第51回パソコンスピード認定試験問題

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問題文

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(あなたは、しょうがっこうをそつぎょうしてなんねんになりますか。)

あなたは、小学校を卒業して何年になりますか。

(おもえば、にゅうがくしてからまいにちいっしょにとうこうし、すごしていたらんどせるは、)

思えば、入学してから毎日一緒に登校し、過ごしていたランドセルは、

(わたしにとって6ねんかんのおもいでがつまったたからものです。)

わたしにとって6年間の思い出が詰まった宝物です。

(じぶんじしんはもちろんのこと、かぞくにとっても、そのようなしなはこどものせいちょうを)

自分自身はもちろんのこと、家族にとっても、そのような品は子供の成長を

(かんじることができるものではないでしょうか。 しょうがっこうじだいのおもいでとともに、)

感じることができるものではないでしょうか。 小学校時代の思い出とともに、

(これからもたいせつにほかんしておきたいというひとのために、やくめをおえた)

これからも大切に保管しておきたいという人のために、役目を終えた

(らんどせるをぶんかいして、みにちゅあにりめーくしてくれるみせがあります。)

ランドセルを分解して、ミニチュアにリメークしてくれる店があります。

(また、じどうにりんしゃなどのさいどばっぐとしてさいりようしたり、じたくのゆうびんうけに)

また、自動二輪車などのサイドバッグとして再利用したり、自宅の郵便受けに

(したりするひともいるそうです。 そのほかにも、はってんとじょうこくのがっこうにしえんとして)

したりする人もいるそうです。 その他にも、発展途上国の学校に支援として

(おくるかつどうもあるといいます。 いずれも、ものをたいせつにするというかんてんから、)

送る活動もあるといいます。 いずれも、ものを大切にするという観点から、

(とてもこのましいことといえます。 ところで、このたいせつにするというかんかくは、)

とても好ましいことといえます。 ところで、この大切にするという感覚は、

(しんぴんをみかいふうのまま、ほかんをしておくといういめーじをもつひともいるのでは)

新品を未開封のまま、保管をしておくというイメージを持つ人もいるのでは

(ないでしょうか。たんにしさんかちとしてならだいじにしまっておけばよいでしょう。)

ないでしょうか。単に資産価値としてなら大事にしまっておけばよいでしょう。

(しかしなかには、とけいやかぐ、うでどけいなどのそうしょくひんやとうきといったこうかなしょうひんを)

しかし中には、時計や家具、腕時計などの装飾品や陶器といった高価な商品を

(おしみなくつかっているひともいます。たしかに、つかわずにほかんしてきれいなじょうたいを)

惜しみなく使っている人もいます。確かに、使わずに保管してきれいな状態を

(そのままいじするということは、そのものほんらいのすがたではないのかもしれません。)

そのまま維持するということは、そのもの本来の姿ではないのかもしれません。

(しまってあるだけならただのおたからです。どうぐはつかわれてこそそんざいかちをまっとうし、)

しまってあるだけならただのお宝です。道具は使われてこそ存在価値を全うし、

(そこにいぶきをふきこむことができるのは、ひとではないでしょうか。)

そこに息吹を吹き込むことができるのは、人ではないでしょうか。

(よく、すぽーつせんしゅはどうぐをたいせつにするといわれていますが、そうすることで、)

よく、スポーツ選手は道具を大切にするといわれていますが、そうすることで、

(よりおおきなちからがはっきできるのかもしれません。)

より大きな力が発揮できるのかもしれません。

など

(ほんらい、ものをたいせつにするというのは、ねだんがたかいからとかきちょうだからではなく、)

本来、ものを大切にするというのは、値段が高いからとか貴重だからではなく、

(じぶんがあいじょうをもってそのよさをみつけていくことなのかもしれません。)

自分が愛情を持ってその良さを見つけていくことなのかもしれません。

(げんだいは、ものがあふれているじだいだといわれています。 そのためしゃかいやかてい、)

現代は、ものがあふれている時代だといわれています。 そのため社会や家庭、

(ちいきのなかでくりかえし「りさいくるしましょう」とか「ものをたいせつにしましょう」)

地域の中で繰り返し「リサイクルしましょう」とか「ものを大切にしましょう」

(ということばをみみにします。 みぢかなせいかつのなかでこまることがそれほどないので、)

という言葉を耳にします。 身近な生活の中で困ることがそれほどないので、

(あまりじっかんできないことがおおいのかもしれません。そのむかし、おもちゃはもちろん)

