鳥の感動物語(part3)自作

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投稿者投稿者背黄青鸚哥★投稿停止中★いいね1お気に入り登録
プレイ回数296難易度(5.0) 3943打 長文
プレイ数100を超えたので記念にpart3作りました!
こんにちは!こんばんは!背黄青鸚哥です!
今回はプレイされた数が100を超えましたので記念と感謝の心でpart3作り上げました!

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問題文

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(とりのかんどうものがたり~すてうずらのころ~)

鳥の感動物語〜捨てうずらのコロ〜

(あるとかいのまちにひとりのじょしこうせいがすんでいた。ものすごいとりずきでちいさいころから)

ある都会の街に一人の女子高生が住んでいた。ものすごい鳥好きで小さい頃から

(「とりはかせ」とよばれていた。たいふうのひにはじてんしゃでそこらをかけまわっておちて)

「鳥博士」と呼ばれていた。台風の日には自転車でそこらを駆け回って落ちて

(いることりをひろってはびょういんへつれていき、てあてをしてからのにかえす)

いる小鳥を拾っては病院へ連れて行き、手当てをしてから野に返す

(そんなかのじょはみみをすませてききおぼえのないことりのこえをきいた。)

そんな彼女は耳をすませて聞き覚えのない小鳥の声を聞いた。

(かのじょのいえのまえにだんぼーるばこがあった。それをあけると・・・)

彼女の家の前に段ボール箱があった。それを開けると・・・

(いちわのけもはえていないうずらのひな。それをいそいでかばんのなかにしまうと)

一羽の毛も生えていないウズラの雛。それを急いでカバンの中にしまうと

(せいけつなとりせんようのはんかちでそのうずらをつつんでがっこうへいそいだ。)

清潔な鳥専用のハンカチでそのウズラを包んで学校へ急いだ。

(そのまえにやちょうのためのえさをひとふくろかい、そのつぶをうずらのぽけっとのなかにつっこみ)

その前に野鳥のための餌を一袋買い、その粒をウズラのポケットの中に突っ込み

(ふくろをいそいでてさげのなかにいれた。)

袋を急いで手提げの中に入れた。

(うずらはあたたかいかばんのなかですこしめをとじてりらっくすしていた。)

ウズラは暖かいカバンの中で少し目を閉じてリラックスしていた。

(でんしゃのなかにのりかばんのなかはゆれることなくあんていしていた。)

電車の中に乗りカバンの中は揺れることなく安定していた。

(かのじょはかばんからそっとうずらのひなをだしてつぶやいた。)

彼女はカバンからそっとウズラの雛を出して呟いた。

(「だんぼーるばこのなかにはいっていたってことは・・・すてうずらってこと?」)

「段ボール箱の中に入っていたってことは・・・捨てウズラってこと?」

(そしてがっこうにたどりつくとかばんをろうかのかげにそっとおいてふまれないように)

そして学校にたどり着くとカバンを廊下の陰にそっと置いて踏まれないように

(した。いちおうえさもたいりょうにいれておいた。そのひなには「しずかにしててね」とたのんだ。)

した。一応餌も大量に入れておいた。その雛には「静かにしててね」と頼んだ。

(たいりょうのえさのなかでうもれているうずらのひな。でもどこかあたたかかった。)

大量の餌の中で埋もれているウズラの雛。でもどこか暖かかった。

(ぶじみつかることも、じこもおきることなくそのひはげこうした。)

無事見つかることも、事故も起きることなくその日は下校した。

(いえにかえるとうずらのひながあまりうごかずにじっとしていた。かのじょはしんぱいした。)

家に帰るとウズラの雛があまり動かずにじっとしていた。彼女は心配した。

(うずらはただねむっていただけだった。いそいでほおんきのなかにいれてうずらをあたためた)

ウズラはただ眠っていただけだった。急いで保温機の中に入れてウズラを温めた

など

(うずらはめをさましてえさをくれとたのんだ。かのじょはあたたかいおゆにひたしたえさをすぷー)

ウズラは目を覚まして餌をくれと頼んだ。彼女は暖かいお湯に浸した餌をスプー

(んであたえた。そのうずらはあんしんしてかのじょにみをまかせるようになった。)

ンで与えた。そのウズラは安心して彼女に身をまかせるようになった。

(しだいにうずらはかのじょのめいめいで「ころ」となづけられ、ともだちからもかわいがられた。)

次第にウズラは彼女の命名で「コロ」と名付けられ、友達からも可愛がられた。

(ころはだいぶおおきくなっていた。かのじょはいんたーねっとでしらべてせいべつをしった。)

コロはだいぶ大きくなっていた。彼女はインターネットで調べて性別を知った。

(ころはめすだった。ころはたまごをうんだ。それをかぞくでたべてしょくひがすこしういた。)

コロはメスだった。コロは卵を産んだ。それを家族で食べて食費が少し浮いた。

(ころはそのたまごをとられてもなにもいわなかった。かまずにつつかずに。)

コロはその卵を取られても何も言わなかった。噛まずに突かずに。

(ころはだんだんそとのことがきになりはじめた。がらすのそとをみてそとにでたいよ!と)

コロはだんだん外の事が気になり始めた。ガラスの外を見て外に出たいよ!と

(こちらをむいてそぶりであいずしていたが、そとにでればころはしんでしまう。)

こちらを向いて素振りで合図していたが、外に出ればコロは死んでしまう。

(そしてころはそとにでれないとわかると、あきらめてしぶしぶけーじにもどった。)

そしてコロは外に出れないとわかると、諦めて渋々ケージに戻った。

(そんなひがなんにちもつづいた。そして、うんめいのひがきた。)

