第7回パソコン入力スピード認定試験 試験問題

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問題文

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(でんしゃやばすのしゃないには、ゆうせんせきがせっちされている。このせきのちかくには、)

電車やバスの車内には、優先席が設置されている。この席の近くには、

(ゆうせんせきをひつようとしているひとのせつめいがある。じょうしゃするひとにわかりやすく)

優先席を必要としている人の説明がある。乗車する人にわかりやすく

(つたえるために、えのはいったすてっかーをりようしている。そのなかには、)

伝えるために、絵の入ったステッカーを利用している。その中には、

(けがをしたひとやにんぷがえがかれている。また、おとしよりやおさないこどもを)

けがをした人や妊婦が描かれている。また、お年寄りや幼い子供を

(つれたおやこのえなどもある。しかし、ゆうせんせきをひつようとするひとを、がいけんで)

連れた親子の絵などもある。しかし、優先席を必要とする人を、外見で

(はんだんすることはかのうなのだろうか。たとえば、えではおなかのおおきいにんぷだが、)

判断することは可能なのだろうか。例えば、絵ではお腹の大きい妊婦だが、

(にんしんしょきのおなかはおおきくない。にんしんちゅうなのか、みためだけでのはんだんは)

妊娠初期のお腹は大きくない。妊娠中なのか、見た目だけでの判断は

(とてもむずかしい。そのけっか、しゃないなどでしゅういからのりかいがほとんど)

とても難しい。その結果、車内などで周囲からの理解がほとんど

(えられないとのこえが、じょせいからたすうとどいている。このもんだいをかいけつするために、)

得られないとの声が、女性から多数届いている。この問題を解決するために、

(げんざいのじぶんのじょうたいをしゅういのひとにわかりやすくつたえるひつようがある。)

現在の自分の状態を周囲の人にわかりやすく伝える必要がある。

(そのじつげんへむけたかつどうに、こうせいろうどうしょうがちゅうしんとなってすいしんしている)

その実現へ向けた活動に、厚生労働省が中心となって推進している

(「すこやかおやこ21」がある。これは、21せいきのぼしほけんのありかたをさだめ、)

「健やか親子21」がある。これは、21世紀の母子保健のあり方を定め、

(かんけいするきかんやだんたいがいったいになってとりくんでいるうんどうだ。)

関係する機関や団体が一体になって取り組んでいる運動だ。

(じせだいのこどもを、すこやかにそだてることがおおきなもくてきである。)

次世代の子どもを、健やかに育てることが大きな目的である。

(すこやかおやこ21のとりくみでは、にんぷにやさしいかんきょうづくりのじつげんにむけて、)

健やか親子21の取り組みでは、妊婦に優しい環境作りの実現に向けて、

(またにてぃまーくをさくせいした。まーくには、にゅうようじとははおやのあいくるしいえが)

マタニティマークを作成した。マークには、乳幼児と母親の愛くるしい絵が

(えがかれている。にんぷはこのえがはいったこものを、かばんやようふくのめだつかしょに)

描かれている。妊婦はこの絵が入った小物を、鞄や洋服の目立つ箇所に

(みにつけてがいしゅつする。そのけっか、しゅういのひとににんしんしていることがつたわり、)

身に着けて外出する。その結果、周囲の人に妊娠していることが伝わり、

(りかいやきょうりょくをえることができる。このようなかつどうは、あうぇあねすうんどうと)

理解や協力を得ることができる。このような活動は、アウェアネス運動と

(よばれている。にほんごにちょくやくすると、きづきのうんどうといういみだ。)

呼ばれている。日本語に直訳すると、気づきの運動という意味だ。

など

(りかいやきょうりょくをえることがもくてきである。さいきんではふきゅうかつどうのいっかんとして、)

理解や協力を得ることが目的である。最近では普及活動の一環として、

(じしゃくでじどうしゃにはりつけたり、webぺーじのひょうしぶぶんにけいじしたりする)

磁石で自動車に貼り付けたり、Webページの表紙部分に掲示したりする

(ばあいもある。こうしたうんどうは、りぼんのいろでかつどうないようやもくてきがひょうげんされる)

場合もある。こうした運動は、リボンの色で活動内容や目的が表現される

(ことから、りぼんうんどうともよばれている。にほんこくないでは、ぴんくりぼんうんどうが)

ことから、リボン運動とも呼ばれている。日本国内では、ピンクリボン運動が

(とくにゆうめいだ。ぴんくいろは、にゅうがんのそうきのはっけんやしんだん、ちりょうのじゅうようせいを)