あまり実感できないことが多いのかもしれません。その昔、おもちゃはもちろん

(えんぴつやけしごむ、いるいやたべものもいまのようにかんたんにてにはいらなかったため、)

鉛筆や消しゴム、衣類や食べ物も今のように簡単に手に入らなかったため、

(すべてたいせつにつかいながらくらしていたじだいがありました。)

すべて大切に使いながら暮らしていた時代がありました。

(えんぴつをちいさくなるまでつかったり、ひとつのおもちゃがぼろぼろになるまであそんだり)

鉛筆を小さくなるまで使ったり、一つのおもちゃがぼろぼろになるまで遊んだり

(ふくはおさがりをきるのがとうぜんで、たべものもあますことなくやさいのかわなどもくふうして)

服はお下がりを着るのが当然で、食べ物も余すことなく野菜の皮なども工夫して

(たべていました。このむこのまざるとにかかわらずそれがしぜんなことだったのです。)

食べていました。好む好まざるとにかかわらずそれが自然なことだったのです。

(そうしたなかでくふうするというかんがえかたやぎじゅつがうまれ、おたがいにたすけあい、)

そうした中で工夫するという考え方や技術が生まれ、お互いに助け合い、

(ちえをだしあうことでにほんのぶんかがたんじょうしていったともいえます。)

知恵を出し合うことで日本の文化が誕生していったともいえます。

(げんだいのように、ものがあふれていると、そのひつようがなくなり、)

現代のように、ものがあふれていると、その必要がなくなり、

(ひとつのものとじっくりつきあうことがすくなくなっているようにかんじます。)

一つのものとじっくり付き合うことが少なくなっているように感じます。

(にんげんにとってひつようふかけつなものにいしょくじゅうがあげられます。)

人間にとって必要不可欠なものに衣食住が挙げられます。

(そのなかでもひびのせいかつをいとなむうえでとてもじゅうようなやくわりをはたし、)

その中でも日々の生活を営むうえでとても重要な役割を果たし、

(わたしたちがまいにちけんこうにすごせるのは「しょく」のおかげです。)

わたしたちが毎日健康に過ごせるのは「食」のおかげです。

(たべたものがじぶんのからだをつくることになるので、なにをどのようにせっしゅしたかに)

食べたものが自分の体を作ることになるので、何をどのように摂取したかに

(よってそのひとのけんこうじょうたいだけでなく、こころのようすまでちがってくるのです。)

よってその人の健康状態だけでなく、心の様子まで違ってくるのです。

(しょくというかんじはひとによいとかきます。にんげんは、うまれてからずっとなにかをくちにし)

食という漢字は人に良いと書きます。人間は、生まれてからずっと何かを口にし

(つづけるため、ちいさいころからからだによいものをえらんでたべることは、)

続けるため、小さいころから体に良いものを選んで食べることは、

(こころゆたかなせいかつをおくっていくうえでたいせつなようそだといえるのです。)

心豊かな生活を送っていくうえで大切な要素だといえるのです。

(きんねん、しょうがいにわたりけんこうですごすためのしょくいくやしょくせいかつのみなおしに)

近年、生涯にわたり健康で過ごすための食育や食生活の見直しに

(ちゅうもくがあつまるいっぽうで、しょうみきげんやさんちぎそうなどのもんだいもくろーずあっぷ)

注目が集まる一方で、賞味期限や産地偽装などの問題もクローズアップ

(されるようになりました。 こうしたよのなかのうごきからか、しょくぶんやにきょうみや)

されるようになりました。 こうした世の中の動きからか、食分野に興味や

(かだいいしきをもち、かんれんするしょくぎょうにつくことをきぼうするひとがふえているようです。)

課題意識を持ち、関連する職業に就くことを希望する人が増えているようです。

(しょくをつうじておおくのひとのけんこうをささえたい、おいしいものをていきょうすることによって、)

食を通じて多くの人の健康を支えたい、おいしいものを提供することによって、

(たくさんのひとをえがおにしたいなどおもいはそれぞれです。)

たくさんの人を笑顔にしたいなど思いはそれぞれです。

(では、しょくにたずさわるしごととはどのようなものがあるのでしょうか。)

では、食に携わる仕事とはどのようなものがあるのでしょうか。

(それはせいぞうかこうやちょうり、しょくせいかつのしどうやじょうほうていきょう、かんりやこんさるてぃんぐなど)

それは製造加工や調理、食生活の指導や情報提供、管理やコンサルティングなど

(とてもたきにわたります。 まず、つくりだすしごととして、りょうりにんやしぇふと)

