グロースターの仕立屋 10/13
お前さんたち、なにしてござる? 縫っております、紳士の服を
ピーター・ラビットのお話 15
ベアトリクス・ポター 作
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問題文
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(それからすこしのやすみもおかずに、ねずみたちはまたうたいはじめた。)
それから少しの休みもおかずに、ねずみたちはまた歌いはじめた。
(「うちのおくさんのむぎをふるえ。)
「うちのおくさんの麦をふるえ。
(うちのおくさんのこなをひけ。)
うちのおくさんの粉をひけ。
(ひいたこなをば、くりのなかにつめて、)
ひいた粉をば、庫裏のなかにつめて、
(いっときそのままねかしておいて・・・」)
いっときそのまま寝かしておいて・・・」
(「にゃーお!にゃーお!」と、しんぷきんはいきなりないて、)
「にゃーお!にゃーお!」と、シンプキンはいきなり鳴いて、
(とをひっかいた。)
戸を引っ掻いた。
(けれどもとのかぎはしたてやのまくらのしたにおいてあった。)
けれども戸の鍵は仕立屋の枕の下においてあった。
(しんぷきんはみせのなかにはいれなかった。)
シンプキンは店の中に入れなかった。
(ねずみたちはただわらって、またべつのうたをうたいはじめた。)
ねずみたちはただ笑って、また別の歌を歌い始めた。
(「ねずみが3びき、すぅわって、)
「ねずみが3びき、すぅわって、
(いとをつむいでおりました。)
糸をつむいでおりました。
(ねこがとおって、のぞきこむ。)
猫がとおって、のぞきこむ。
(おまえさんたち、なにしてござる?)
おまえさんたち、なにしてござる?
(ぬっております、しんしのふくを。)
縫っております、紳士の服を。
(わたしもはいり、いとをきるのをてつだおか?)
わたしもはいり、糸を切るのを手伝おか?
(いえいえけっこう、おねこさん、)
いえいえ結構、お猫さん、
(あなたのくいきるのは、わたしたちのあたま」)
あなたの食い切るのは、わたしたちのあたま」
(「にゃーお、にゃーお!」しんぷきんはさけんだ。)
「にゃーお、にゃーお!」シンプキンは叫んだ。
(「へいこらよいこら、どっこいしょ?」と、)
「へいこらよいこら、どっこいしょ?」と、
など
(ねずみたちはこたえて、またうたった。)
ねずみたちは応えて、また歌った。
(「へいこらよいこら、どっこいしょ!)
「へいこらよいこら、どっこいしょ!
(ろんどんのあきんどは、まっかなふくめさる。)
ロンドンのあきんどは、まっかな服召さる。
(きぬのおえりにきんのふちかざり。)
絹のお襟に金のふち飾り。
(そして、げんきにあきんどはあるいてめさる!」)
そして、元気にあきんどは歩いて召さる!」