家鳴り-3-
師匠シリーズ
マイタイピングに師匠シリーズが沢山あったと思ったのですが、なくなってまっていたので、作成しました。
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問題文
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(こころなしか、やなりがおおきくなったきがする。)
心なしか、家鳴りが大きくなった気がする。
(「しょくじもほとんどとらずに、げっそりとやせこけながらこのえを)
「食事もほとんどとらずに、げっそりと痩せこけながらこの絵を
(にらみつづけていたあるひ、ふいにあたまをあげたかれは、きょとんとしたかおで)
睨み続けていたある日、ふいに頭をあげた彼は、きょとんとした顔で
(かぞくにこういったそうだ。「わかった。これは」」)
家族にこう言ったそうだ。『わかった。これは』」
(ばしん・・・・・・みし・・・・・・みし・・・・・・)
バシン・・・・・・ミシ・・・・・・ミシ・・・・・・
(まるでししょうのことばをじゃまするように、きしむおとがつづく。)
まるで師匠の言葉を邪魔するように、軋む音が続く。
(「そのよっかごに、かれはかぞくのまえからすがたをけした。)
「その4日後に、彼は家族の前から姿を消した。
(「ちかしつにいる」というかきおきをのこして。かぞくはいえじゅうをさがした。)
『地下室にいる』という書置きを残して。家族は家中を探した。
(けれどかれはみつからなかった。それから、ふつうしっそうのななねんかんが)
けれど彼は見つからなかった。それから、普通失踪の7年間が
(すぎるのをまってしっそうせんこくをうけ、かれはしんだものとみなされて)
過ぎるのを待って失踪宣告を受け、彼は死んだものと見なされて
(このとちとかおくはのこされたかぞくによってうりはらわれた。)
この土地と家屋は残された家族によって売り払われた。
(それをかったものずきは、このいえにつたわるいつわがきにいったらしい。)
それを買った物好きは、この家に伝わる逸話が気にいったらしい。
(「ちかしつにいる」というこのことばにかねをだしたようなものだ、)
『地下室にいる』というこの言葉に金を出したようなものだ、
(といっていたよ。ぼくはそのものずきとしりあって、このいえをかりた。)
と言っていたよ。僕はその物好きと知り合って、この家を借りた。
(まあ、なかばきょうどうのものおきのようにつかっている」だけどね、とししょうはつづけた。)
まあ、なかば共同の物置のように使っている」だけどね、と師匠は続けた。
(そのいっしゅんのあいだに、だれかがてんじょうをたたくようなおとがはさまる。)
その一瞬の間に、誰かが天井を叩くような音が挟まる。
(「だけどね、このえももちろんそうだけど、たとえばこのへやを)
「だけどね、この絵ももちろんそうだけど、たとえばこの部屋を
(とりかこむものたちはすべてそのようがかのしゅうしゅうぶつなんだ。)
取り囲むモノたちはすべてその洋画家の収集物なんだ。
(かれはがかであり、またくるったおかるてぃすとでもあった。)
彼は画家であり、また狂ったオカルティストでもあった。
(かれのこれくしょんはついにかぞくにはりかいされず、いえにふずいするかたちで)
彼のコレクションはついに家族には理解されず、家に付随する形で
など
(にそくさんもんでうられてしまった。そのはしらどけいもそのひとつだ。)
二束三文で売られてしまった。その柱時計もその一つだ。
(なにかせんそうにまつわるきかいないつわがあるそうだが、くわしくはわからない」)
なにか戦争にまつわる奇怪な逸話があるそうだが、詳しくは分からない」
(ししょうのこえをおいかけるようにやなりはしだいにおおきくなっていくようだ。)
師匠の声を追いかけるように家鳴りは次第に大きくなっていくようだ。
(「ぼくじしんのしゅうしゅうひんは、かぎのかかるちかしつにおいてある。かれが)
「僕自身の収集品は、鍵の掛かる地下室に置いてある。彼が
(「ちかしつにいる」とかきのこしたそのちかしつに。ぼくもそのことばがすきだ。)
『地下室にいる』と書き残したその地下室に。僕もその言葉が好きだ。
(なんだかなでられるようなきもちのわるさがないか?「ちかしつにいる」という、)
なんだか撫でられるような気持ちの悪さがないか?『地下室にいる』という、
(ここにしょうりゃくされたしゅごが「わたしは」でなかったとしたらどうだろう」)
ここに省略された主語が『わたしは』でなかったとしたらどうだろう」
(ばきん・・・・・・と、ゆかのあたりからおとがきこえた。)
バキン・・・・・・と、床のあたりから音が聞こえた。
(いや、おそらくおれがそちらにいしきをしゅうちゅうしたから)
いや、おそらく俺がそちらに意識を集中したから
(そうおもわれただけなのかもしれない。)
そう思われただけなのかも知れない。