万葉集 寧楽(なら)の故郷を悲しみて作りし歌

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投稿者投稿者Yasouいいね0お気に入り登録
プレイ回数3難易度(4.2) 925打 長文 かな
聖武天皇の時、平城京から恭仁京に遷都した時の歌
作者は田辺福麻呂(たなべのさきまろ)

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問題文

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(やすみしし、わがおおきみの、たかしかす、やまとのくには、すめろきの) やすみしし、我が大君の、高敷かす、大和の国は、皇祖の (かみのみよより、しきませる、くににしあれば、あれまさむ) 神の御代より、敷きませる、国にしあれば、生れまさむ (みこのつぎつぎ、あめのした、しらしまさむと、やほよろづ) 御子の継ぎ継ぎ、天の下、知らしまさむと、八百万 (ちとせをかねて、さだめけむ、ならのみやこは、かぎろひの、はるにしなれば) 千年をかねて、定めけむ、奈良の都は、かぎろひの、春にしなれば (かすがやま、みかさののへに、さくらばな、このくれがくり、かほとりは) 春日山、三笠の野辺に、桜花、木の暗隠り、かほ鳥は (まなくしばなき、つゆしもの、あきさりくれば、いこまやま) 間なくしば鳴き、露霜の、秋さり来れば、生駒山 (とぶひがおかに、はぎのえを、しがらみちらし、さをしかは、つまよびとよめ) 飛火が岡に、萩の枝を、しがらみ散らし、さ雄鹿は、妻呼びとよめ (やまみれば、やまもみがほし、さとみれば、さともすみよし) 山見れば、山も見が欲し、里見れば、里も住み良し (もののふの、やそとものをの、うちはへて、おもへりしくは、あめつちの) もののふの、八十伴の男の、うちはへて、思へりしくは、天地の (よりあひのきはみ、よろづよに、さかえゆかむと、おもへりし) 寄り合ひの極み、万代に、栄え行かむと、思へりし、
(おおみやすらを、たのめりし、ならのみやこを、あらたよの、ことにしあれば) 大宮すらを、頼めりし、奈良の都を、新た代の、事にしあれば (おほきみの、ひきのまにまに、はるはなの、うつろひかはり、むらとりの) 大君の、引きのまにまに、春花の、移ろひ変はり、群鳥の (あさだちゆけば、さすたけの、おおみやひとの、ふみならし、かよひしみちは) 朝だち行けば、さす竹の、大宮人の、踏みならし、通ひし道は (うまもゆかず、ひともゆかねば、あれにけるかも) 馬も行かず、人も行かねば、荒れにけるかも (かへしうたふたくた) 反歌二首 (たちかはりふるきみやことなりぬればみちのしばくさながくおひにけり) 立ちかはり古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり (なつきにしならのみやこのあれゆけばいでたつごとになげきしまさる) なつきにし奈良の都の荒れ行けば出て立つごとに嘆きし増さる

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