とても多岐にわたります。 まず、創り出す仕事として、料理人やシェフと

(いわれるものがあります。 たとえば、にほんりょうりをてがけるひとは、しゅんをたいせつに)

いわれるものがあります。 例えば、日本料理を手掛ける人は、旬を大切に

(そざいそのもののあじをりようしてちょうりし、うつわやもりつけにくふうをこらし、)

素材そのものの味を利用して調理し、器や盛り付けに工夫を凝らし、

(みためもうつくしくていきょうすることで、でんとうてきなにほんしょくぶんかのおくぶかさとせんさいなあじわいを)

見た目も美しく提供することで、伝統的な日本食文化の奥深さと繊細な味わいを

(つたえています。 このように、たのしさやおいしさをそうぞうすることとあわせて、)

伝えています。 このように、楽しさやおいしさを創造することと併せて、

(しょくについてもあたらしいじょうほうをはっしんするのが、りょうりけんきゅうかやふーどすたいりすと、)

食についても新しい情報を発信するのが、料理研究家やフードスタイリスト、

(ふーどこーでぃねーたーなどです。 さらに、ただしいしょくせいかつのありかたを)

フードコーディネーターなどです。 さらに、正しい食生活の在り方を

(あどばいすするのが、えいようしやかんりえいようしです。)

アドバイスするのが、栄養士や管理栄養士です。

(きんねん、たべることはいのちをつなぐこととして、そのありかたをみなおそうというひとが)

近年、食べることは命をつなぐこととして、その在り方を見直そうという人が

(ふえており、そのやくわりにきたいがたかまっています。 かなしいことに、わたしたち)

増えており、その役割に期待が高まっています。 悲しいことに、わたしたち

(にほんじんのなかで、りそうてきなしょくせいかつをおくっているひとがげんしょうしています。)

日本人の中で、理想的な食生活を送っている人が減少しています。

(だれしもこころあたりがあるのではないでしょうか。)

誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。

(また、たさいなぶんやのせんもんちしきをふかめるさまざまなしかくもあります。)

また、多彩な分野の専門知識を深めるさまざまな資格もあります。

(さいきんでは、やさいやくだもののめきき、そざいにあわせたちょうりほうや)

最近では、野菜や果物の目利き、素材に合わせた調理法や

(せんすのあるもりつけかたなどのちしきをもっていることをにんていするしかくが)

センスのある盛り付け方などの知識を持っていることを認定する資格が

(にんきをあつめています。 そのはいけいには、へるしーなしぜんしょくにたいするきょうみが)

人気を集めています。その背景には、 ヘルシーな自然食に対する興味が

(たかまっていることがあります。 けんこうしこうのしょくじをするひとがふえたことで、)

高まっていることがあります。 健康志向の食事をする人が増えたことで、

(それにあわせたちしきをもったじんざいがひつようとされるようになったのでしょう。)

それに合わせた知識を持った人材が必要とされるようになったのでしょう。

(しかし、これはあくまでもいっぱんしゃだんほうじんがおこなっているしかくであり、)

しかし、これはあくまでも一般社団法人が行っている資格であり、

(しょくぎょうとしてみとめられているというわけではありません。)

職業として認められているというわけではありません。

(そのほかにも、すししょくにんとしてのぎじゅつをしゅうとくするといったものなど、)

その他にも、すし職人としての技術を習得するといったものなど、

(ゆにーくなものもたすうそんざいしています。 このにんていしけんをおこなっているのは、)

ユニークなものも多数存在しています。 この認定試験を行っているのは、

(ゆうめいなかいてんずしちぇーんで、じしゃのしょくにんをようせいするためにはじめたものでした。)

有名な回転ずしチェーンで、自社の職人を養成するために始めたものでした。

(きほんてきなぎじゅつやちしきだけでなく、たいしゅうむけのすしのあたらしいかたちをていあんすることも)

基本的な技術や知識だけでなく、大衆向けのすしの新しい形を提案することも

(もくてきとしているそうです。 さらに、えんたーていなーとして、)

目的としているそうです。 さらに、エンターテイナーとして、

(おきゃくさんによろこんでもらえるようなしょうひんのていきょうやたのしませるかいわのせんすなども、)

お客さんに喜んでもらえるような商品の提供や楽しませる会話のセンスなども、

(このしかくしゅとくのぽいんととなっているようです。しらべてみると、)

この資格取得のポイントとなっているようです。調べてみると、

(じつにたしゅたようなしかくがあり、こんごどんなものがでてくるのかたのしみになります。)

実に多種多様な資格があり、今後どんなものが出てくるのか楽しみになります。

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