第47回パソコンスピード認定試験問題
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | snb | 6231 | A++ | 6.3 | 97.8% | 846.6 | 5394 | 118 | 82 | 2024/10/29 |
2 | 茶々 | 5269 | B++ | 5.5 | 95.9% | 1015.2 | 5585 | 235 | 82 | 2024/10/20 |
3 | ラーズうるりっち | 4394 | C+ | 4.8 | 91.9% | 1134.3 | 5466 | 481 | 82 | 2024/10/30 |
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問題文
(すっきりとはれたよるにそらをみあげると、たくさんのほしがかがやいています。)
すっきりと晴れた夜に空を見上げると、たくさんの星が輝いています。
(つよいひかりをはなってめをひくおおがたのものもあれば、にくがんでかくにんするのがむずかしいくらい)
強い光を放って目を引く大型のものもあれば、肉眼で確認するのが難しいくらい
(ちいさくてぼんやりとかがやいているほしもあります。そのいろはあかやあおやきなど)
小さくてぼんやりと輝いている星もあります。その色は赤や青や黄など
(さまざまで、ただむぞうさにちらばっているようにみえますが、)
さまざまで、ただ無造作に散らばっているように見えますが、
(あるかしょではこまかくまたべつのほうがくではあらく、むれているのがわかるでしょう。)
ある箇所では細かくまた別の方角では粗く、群れているのが分かるでしょう。
(そんななかで、めだつものをちゅうしんやせんたんとし、ちかくにてんざいするいくつかのほしを)
そんな中で、目立つものを中心や先端とし、近くに点在する幾つかの星を
(せんでつなぎ、ひとつのかたまりとかんがえたのがせいざです。)
線でつなぎ、一つの固まりと考えたのが星座です。
(こうすればばくぜんとみているよりも、はるかにしきべつしやすくなるでしょう。)
こうすれば漠然と見ているよりも、はるかに識別しやすくなるでしょう。
(いまから、すうせんねんいじょうまえににしあじあでくらしていたひつじかいたちが、)
今から、数千年以上前に西アジアで暮らしていた羊飼いたちが、
(よぞらをながめながら、せんでつないだかたまりをしんこうするかみがみやでんせつのえいゆう、)
夜空を眺めながら、線でつないだ固まりを信仰する神々や伝説の英雄、
(どうぶつやにんげんのすがたにみたて、おとめやみずがめなどのなまえをつけたことが)
動物や人間の姿に見立て、乙女や水がめなどの名前を付けたことが
(はじまりではないかといわれています。よをてっしてひつじたちのばんをしなければ)
始まりではないかといわれています。夜を徹して羊たちの番をしなければ
(ならなかったかれらは、せいざとかんがえることで、しきべつしやすくなったそのうごきや)
ならなかった彼らは、星座と考えることで、識別しやすくなったその動きや
(いちにより、じこくやほうがくをしったとされています。)
位置により、時刻や方角を知ったとされています。
(このようなほうほうはえじぷとをへてぎりしゃへとつたわり、)
このような方法はエジプトを経てギリシャへと伝わり、
(おおくのしんわとむすびつき、さらにはってんしたといわれています。)
多くの神話と結び付き、さらに発展したといわれています。
(2せいきになると、てんもんがくしゃによってわかりやすくせいりされ、)
2世紀になると、天文学者によって分かりやすく整理され、
(48せいざとしてよーろっぱにひろまったとされています。)
48星座としてヨーロッパに広まったとされています。
(やがて、だいこうかいじだいがやってくると、それまではしりえなかったみなみはんきゅうのじょうほうが)
やがて、大航海時代がやって来ると、それまでは知り得なかった南半球の情報が
(もたらされることとなり、あらたに12せいざがくわわったとつたえられています。)
もたらされることとなり、新たに12星座が加わったと伝えられています。
(それいこうも、けんきゅうしゃがおもいおもいにせつをしゅちょうしたためにこんらんがしょうじ、1930ねんに)
それ以降も、研究者が思い思いに説を主張したために混乱が生じ、1930年に
(こくさいてんもんがくれんごうがかずは88として、そのきょうかいせんもはっきりとさだめました。)
国際天文学連合が数は88として、その境界線もはっきりと定めました。
(わたしたちがみあげているほしのおおくは、このちきゅうからなんおくこうねんもはなれています。)
私たちが見上げている星の多くは、この地球から何億光年も離れています。
(ですからえんきんかんがつかみにくく、ただくろくてまるいおおきなてんじょうに、)
