指さし -1-

cicciさんのアカウント
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順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | HAKU | 7773 | 神 | 8.0 | 97.0% | 349.0 | 2799 | 86 | 54 | 2025/04/03 |
2 | berry | 7755 | 神 | 7.8 | 98.5% | 351.5 | 2768 | 42 | 54 | 2025/04/02 |
3 | Jyo | 5150 | B+ | 5.2 | 97.8% | 526.2 | 2770 | 60 | 54 | 2025/04/03 |
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問題文
(しょうがっこうのころ、うみぞいのせいしょうねんのいえでくらすがっしゅくがあった。)
小学校のころ、海沿いの青少年の家でクラス合宿があった。
(ちかくのじんじゃまでのみちをおうふくするというきもだめしをしたあと、)
近くの神社までの道を往復するという肝試しをしたあと、
(あとはねるだけというじかんおびがやってきた。)
あとは寝るだけという時間帯がやってきた。
(こわいおもいをしたちょくごのみょうなてんしょんのせいか、ぼくらはだんじょあわせて)
怖い思いをした直後の妙なテンションのせいか、僕らは男女合わせて
(はちにんのぐるーぷでたてもののいっかいのおくにあるだんわしつにあつまった。)
八人のグループで建物の一階の奥にある談話室に集まった。
(しょうとうはついさっきのことだったので、まだせんせいが)
消灯はついさっきのことだったので、まだ先生が
(みまわりにくるかのうせいがあったが、みつかったらそのときだ、とひらきなおっていた。)
見回りにくる可能性があったが、見つかったらそのときだ、と開き直っていた。
(なぜならそのなかのひとり、かいだんばなしのとくいなやつがいたのだ。)
なぜならその中の一人、怪談話の得意なやつがいたのだ。
(ふだんはめだたないのにいがいなさいのうというか、とにかくかれのはなすこわいはなしは)
普段は目立たないのに意外な才能というか、とにかく彼の話す怖い話は
(とつとつとしたかたりぐちとあいまっていようなふんいきをつくりだしていた。)
訥々とした語り口と相まって異様な雰囲気を作り出していた。
(ぼくらはむちゅうになってかれのことばにみみをかたむけた。)
僕らは夢中になって彼の言葉に耳を傾けた。
(いや、そのばからはなれられなかったというべきか。)
いや、その場から離れられなかったというべきか。
(たたみじきのだんわしつはせのひくいほんだながかべぎわにならんでいるだけで、)
畳敷の談話室は背の低い本棚が壁際に並んでいるだけで、
(そのほんだなにくるまざになったぼくらのかげがゆらゆらとゆれていた。)
その本棚に車座になった僕らの影がゆらゆらと揺れていた。
(えんじんのまんなかに、かれがろうそくをたてているのだ。)
円陣の真ん中に、彼がろうそくを立てているのだ。
(いつもはたいいくのじゅぎょうもやすみがちで、あおじろいかおをしてきょうしつのすみで)
いつもは体育の授業も休みがちで、青白い顔をして教室の隅で
(じっとしているいめーじのかれが、そのときはぼくらをしはいしていた。)
じっとしているイメージの彼が、そのときは僕らを支配していた。
(ぼくももうねようなんていいださなかった。)
僕ももう寝ようなんて言い出さなかった。
(ひとりでへやまでもどれといわれるのがこわかったのだ。)
一人で部屋まで戻れと言われるのが怖かったのだ。
(たんたんとはなしはすすみ、おんなのこたちのかおがしだいにこわばっていくのがわかった。)
淡々と話は進み、女の子たちの顔が次第に強張っていくのが分かった。
(おとこのこのほうもなかばつよがりでつぎのはなしをはやくとせがんでいたが、)
男の子の方も半ば強がりで次の話を早くとせがんでいたが、
