銀河鉄道の夜 38
九、ジョバンニの切符 10/36
(沈没船の乗客 6/6)
(沈没船の乗客 6/6)
(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。
その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、だれかが一生けんめいはたらいている。・・・)
その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、だれかが一生けんめいはたらいている。・・・)
関連タイピング
-
よく耳にすることわざを集めてみました
プレイ回数42万 かな60秒 -
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」第五話
プレイ回数266 長文2228打 -
難読漢字が大集合!タイピングと一緒に漢字も覚えよう!
プレイ回数15万 短文かな60秒 -
夏目漱石「抗夫」
プレイ回数134 長文かな2304打 -
五十音を打ち終わる時間で勝負!あなたは何秒!?
プレイ回数818万 短文かな137打 -
ミリプロ小説が人気でルンルンな気分で〜す♪
プレイ回数80 長文1219打 -
夏目漱石「こころ」3-39
プレイ回数1037 長文かな2230打 -
探偵チームKZ事件ノートのキャラクタータイピング!!
プレイ回数1600 かな119打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(そこからちいさいいのりのこえがきこえ)
そこから小さいいのりの声がきこえ
(じょばんにもかむぱねるらもいままでわすれていた)
ジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていた
(いろいろのことをぼんやりおもいだしてめがあつくなりました。)
いろいろのことをぼんやり思い出して目が熱くなりました。
((ああ、そのおおきなうみはぱしふぃっくというのではなかったろうか。)
(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。
(そのひょうざんのながれるきたのはてのうみで、)
その氷山の流れる北のはての海で、
(ちいさなふねにのって、)
小さな船に乗って、
(かぜやこおりつくしおみずやはげしいさむさとたたかって、)
風や凍りつく潮水やはげしい寒さとたたかって、
(だれかがいっしょうけんめいはたらいている。)
だれかが一生けんめいはたらいている。
(ぼくはそのひとにほんとうにきのどくで)
ぼくはそのひとにほんとうに気の毒で
(そしてすまないようなきがする。)
そしてすまないような気がする。
(ぼくはそのひとのさいわいのために)
ぼくはそのひとのさいわいのために
(いったいどうしたらいいのだろう。))
いったいどうしたらいいのだろう。)
(じょばんにはくびをたれて、すっかりふさぎこんでしまいました。)
ジョバンニは首をたれて、すっかりふさぎこんでしまいました。
(「なにがしあわせかわからないです。)
「なにがしあわせかわからないです。
(ほんとうにどんなつらいことでも)
ほんとうにどんなつらいことでも
(それがただしいみちをすすむなかでのできごとなら、)
それがただしいみちを進む中でのできごとなら、
(とうげののぼりもくだりもみんなほんとうのこうふくにちかづくためのひとあしずつですから。」)
峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づくための一足ずつですから。」
(とうだいもりがなぐさめていいました。)
燈台守がなぐさめていいました。
(「ああそうです。ただいちばんのさいわいにいたるために)
「ああそうです。ただいちばんのさいわいにいたるために
(いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」)
いろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」
など
(せいねんがいのるようにそうこたえました。)
青年が祈るようにそう答えました。
(そしてあのきょうだいはもうつかれて)
そしてあの姉弟はもうつかれて
(めいめいぐったりせきによりかかってねむっていました。)
めいめいぐったり席によりかかってねむっていました。
(さっきのあのはだしだったあしには)
さっきのあのはだしだった足には
(いつかしろいやわらかなくつをはいていたのです。)
いつか白い柔らかな靴をはいていたのです。