ですから遠近感がつかみにくく、ただ黒くて丸い大きな天井に、
(はりついているようにしかみえません。それでも、じかんをかけてかんさつしていると)
貼り付いているようにしか見えません。それでも、時間をかけて観察していると
(すこしずつですがひがしからにしへといどうしていることがわかります。)
少しずつですが東から西へと移動していることが分かります。
(これは、ちきゅうのじてんによるものです。それとはべつに、まいにちおなじじこくにきまった)
これは、地球の自転によるものです。それとは別に、毎日同じ時刻に決まった
(ばしょからよぞらをながめてみると、せいざがみえはじめるのが4ふんほど)
場所から夜空を眺めてみると、星座が見え始めるのが4分ほど
(はやくなっていくことにきづきます。こちらは、1ねんをかけて)
早くなっていくことに気付きます。こちらは、1年をかけて
(ちきゅうがたいようのまわりをぐるりとめぐる、こうてんといううごきをしているからです。)
地球が太陽の周りをぐるりと巡る、公転という動きをしているからです。
(そのためきせつによりそらのようすもおおきくかわるのです。)
そのため季節により空の様子も大きく変わるのです。
(ひつじかいたちが、ながいよるのたいくつしのぎにいめーじをふくらませ、)
羊飼いたちが、長い夜の退屈しのぎにイメージを膨らませ、
(くろいすくりーんにおもいえがいたゆめものがたりが、そのごのさまざまなうちゅうのおおいなる)
黒いスクリーンに思い描いた夢物語が、その後のさまざまな宇宙の大いなる
(はっけんのきっかけとなったのでしょう。それらはふるくからかくちにのこされた)
発見のきっかけとなったのでしょう。それらは古くから各地に残された
(でんせつなどとむすびつき、おおくのがくしゃたちによってけんきゅうされ、)
伝説などと結び付き、多くの学者たちによって研究され、
(すうせんねんというときをこえてげんざいまでつながっているのです。)
数千年という時を超えて現在までつながっているのです。
(わたしには、うちゅうのどこかでうまれたほしのひかりが、なんおくこうねんのかなたから、)
わたしには、宇宙のどこかで生まれた星の光が、何億光年のかなたから、
(いまをいきるじんるいのもとにとどくのに、にているようなきがしてなりません。)
今を生きる人類の下に届くのに、似ているような気がしてなりません。
(めいがけっこんすることになり、よめいりどうぐになにをもたせればよいかと)
めいが結婚することになり、嫁入り道具に何を持たせればよいかと
(ははおやであるいもうとから、そうだんをもちかけられました。)
母親である妹から、相談を持ち掛けられました。
(ふたりであれこれとそうだんしたのですが、けっきょくはほんにんからのようぼうで、)
二人であれこれと相談したのですが、結局は本人からの要望で、
(こっとうのわだんすをこうにゅうすることになりました。)
骨とうの和だんすを購入することになりました。
(しかし、めいはきものをいくらももっていません。そこでようとをきいてみると、)
しかし、めいは着物を幾らももっていません。そこで用途を聞いてみると、
(りびんぐるーむのいんてりあにするというこたえがかえってきました。)
リビングルームのインテリアにするという答えが返ってきました。
(そんざいかんがあってげんだいふうのくうかんにおいてもはえるからというりゆうです。)
存在感があって現代風の空間に置いても映えるからという理由です。
(わたしたちがふだん、いるいをしゅうのうするのは、しかくいわくのなかに、だいしょうのひきだしが)
わたしたちが普段、衣類を収納するのは、四角い枠の中に、大小の引き出しが
(くみこまれたちぇすとや、すーつなどのはんがーごとつるせる)
組み込まれたチェストや、スーツなどのハンガーごとつるせる
(くろーぜっとでしょう。そのりょうほうをがったいさせたものもあります。)
クローゼットでしょう。その両方を合体させたものもあります。
(これらは、いっぱんてきにようだんすとくべつされるしゅうのうかぐです。)
これらは、一般的に洋だんすと区別される収納家具です。
(ぶんめいかいかいこうに、おうべいからもたらされ、にほんのかおくやくらしなどにあわせて)
文明開化以降に、欧米からもたらされ、日本の家屋や暮らしなどに合わせて
(かいりょうされてきました。とうぜんですが、しゅうのうのたいしょうはようふくです。)
改良されてきました。当然ですが、収納の対象は洋服です。
(それにたいしてわだんすは、ちょうほうけいにたたんだきものをほかんするためにつくられた)
それに対して和だんすは、長方形に畳んだ着物を保管するために作られた
(かぐです。ですからおおくはちぇすとにくらべて、はばがひろくせっけいされています。)
家具です。ですから多くはチェストに比べて、幅が広く設計されています。
(きりなどのりょうしつなもくざいをしようし、わくやひきだしのぜんめんにうるしをぬりかさね、)