(それもきょうふしんをこうきしんにすりかえようとじぶんをだましているのにちがいなかった。)
それも恐怖心を好奇心にすり替えようと自分を騙しているのに違いなかった。
(ふっ、とはなしがとぎれ、へやのなかにせいじゃくがやってきた。)
ふっ、と話が途切れ、部屋の中に静寂がやってきた。
(かれはちょっときゅうけいというようにてをあげ、)
彼はちょっと休憩というように手を挙げ、
(もちこんでいたすいとうにくちをつけてのどをうごかしている。)
持ち込んでいた水筒に口をつけて喉を動かしている。
(すん、とだれかがはなをならし、れんさするようにすん、すん、)
スン、と誰かが鼻を鳴らし、連鎖するようにスン、スン、
(というおとがしずまりかえっただんわしつのなかにながれた。)
という音が静まり返った談話室の中に流れた。
(そんなくうきにたまりかねたのか、おとこのこのひとりがむりにあかるいくちょうでいった。)
そんな空気にたまりかねたのか、男の子の一人が無理に明るい口調で言った。
(「こんなげーむしようぜ」)
「こんなゲームしようぜ」
(みんなめをつぶって、いまゆうれいがいそうなところをどうじにゆびさすんだ・・・・・)
みんな目をつぶって、いま幽霊がいそうなところを同時に指さすんだ・・・・・
(そんなことをいいだしたそのこに、おとこのこもおんなのこもとまどったが)
そんなことを言い出したその子に、男の子も女の子も戸惑ったが
(「おもしろそう」というかれのひとことでやらざるをえないふんいきになってしまった。)
「おもしろそう」という彼の一言でやらざるを得ない雰囲気になってしまった。
(「じゃあつぶれよ」)
「じゃあつぶれよ」
(いいだしっぺのこがそういって、ぼくもいやいやめをとじた。)
言い出しっぺの子がそう言って、僕も嫌々目を閉じた。
(きゅうにじぶんのしんぞうのおとがおおきくなる。)
急に自分の心臓の音が大きくなる。
(「もうゆびささいた?」)
「もう指ささいた?」
(そんなこえをきこえ、あわてててきとうにゆびをさす。)
そんな声を聞こえ、慌てて適当に指をさす。
(いそうなところをかんじたわけじゃない。なんだかそれをかんじようと)
いそうなところを感じたわけじゃない。なんだかそれを感じようと
(するなんてことは、「しないほうがいい」とおもったのだ。)
するなんてことは、「しないほうがいい」と思ったのだ。
(めをあけろ、というこえがきこえておそるおそるまぶたをひらく。)
目を開けろ、という声が聞こえて恐る恐る瞼を開く。
(きゃっというみじかいひめいがした。)
キャッという短い悲鳴がした。
(ほとんどみんなばらばらのばしょをゆびさしていたが、)
ほとんどみんなバラバラの場所を指さしていたが、
(そのなかでおんなのこがふたり、ほとんどおなじほうこうにゆびをむけていた。)
その中で女の子が二人、ほとんど同じ方向に指を向けていた。
(やだあ、なんてふざけてみせているが、こえがふるえているのがわかった。)
やだあ、なんてふざけてみせているが、声が震えているのが分かった。
(「つぎのはなし」)
「次の話」
(とかれがぼそりといってかたをすこしつきだす。)
と彼がぼそりと言って肩を少し突き出す。
(ぼくらはろうそくのひにかおをちかづけた。くるまざがちいさくなる。)
僕らは蝋燭の火に顔を近づけた。車座が小さくなる。
(またかれのさむけのするようなはなしがはじまり、なぜかふしぎなよいんのなかでおわる。)
また彼の寒気のするような話が始まり、なぜか不思議な余韻の中で終わる。
(いきをはくおとがそれぞれのながさでかすかにきこえる。)
息を吐く音がそれぞれの長さで微かに聞こえる。
(「またゆうれいがいそうなところをゆびさそう」)
「また幽霊がいそうなところを指さそう」
(おなじおとこのこがいった。ああいいよとつよがってべつのこがめをつぶる。)
同じ男の子が言った。ああいいよと強がって別の子が目をつぶる。
(ほかのみんなもつられてめをとじた。)
他のみんなもつられて目を閉じた。
(すくなくともこのぼくは、ひとりだけめをあけているのがこわかった。)
少なくともこの僕は、一人だけ目を開けているのが怖かった。
(「じゃあめ、あけて」)
「じゃあ目、開けて」