特に有名だ。ピンク色は、乳がんの早期の発見や診断、治療の重要性を

(こくみんにつたえるしょうちょうとしてしようされている。にほんのにゅうがんかんじゃすうは、)

国民に伝える象徴として使用されている。日本の乳がん患者数は、

(ねんねんぞうかのけいこうにある。おうべいしょこくとひかくすると、50さいいかのわかいかんじゃが)

年々増加の傾向にある。欧米諸国と比較すると、50歳以下の若い患者が

(おおいことがとくちょうだ。にほんのにゅうがんかんじゃすうはこんごもぞうかしつづけ、)

多いことが特徴だ。日本の乳がん患者数は今後も増加し続け、

(2015ねんには、ねんかん4まん8せんにんまでたっするとのよそくもはっぴょうされており、)

2015年には、年間4万8千人まで達するとの予測も発表されており、

(おおきなかだいである。このじょうきょうをおもくうけとめ、おおてきぎょうやちほうこうきょうだんたい、)

大きな課題である。この状況を重く受け止め、大手企業や地方公共団体、

(npoなどがれんけいし、いったいとなってけいはつかつどうをはじめた。とくにまいとし10がつは、)

NPOなどが連携し、一体となって啓発活動を始めた。特に毎年10月は、

(つよくいしきさせるげっかんといちづけて、とうきょうやなごや、こうべなどだいとしで)

強く意識させる月間と位置づけて、東京や名古屋、神戸など大都市で

(けいはつかつどうをじっししている。おもなないようは、ひとがあつまるはんかがいで)

啓発活動を実施している。主な内容は、人が集まる繁華街で

(ちらしをはいふしたり、かくちいきのかんこうめいしょをぴんくいろにそうしょくしたりなどである。)

チラシを配布したり、各地域の観光名所をピンク色に装飾したりなどである。

(また、こうきょうしせつをりようして、ゆうしきしゃをまねいてのこうえんかいもじっししている。)

また、公共施設を利用して、有識者を招いての講演会も実施している。

(かつどうのもようは、しんぶんやざっし、にゅーすでまいとしとりあげられ、そのいみや)

活動の模様は、新聞や雑誌、ニュースで毎年取り上げられ、その意味や

(もくてきといっしょにほうどうされている。かんみんがれんけいしたかつどうをつづけたけっか、)

目的と一緒に報道されている。官民が連携した活動を続けた結果、

(ぴんくりぼんは、けいはつかつどうのしょうちょうとして、こくみんにひろくりかいされしんとうしはじめた。)

ピンクリボンは、啓発活動の象徴として、国民に広く理解され浸透し始めた。

(このうんどうは、にゅうがんはそうきはっけんできればちゆりつがたかいびょうきにもかかわらず、)

この運動は、乳がんは早期発見できれば治癒率が高い病気にも関わらず、

(けんしんのじゅしんりつがひくいげんじょうにけいしょうをならしつづけている。そして、わかいせだいから)

検診の受診率が低い現状に警鐘を鳴らし続けている。そして、若い世代から

(ていきてきなけんしんをうけることがじゅうようであることを、こくみんにつよくうったえている。)

定期的な検診を受けることが重要であることを、国民に強く訴えている。

(いっぽう、せかいのりぼんうんどうのさきがけてきなそんざいは、れっどりぼんうんどうだ。)

一方、世界のリボン運動の先駆け的な存在は、レッドリボン運動だ。

(おうしゅうちほうでは、びょうきやふりょのじこでわかくしてなくなったひとへ、)

欧州地方では、病気や不慮の事故で若くして亡くなった人へ、

(あいとうのいをしめすほうほうとして、あかいろのりぼんをみにつけるしゅうかんがむかしからある。)

哀悼の意を示す方法として、赤色のリボンを身につける習慣が昔からある。

(そして、えいずかんせんしゃがぞうかした80ねんだいのにゅーよーくで、)

そして、エイズ感染者が増加した80年代のニューヨークで、

(れっどりぼんうんどうにはってんした。このうんどうは、あかいろのりぼんをみにつけ、)

レッドリボン運動に発展した。この運動は、赤色のリボンを身に付け、

(えいずでくるしむひとへりかいとしえんのいしをしめすことが、おおきなもくてきである。)

エイズで苦しむ人へ理解と支援の意思を示すことが、大きな目的である。

(このかつどうにきょうかんしたせかいかっこくのひとにうんどうのわがかくだいし、せかいてきなかつどうにまで)

