今の私にちょうどいい
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問題文
(いたいほどのくうきをかんじながら、けしきがどんどんうつりかわっていく。)
痛いほどの空気を感じながら、景色がどんどん移り変わっていく。
(あくせるをふかしながら、じんじゃへむかった。)
アクセルをふかしながら、神社へ向かった。
(いつもはばすどおりのとりいから。きょうはなんとなくじゅうたくがいのとりいから。)
いつもはバス通りの鳥居から。今日は何となく住宅街の鳥居から。
(じんじゃのまわりのへいごしに、おおきなきぎがそびえたっている。)
神社の周りの塀越しに、大きな樹々がそびえたっている。
(へいにそって、すくーたーをはしらせていると、まえからおなじように、)
塀に沿って、スクーターを走らせていると、前から同じように、
(へいにそって、じどうしゃがこっちへむかってくる。)
塀に沿って、自動車がこっちへ向かってくる。
(むかいあうかたちで、おたがいがぴたっととまった。)
向かい合う形で、お互いがピタッと止まった。
(まるで、こどもがおもちゃであそんでいるみたいに。)
まるで、子供がおもちゃで遊んでいるみたいに。
(まいとし、じぶんでかうたんじょうびけーき。ひとりでさんかしたばすつあー。)
毎年、自分で買う誕生日ケーキ。一人で参加したバスツアー。
(もうわたしには、ひととのつながりなどないとおもっていた。)
もう私には、人との繋がりなどないと思っていた。
(ふとそらをみあげてみた。)
ふと空を見上げてみた。
(そのとき、かぜがさらさらとふいた。おおきなきのはっぱがいっかしょだけ)
その時、風がさらさらと吹いた。大きな木の葉っぱが一ヵ所だけ
(ゆらゆらとやさしくゆれていた。)
ゆらゆらと優しく揺れていた。
(そう、かみさまはほんとうにいる。)
そう、神様は本当にいる。
(まえからきになっていた、よがきょうしつにでもかよってみようか。)
前から気になっていた、ヨガ教室にでも通ってみようか。
(げんこうがぼつになったのは、これでなんどめだろう?)
原稿がボツになったのは、これで何度目だろう?
(きゅんきゅんするどうわがかきたくて、じぶんだけのせかいをつくりたくて、)
キュンキュンする童話が書きたくて、自分だけの世界を創りたくて、
(たくさんおはなしかいてみたけれど、いつもとびらはしまったまま。)
たくさんお話書いてみたけれど、いつも扉は閉まったまま。
(けいだいではかんぬしさんが、おみやまいりのかぞくをまっていた。)
境内では神主さんが、お宮参りの家族を待っていた。
(しあわせいっぱいのひかりにつつまれたちいさなちいさなあかちゃんが)
幸せいっぱいの光に包まれた小さな小さな赤ちゃんが
(ちかくまできている。もうすぐもうすぐやってくる。)
近くまで来ている。もうすぐもうすぐやって来る。
(そのとき、わたしのめのまえを、きいろいちょうちょがよこぎった。)
その時、私の目の前を、黄色い蝶々が横切った。
(はるいろのちょうちょが、わたしのまわりをとんでいる。)
春色の蝶々が、私の周りを飛んでいる。
(もうすぐもうすぐ、ひらひらと、うれしそうにとんでいる。)
もうすぐもうすぐ、ひらひらと、嬉しそうに飛んでいる。
(そう、かみさまはほんとうにいる。)
そう、神様は本当にいる。
(もういちど、がんばって、いや、たいせつにかいてみようか。)
もう一度、頑張って、いや、大切に書いてみようか。
(わたしのせかいのだいじなこたちが、ほこらしげにたびだっていく、そのすがたをみとどけるまで。)
私の世界の大事な子たちが、誇らしげに旅だっていく、その姿を見届けるまで。
(それまでのかていをもっとたのしみ、あじわってみよう。)
それまでの過程をもっと楽しみ、味わってみよう。
(ねがいはまだかなっていないけれど、なんだかしあわせだ。)
願いはまだ叶っていないけれど、なんだか幸せだ。
(そう、かみさまはほんとうにいる。)
そう、神様は本当にいる。
(つめたいくうきをはだでかんじながら、かみさまのおうえん、だいじにせおってはしる。)
冷たい空気を肌で感じながら、神様の応援、大事に背負って走る。
(このおんどさが、いまのわたしにはちょうどいい。)
この温度差が、今の私にはちょうどいい。