをきいてみると、)

昨日のことを聞いてみると、

(「おれらもみたわ。)

「俺らも見たわ。

(やばいとおもって、おくのほうでかくれながら、)

ヤバいと思って、奥のほうで隠れながら、

(いつにげようかってなやんでて、)

いつ逃げようかって悩んでて、

(でもせみのにいさんがここにいろっていうから、)

でもセミの兄さんがここにいろって言うから、

(けいさつのひとがくるまでずっとかくれてた」)

警察の人が来るまでずっと隠れてた」

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