この活動に共感した世界各国の人に運動の輪が拡大し、世界的な活動にまで

(はってんした。ほかにも、いろをしょうちょうとしてかつどうするうんどうはたすうそんざいする。たとえば、)

発展した。他にも、色を象徴として活動する運動は多数存在する。例えば、

(ぞうきいしょくにたいするただしいりかいと、かんけいするかぞくへのけいいをひょうめいするかつどうは、)

臓器移植に対する正しい理解と、関係する家族への敬意を表明する活動は、

(ぐりーんりぼんうんどうである。そして、かいはつとじょうこくのにんぷのいのちとけんこうをまもる)

グリーンリボン運動である。そして、開発途上国の妊婦の命と健康を守る

(こくさいかつどうは、ほわいとりぼんうんどうだ。また、とちぎけんでのおさないきょうだいの)

国際活動は、ホワイトリボン運動だ。また、栃木県での幼い兄弟の

(いたましいじけんがほったんになり、じどうのぎゃくたいぼうしをうったえるかつどうにはってんしたのは、)

痛ましい事件が発端になり、児童の虐待防止を訴える活動に発展したのは、

(おれんじりぼんうんどうである。さらに、きいろやこくしょく、そらいろなどをしょうちょうにかかげる)

オレンジリボン運動である。さらに、黄色や黒色、空色などを象徴に掲げる

(うんどうがある。さいきんでは、みえないしょうがいばっじのかつどうのわがかくだいしている。)

運動がある。最近では、見えない障害バッジの活動の輪が拡大している。

(このかつどうは、がいけんではしょうがいやびょうきがりかいされないひとのしえんがもくてきだ。)

この活動は、外見では障害や病気が理解されない人の支援が目的だ。

(このばっじのこうあんしゃは、25さいでげんいんふめいのじこめんえきしっかんをはっしょうした)

このバッジの考案者は、25歳で原因不明の自己免疫疾患を発症した

(さっかである。じぶんがなんびょうかんじゃになり、しょうがいしゃやなんびょうをかかえたかんじゃのくるしみを)

作家である。自分が難病患者になり、障害者や難病を抱えた患者の苦しみを

(じっかんした。そのけいけんから、みえないしょうがいにくるしむひとのそんざいを、しゃかいのひとに)

実感した。その経験から、見えない障害に苦しむ人の存在を、社会の人に

(しってもらうもくてきでせいさくをていあんした。ついったーからはじまり、1ねんかんで)

知ってもらう目的で制作を提案した。ツイッターから始まり、1年間で

(やく1まんまいがはいふされた。そのけいたいは、みえないしょうがいをいしきした)

約1万枚が配布された。その形態は、見えない障害を意識した

(とうめいなりぼんである。さらに、ゆうめいなどうわであるほしのおうじさまのいっせつ)

透明なリボンである。さらに、有名な童話である星の王子さまの一説

(「たいせつなものはめにみえない」がいみぶかくもじできざまれている。)

「大切なものは目に見えない」が意味深く文字で刻まれている。

(また、そのしゅるいには、あかいろのはーとじるしがきざまれたとうじしゃようと、しえんしゃがつける)

また、その種類には、赤色のハート印が刻まれた当事者用と、支援者がつける

(けいはつようの2しゅるいある。それぞれのたちばでいしひょうじをめいかくにするために、)

啓発用の2種類ある。それぞれの立場で意思表示を明確にするために、

(たいしょうしゃがちがう2しゅるいをせいさくした。わたしたちは、けんこうでかっきあるじゅうじつしたまいにちを)

対象者が違う2種類を製作した。私たちは、健康で活気ある充実した毎日を

(すごしたいとおもっている。そのじつげんには、おたがいのじょうたいやかんがえにきづきあい、)

過ごしたいと思っている。その実現には、お互いの状態や考えに気づき合い、

(うけいれるやさしいかんきょうづくりがひつようだ。そのためにも、ぴんくりぼんうんどうのように)

受け入れる優しい環境作りが必要だ。そのためにも、ピンクリボン運動のように

(おおてきぎょうやちほうこうきょうだんたいがれんけいしたかんみんいったいのかつどうが、こんごもけいぞくてきに)

大手企業や地方公共団体が連携した官民一体の活動が、今後も継続的に

(じっしされることをねがっている。やさしいえがおがたえないしゃかいのじつげんも、)

実施されることを願っている。優しい笑顔が絶えない社会の実現も、

(とおいはなしではないだろう。)

遠い話ではないだろう。

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