キリなどの良質な木材を使用し、枠や引き出しの前面に漆を塗り重ね、
(かざりひきてやさいみつなほりをほどこしたじょうまえかなぐをとりつけたしなじなは、)
飾り引き手や細密な彫りを施した錠前金具を取り付けた品々は、
(びじゅつてきなかんてんからもちゅうもくされているそうです。)
美術的な観点からも注目されているそうです。
(はじまりはきものようだといわれていますが、そこからはせいして、ちゃどうぐやしょっきのしゅうのう)
始まりは着物用だといわれていますが、そこから派生して、茶道具や食器の収納
(しょうてんのちょうばでつかうきんせんやいんかんのほかん、くすりのぶんるいといったさまざまなようとのせいひんも)
商店の帳場で使う金銭や印鑑の保管、薬の分類といったさまざまな用途の製品も
(つくられたそうです。またおもいものをいれてもうごかしやすいくるまつきや)
作られたそうです。また重いものを入れても動かしやすい車付きや
(かいだんしたのくうかんにおさまるかたちをしたものもあります。)
階段下の空間に収まる形をしたものもあります。
(そうしたなかで、とくにめずらしいものがおおいとされているのがふねだんすでしょう。)
そうした中で、特に珍しいものが多いとされているのが船だんすでしょう。
(えどからたいしょうにかけてぶっしゆそうのしゅりゅうであった、かいうんぎょうにじゅうじするひとびとが)
江戸から大正にかけて物資輸送の主流であった、海運業に従事する人々が
(あいようしていたものといわれています。いるいようのほかには、げんざいのてさげきんこに)
愛用していたものといわれています。衣類用の他には、現在の手提げ金庫に
(そうとうしたさいずもありました。それらはゆれるせんじょうでつかうことを)
相当したサイズもありました。それらは揺れる船上で使うことを
(そうていしているので、とてもがんじょうにつくられていたそうです。すぐれているのは、)
想定しているので、とても頑丈に作られていたそうです。優れているのは、
(たとえふねがなんぱし、はまにうちあげられたとしても、たいせつなきんせんやしょるいが)
たとえ船が難破し、浜に打ち上げられたとしても、大切な金銭や書類が
(ぬすまれないようにほどこされたこうみょうなしかけです。だましとびらやにじゅうぞこといった、)
盗まれないように施された巧妙な仕掛けです。だまし扉や二重底といった、
(からくりをみやぶらなければ、きちょうひんのはいったひみつのはこに)
からくりを見破らなければ、貴重品の入った秘密の箱に
(たどりつくことはできません。まるで、たからさがしのようなたのしさですが、)
たどり着くことはできません。まるで、宝探しのような楽しさですが、
(つくるのはしなんのわざでしょう。しょくにんのわざがさえるいっぴんといえます。)
作るのは至難の業でしょう。職人の技がさえる逸品といえます。
(このようなわだんすですが、れきしはいがいにもあさく、ぶんけんによびながあらわれるのは)
このような和だんすですが、歴史は意外にも浅く、文献に呼び名が現れるのは
(えどじだいになってからとききました。それいぜんのしゅうのうかぐははこやたなといった、)
江戸時代になってからと聞きました。それ以前の収納家具は箱や棚といった、
(しっそなものであったようです。たいへいがつづいてしょうこうぎょうがさかんになったしゃかいで、)
質素なものであったようです。太平が続いて商工業が盛んになった社会で、
(けいざいりょくをつけたちょうにんたちのにーずによってうまれ、きゅうそくにふきゅうしたのでは)
経済力を付けた町人たちのニーズによって生まれ、急速に普及したのでは
(ないでしょうか。めいじにはいるとぜんこくにひろまり、それぞれのちいきのそざいや)
ないでしょうか。明治に入ると全国に広まり、それぞれの地域の素材や
(ぎじゅつをいかした、とくしょくあるせいひんがつくられるようになったといわれています。)
技術を生かした、特色ある製品が作られるようになったといわれています。
(わかいめいが、そんなれきしをしっているとはおもえませんが、)
若いめいが、そんな歴史を知っているとは思えませんが、
(よめいりどうぐにえらんだせんすはほめてあげたいとおもいます。)
嫁入り道具に選んだセンスは褒めてあげたいと思います。
(しかし、わだんすのみりょくにいちはやくきづいたしゅうしゅうかのてにわたり、)
しかし、和だんすの魅力にいち早く気付いた収集家の手に渡り、
(かいがいにりゅうしゅつしたりょうはすくなくないときいています。)
海外に流出した量は少なくないと聞いています。
(こっとうひんてんをみてあるき、ほんとうにきにいったものをてにいれるためには、)
骨とう品店を見て歩き、本当に気に入ったものを手に入れるためには、
(かなりじかんがかかるのではないでしょうか。)
かなり時間がかかるのではないでしょうか。