別れの詩-still connected-

(かなしまないでともよ)

悲しまないで友よ

(あなたがとおいそらのしたで)

あなたが遠い空の下で

(いつかおもいだすきおくに)

いつか想い出す記憶に

(やさしさがあふれていますように)

優しさが溢れていますように

(わらっておくれ)

笑っておくれ

(せかいじゅうがしらけてしまう)

世界中が白けてしまう

(ようなぶさいくなりそうを)

ような　不細工な理想を

(このぶあいそなげんじつにぶつけよう)

この不愛想な現実にぶつけよう

(うちがわでなりひびく)

内側で鳴り響く

(それぞれのゆううつを)

それぞれの憂鬱を

(かきけすためにはしゃいで)

かき消すために　はしゃいで

(あおいやみをくりぬくんだ)

青い闇をくり抜くんだ

(ただしいことばがあふれ)

正しい言葉が溢れ

(ただしいすがたはどこにもない)

正しい姿はどこにもない

(それならせめてせかいいちの)

それなら　せめて世界一の

(わるあがきでさからおう)

悪あがきで逆らおう

(かなしまないでともよ)

悲しまないで友よ

(たいようにおいていかれても)

太陽に置いていかれても

(あなたがのぼるさかみちのそのむこうが)

あなたが上る坂道の　その向こうが

(あおぞらであるようにいのってるから)

青空であるように　祈ってるから

(あなたがくちにするゆめにだれかが)

あなたが口にする夢に誰かが

(やじをとばすだろう)

野次を飛ばすだろう

(まっすぐさをからかうものもいるだろう)

真剣さをからかう者もいるだろう

(あなたのどりょくを)

あなたの努力を

(おろかなくりかえしと)

愚かな繰り返しと

(きめつけるこえも)

決め付ける声も

(たくさんきくことになるだろう)

たくさん聞くことになるだろう

(それでもそらとだいちは)

それでも　空と大地は

(ぼくらをくらべたりせず)

僕らを比べたりせず

(みのりのときをつれてきてくれるはずだよ)

実りの刻を連れてきてくれるはずだよ

(いつのひか)

いつの日か

(かなしまないでともよ)

悲しまないで友よ

(ほしひとつふらないよるにも)

星一つ降らない夜にも

(はれやかなゆめのひとつを)

晴れやかな夢のひとつを

(そのひとつを)

そのひとつを

(けしてはなさないようにわらっておくれ)

決して離さないように　笑っておくれ

(わらっておくれよわらっておくれ)

笑っておくれよ　笑っておくれ

(えいえんなんてどこにも)

永遠なんてどこにも

(ないことわかってるけど)

ないことわかってるけど

(あったらいいなぁってわらう)

「あったら　いいなぁ」って

(あなたのよこがお)

笑うあなたの横顔

(わすれられない)

忘れられない

(とぎれそうになるいまも)

途切れそうになる今も

(わらいごえでつないでゆこう)

笑い声で繋いでゆこう

(いつかこのばしょを)

いつか「この場所」を

(あのばしょとよぶひがきて)

「あの場所」と呼ぶ日が来て

(そのきおくがあなたにとって)

その記憶があなたにとって

(やさしさでいっぱいになるように)

優しさでいっぱいになるように

(わらっておくれわらっておくれよ)

笑っておくれ 笑っておくれよ

(わらっておくれ)

笑っておくれ