そんな日が何日も続いた。そして、運命の日が来た。

(かのじょのははがせんたくものをほしていたとき、まどがあいていた。ころはちゃんすだ!と)

彼女の母が洗濯物を干していた時、窓が開いていた。コロはチャンスだ!と

(ばかりにはしっていき、たかくじゃんぷした。かのじょはまだがっこうにいた。ころはへいを)

ばかりに走っていき、高くジャンプした。彼女はまだ学校にいた。コロは塀を

(とびこえて、とうとうすがたはみえなくなってしまった。)

飛び越えて、とうとう姿は見えなくなってしまった。

(かのじょはやすみじかんで、けいたいがなったのでろうかのかばんからすまほをだした。)

彼女は休み時間で、携帯が鳴ったので廊下のカバンからスマホを出した。

(かのじょはそのはなしをきくと、なきだしてしまった。ははおやのせいにした。かのじょはははおやを)

彼女はその話を聞くと、泣き出してしまった。母親のせいにした。彼女は母親を

(うらんだ。そして、かえってくるとほんねをはきだした)

恨んだ。そして、帰ってくると本音を吐き出した

(「もういいかげんにしてよ!ころはにんげんのてによってすてられるまでそだてられて)

「もういい加減にしてよ!コロは人間の手によって捨てられるまで育てられて

(それでわたしのもとにきた。そしてずっとそだてられてきた。そんなこがしぜんのきびしい)

それで私の元に来た。そしてずっと育てられてきた。そんな子が自然の厳しい

(かんきょうでいきていけるとおもう?いきていけないでしょう?だったらなんで)

環境で生きていけると思う?生きていけないでしょう?だったらなんで

(まどなんかあけっぱなしにしていたのよ!?おかしいでしょ!?ばか!!)

窓なんか開けっぱなしにしていたのよ!?おかしいでしょ!?バカ!!

(もういい!くちなんかきいてやらないから!わたしのへやにもこないでよ!」)

もういい!口なんか聞いてやらないから!私の部屋にも来ないでよ!」

(かのじょはべっどのなかへもぐりこんでずっとおなじことばをつぶやいていた。)

彼女はベッドの中へ潜り込んでずっと同じ言葉を呟いていた。

(「あんなやつ、しねばいいのに。こうなるくらいならわたしがさいごまでみたかった。」)

「あんな奴、死ねばいいのに。こうなるくらいなら私が最後まで見たかった。」

(つぎのひ、かのじょはあさおきてにわをみた。するとうずらのたまごが5こほどおいてあった。)

次の日、彼女は朝起きて庭を見た。するとウズラの卵が5個ほどおいてあった。

(かのじょはころがきたのだといっしゅんおもったが、そんなことはないとするーした。)

彼女はコロがきたのだと一瞬思ったが、そんなことはないとスルーした。

(でもそれが1ねんかんもつづいた。そしてかのじょは5じにおきてにわをみた。すると)

でもそれが1年間も続いた。そして彼女は5時に起きて庭を見た。すると

(ころがいたのだ。かのじょはころをいだこうとした。でもころはいっしゅんでどこかへにげて)

コロがいたのだ。彼女はコロを抱こうとした。でもコロは一瞬でどこかへ逃げて

(いってしまった。かのじょはすこしくやしかったが、ころがいきていることであんしんした。)

行ってしまった。彼女は少し悔しかったが、コロが生きていることで安心した。

(しかしほんとうに1ねんかんははおやとはいっさいぐちをきいていなかった。そして、ころをみつけ)

しかし本当に1年間母親とは一切口を聞いていなかった。そして、コロを見つけ

(たひからはははおやともすこしずつくちをきくようになった。)

た日からは母親とも少しずつ口を聞くようになった。

(そのひからかのじょはころをみつけるためにはやおきをするのをやめた。)

その日から彼女はコロを見つけるために早起きをするのをやめた。

(ころはけいぞくしてかのじょのにわにきてはたまごをうんでかえっていった。)

コロは継続して彼女の庭に来ては卵を産んで帰っていった。

(かのじょもころのえさをにわにまいてころのかえりをまっていた。)

彼女もコロの餌を庭に撒いてコロの帰りを待っていた。

(ころはいま3さいくらい。そしてころはやっとかのじょのいえへかえってきた。)

コロは今3歳くらい。そしてコロはやっと彼女の家へ帰ってきた。

(かのじょはうれしくてしょうがなかった。ころをだいた。そしてほおずりをした。)

彼女は嬉しくてしょうがなかった。コロを抱いた。そして頬ずりをした。

(ころはめをとじてあんしんそうにいきをひきとった。ころがめをなかなかあけないから)

コロは目を閉じて安心そうに息を引き取った。コロが目をなかなか開けないから

(かのじょはしんぱいしたところ、もうすでにたびだっていたのだ。)

彼女は心配したところ、もうすでに旅立っていたのだ。

(かのじょはころはわたしたちのためにしょくひをうかせてくれていたんだなぁ。とかんじた)

彼女はコロは私たちのために食費を浮かせてくれていたんだなぁ。と感じた

(かのじょはたまごをうんでいたていいちにころをうめると、てをあわせた。)

彼女は卵を産んでいた定位置にコロを埋めると、手を合わせた。

(さいごにきてくれてありがとう。そして、ここにきてくれてうれしいよ。)

最期に来てくれてありがとう。そして、ここにきてくれて嬉しいよ。

(やっとおうちにもどれたね。これからもいっしょにすもうね。)

やっとおうちに戻れたね。これからも一緒に住もうね。

(end)

END

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